2013年3月31日日曜日

ニューヨークできりたんぽ




「きりたんぽ」というものの存在は、

アメリカにくるまで知らなかった。



きりたんぽはうまい。という記事は、

ネットでよく見かけるけれど

義理のお母さんのきりたんぽが、むちゃくちゃまずかった という友人や

ネットでレトルトを買ったけど大したことなかったよ という友人の話を聞いて

それほどの、期待を抱いてはいなかったし

もしかしたら、一生食べることのない食べ物だな

と、なんとなく思っていた。



去年の11月、従姉の家で鍋をやった時に

きりたんぽの話題が出て、

その後、他の友人の食べたきりたんぽの話が出て、

お正月用に作った「つちのこ餅」がきりたんぽに見えると

アメリカの友人に言われたりして、

なんとなく、きりたんぽの話題が増えたな

と思っていたら…



いきなり、その話題とはまったく関係ない友人からメールが来て

きりたんぽを食べに行かないかと言われた。



ロングアイランドにあるその和食のレストランは

おすし屋さんなので、きりたんぽはメニューにはないのだが

予約を入れれば、秋田出身のご主人が特別に作ってくださるのだという。



んなけで。



食べてきました、きりたんぽ。




IMAG2234



感想は、一口で言うと



「全然足りない。」



鶏と野菜の出汁の効いたスープのおいしさと、

もっちもちのきりたんぽと

たっぷり入ったお野菜が、何とも絶妙なコンビネーションで

あっという間に食べてしまって

こりゃ、2人前くらい、いやたぶん、3人前くらい

ぺろっといけるんじゃないか。

といううまうまさで

わざわざ1時間以上かけて、

電車で食べに行ったかいがあった。



お店で、

「実はあまり期待してなかったけれど

 のた打ち回るほどおいしい。」

と言ったら

「あ~、通信販売なんて全然ダメだし

 ご飯も新米じゃないとダメ。」

と、おかみさんに言われた。



次回行く時には、2人で4人前頼もうね。

と、約束した。










2013年3月22日金曜日

ろう細工なリンゴ。





中華スーパーで

不思議な果物を見つけた。



photo.JPG



さくらんぼを2個か3個集めたくらいの大きさで

つやつや具合が

ろう細工のように見える果物である。



どうやって、食べるかわからなかったけれど

とりあえず安かったので

お買い上げ。



レジで名前を聞いたら

レシートを見ろ。と言われる。



IMAG2247



レシートでは、英語名はKAMTAI

中国名は、台湾蓮霧

となっている。



結局、KAMTAI という物体は

何なのか謎のままであるが

蓮霧で調べたら

すぐに、ウィキペディアに出てきた。

どうやら、日本語では、ジャワフトモモ

英語では、Wax Apple (ロウ細工のリンゴ)とか言われるものらしい。



photo.JPG



残念ながら

まだ熟れる前だったようで

しゃきしゃきしていて

あまり味がなかった。



本当は、とても甘くておいしいらしいので

ちと残念。






2013年3月11日月曜日

ショーグン。





その昔。

学生時代に

「ショーグン」というあだ名がついている教授がいた。



なんだかすごくエライ先生で

肩書きもすごかったのだが…

穏やかな語り口で

威張った感じではなかったと思う。



そんな先生が何故

「ショーグン」と呼ばれていたかというと…



ぽかぽかと日のあたる大講堂で

昼過ぎにその先生の講義を聴いていると

その穏やかな声に

生徒は皆、とてもいい気持ちになり…



大講堂を埋め尽くした学生が

一斉に、こうべを垂れる

という現象が起こるからであった。



一度、遅刻して

大講堂の前の扉からこそこそ入って行ったら

そのあまりの見事さに感動し、つい

「皆のもの、おもてをあげぃ!!」

と、叫びたくなったのは内緒である。




IMAG2209

本当は寝ているだけかも?な福助さん

(中部国際空港にて)