2015年8月31日月曜日

ペルーの「はじけない」ポップコーン。





ペルーのトウモロコシで

カンチータ(Canchita)というトウモロコシがある。

(カンチャ(Cancha)とも言うらしい。)



これは、乾燥したトウモロコシを

ポップコーンのように炒って食べるのだけれど

ほとんどはじけないタイプで

カリカリした食感が、食べだしたら止まらない味。



というのを読んだので

早速買ってきた。




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YouTubeのお姉さんの指示にしたがって

炒めてみる。

ちょっとだけ弾けたが、

ポップコーンのようにはならず、

この通り。




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とても香ばしくて味は好きだし

最初の数個は大変に美味しかったのだが

なんとなくちょっと粉っぽくて

食べだしたら止まらなくなる前に

喉が大変に乾いてきた。



次に、横着な私は

普段電子レンジでポップコーンを作ることも多いので

普通のポップコーンの作り方通り

紙袋に入れて電子レンジにかけてみた。

これは、完全に粉々になってしまい大失敗。

やはり、多めの油で炒めるのがコツらしい。



と…



ここまで、日記を書いたのだが

なんだかオチがなく、つまらないので

1ヶ月くらい放ってあったのだが…



おとといオットが

ペルーのローストチキンが食べたいと言い出して

ペルー料理のお店に行き…

前菜にセビーチェ(ペルー風の魚介のマリネ)

を頼んだら…



なんと…




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セビーチェの上に、

私の大好きな生を調理したジャイアントコーン

カンチータが両方がのっかって登場。



私の炒め方が悪くて粉っぽかったのかと思ったが

レストランで出てきたカンチータも

やっぱり、中は粉っぽい食感である。



んが。



セビーチェと一緒なので

その粉っぽさがぜーんぜん気にならず

香ばしいコーンを、おいしーくいただけた。



つまり、何かにのっけたり

がぶがぶと何かを飲みながらだと

止まらないほどおいしいものなのだな

という結論に至った。





いとうれしきこと。





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降水確率が10%なのに

自分の庭の上にどんぴしゃり

雨雲が来た時。










2015年8月30日日曜日

ネコと郵便屋さん。





昨日、我が家に来る宅配の人について書いていて

ずいぶん前に来ていた

郵便屋さんのことを思いだした。



当時、私はステッタン島という

ニューヨーク市内の違う島で

少なくとも当時、築110年以上だった

一軒家に住んでいた。



その家には郵便受けというものはなくて

玄関のドアに郵便用の穴がついていて

郵便が配達されると

扉のすぐ後ろの床に郵便が落ちるようになっていた。



当時一緒に住んでいた我が家のネコ

非常にシャイで、お客様が大嫌いだったのだが

なぜか、我が家の地区を担当していた

女性の郵便屋さんのことは、大好きだった。



郵便のトラックのエンジンの音を覚えていて

その音がすると、一目散に玄関に向かって走っていって

郵便用の穴から、外をのぞいて待っていた。



郵便屋さんがやってくると

穴から前足を出して郵便を催促するのだが

郵便屋さんは、郵便物を出したりひっこめたりして

ネコをからかって遊んでいたらしい。



初めのうちは

ネコがそんなことをして郵便屋さんと遊んでいるなんて

これっぽっちも知らなかったのだが

速達を受け取ったときに、

「おたくのニャンコと遊ぶの好きよ。

 毎日やってるわ。」

と言われて、その事実を知った。



ただし、速達や荷物を受け取るときには

郵便屋さんがドアベルを鳴らすため

お客様嫌いのネコは

一目散にどこかに走っていって隠れてしまい

郵便屋さんと直接会うことはなかった。




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2015年8月29日土曜日

驚くべき記録。





我が家に荷物の配達にくる

UPSという会社のロニーさんと

郵便屋さんのコニーちゃんは

本当に気が利いて、気立ても良くて

気さくで、とっても良い人達である。



私の家と事務所は、かなり近所にあるのだが

平日は私が大抵どちらかにいるということを

2人ともちゃんと理解していて

どちらに荷物が届いても

必ず両方チェックした上で

私がどちらにもいなければ

管理人さんに預けてくれる。



先日、近所のSちゃんと、

いいかげんな荷物の配達人の愚痴を言ってたのだが…

配達の人が、みんなロニーさんや

コニーちゃんのような人だったら

いいのにねぇ…と言う話なった時に

「そうえいば、ロニーが

 ウォール・ストリート・ジャーナルに

 載ってたの知ってる?」

と、Sちゃんが言った。



会社に表彰されて

そのことが、去年のウォール・ストリート・ジャーナルに

動画と共に載っていたらしいのだ。



ロニーさんの表彰の理由は

47年間、無事故無違反の運転である。



それは、去年の話なので今年は48年。

48年である。



マンハッタンは、駐車が難しいことで有名である。

路上駐車をするのは、本当に本当に厄介である。

マンハッタンで荷物の配達を生業とするということは

駐車違反の王者になるというのと同義語である。

その上、ニューヨークは荒っぽい運転でも有名である。

無事故無違反というのは、殆ど有り得ない。



めんどくさいので市内では殆ど運転をしない

優等生の私でさえ、今までにマンハッタンで

数回の駐車違反切符をもらっているというのに(コラ)

(注:ここでは駐車違反は罰金のみで、減点の対象にはならない)

ロニーさんは、毎日毎日毎日毎日

48年間もの間、マンハッタンで運転・駐車しているというのに

それで、無事故無違反なんである。



素晴らしすぎる。



無事故無違反のためのゆっくり運転で

配達が遅れるなんてことはない。

「急いで慌てて、事故をしたり違反をしたら

 余計時間がかかるだけだからね。」

と、ロニーさんは言う。



そんな素晴らしい人が

自分の区域の担当の配達の人だというのは

何だかとっても嬉しい。



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関係ないけれど、UPS社の配達では

なぜか、みんなトラックのドアを開けたまま

運転しているのをよく見る。

シートベルトはしているけれど

ドアは開けっ放しである。



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駐車時もドアは開いたまま。

しょっちゅう乗り降りするから

めんどくさいのはわかるし

私物もおいてはいないからいいのだろうが

どうも落ち着かない。








2015年8月28日金曜日

もう一つのニューヨークのクッキー





少し前に、地元民用の

ニューヨークの黒白クッキーの話をした。



ニューヨークには、もう一つ

ニューヨーク生まれのクッキーがある。



このクッキーは、

正真正銘のニューヨーク生まれにも係わらず

「これぞ、ニューヨークのクッキーだ!」

とは、だーれも思っていない。



そのクッキーとは…



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ナビスコのオレオである。



オレオは、1912年

マンハッタンのチェルシー地区で生まれた。

当時そこには

ナショナル・ビスケット・カンパニーの工場があり

そこで、生まれたのだ。



ナショナル・ビスケット・カンパニーは

National Biscuit Company)

3つの言葉の最初を取って

後に、ナビスコという名前で知られるようになる。



工場はなくなってしまったけれど

建物はまだ健在

今は、チェルシーマーケットという

魚も野菜も肉も買えるけれど

観光客にも人気のマーケットになっていて

入り口付近のショーウィンドウに…



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ナショナルビスケットカンパニー時代の…




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いろいろな品が…



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飾ってある。




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黒白クッキーは、ローカルすぎて

そして

オレオは、全国的どころか世界的に有名すぎて

観光客の人々は

この2つがニューヨークを代表するクッキーだなんて

だーれも気づかない。



でも、この2つのクッキーは

両方とも白と黒。

つまり、ニューヨークの人々に

一番人気のある色(黒のモノトーン)である。









2015年8月26日水曜日

ちょっとした疑問。







先日トイレに入った。

いや、トイレなんて毎日入ってるけれど

まあ、とにかくとある公衆トイレに入った。



そうしたら

ドアに荷物をかけるフックがついていたんだが…



いや、荷物をかけるフックなんて

トイレにはつきものだから

珍しくはないのだが…



ぼけぼけの写真で申し訳ないのだけれど…

この ↓ ドアのフック… 上のフックはいいとして…


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ドアの一番下についているフックは



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何に使うんだろう?



***************



ところで、アメリカのトイレのドアは

下が少し開いているタイプのドアが多い。

特に、学校等のトイレは

このタイプが殆どである。



しっかり隠れたい日本の方々には

居心地が悪いかもしれないが

足が見えるので

ノックしなくても一目ですぐ

誰か入っているかわかり

便利なんである。



ところで、少し前の話になるが

日本に旅行に行った非日本人の知り合いが

日本のトイレはドアがぴっちり閉まっていて

誰か入ってるかがわかりにくいので

ドアの下に隙間をあけておけばいいのに。

と力説していた。



その知り合いには

「日本には腰掛けタイプだけじゃなくて

 しゃがむタイプのトイレもあるから

 ドアの下に隙間を空けておくとね…

 お尻が見えちゃうんだよ。」

と説明しておいた。



おまけ:過去のトイレシリーズ

  アイルランド編

  ニューヨーク編

  マサチューセッツ編

  日本編その1
 
  日本編その2




2015年8月25日火曜日

初めまして銀子です。






最近引っ越していらっしゃった、銀杏の銀子さんは

とても礼儀正しい。



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その昔、岡山で出会った(←クリック)を

思い出させる、礼儀正しさである。



******************



日本では5年に1回、国勢調査を行っているが

アメリカの国勢調査は10年に1回である。



ニューヨーク市では10年に1回

人間だけではなくて並木の国勢調査?も行っていて

今年は、その調査の年にあたるらしい。



目下、ボランティアさんが

巻尺等々を持って出動し

並木の種類やら本数、幹の直径等を記録中である。



10年前の並木国勢調査では

ニューヨーク市には

全部で592,130本の並木があったそうで

これは、そのまた10年前よりも

100,000本の増加だったそうだ。



ニューヨーク市には、20年ほど前から

外来種であるゴマダラカミキリがアジアからやってきて

本当に多くの木が死んでしまい

多くの並木が新しい木と入れ替わっているので

実際に新しく植えた本数は

100,000本よりずっと多いと思う。



今年の国勢調査の結果はどうなりますことやら。




2015年8月24日月曜日

徘徊癖。





最近、夜、外で 徘徊 運動している。



昼間の運動不足の日は

それを解消するために

夜、徘徊 運動するのである。



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私がニューヨークに引っ越してきたばかりの頃は

ボディーガードなしには夜遊びはできなかったので

夜ふらふらと一人ででかけても大丈夫だなんて

ずいぶん変わったものである。

(今でも、道をよく知らない方は

 夜遊びしないでください。)



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私が徘徊する道は

夏の夜は特に観光客だらけで

私のように 徘徊 運動している人もかなりいて

夜遅くなっても、とても賑やかである。



今日は、途中で寄った公園で

野外映画上映を行っていた。



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(バック・トゥー・ザ・フューチャーだった。)



その後デパートのショーウィンドウを冷やかしたり…



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薬屋さんのマネキンに

ぎょっとしたり…



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月がきれいだと思っては立ち止まり…



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(ホントは半月です)



エンパイアステートビルの色が

今日はお気に入りの色だなと思っては立ち止まり



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(カラーのライトアップをしていない日が好きだ)



ちっとも真面目にカロリーを消費せず…

このまま行ったらそのうち

徘徊老人だな、と思ったり…



そんなこんなな夏の夜なのであった。



2015年8月23日日曜日

元祖ピンクレモネードの作り方






先週。

友人の、そのまた知り合いの

とある歴史家の方の話を聞く機会があった。



とても蒸し暑い日で

その方のオフィスを訪ねたら

爽やかなピンクレモネードで

もてなしてくださった。



ピンクレモネードは

普通のレモネードに

クランベリーやら、ラズベリーやら

ストロベリー、グレープ等の

赤いベリーや、そのジュースを混ぜて作る。



我が家では最近は

庭のサンシュユで作ったフルーツソースを混ぜて

サンシュユ・レモネードならぬ

(Cornelian cherry lemonade)

ピンクレモネードを作っている。



市販のピンクレモネードでは

ただ、色がつけてあるものもよく見かけるけれど

本来のピンクレモネードというものは

レモネードに赤いフルーツを混ぜて作るものだ。



と、私は、ずっと思っていた。



んが。



どうやら、

昔からお祭りの屋台等で売っていた

ピンクレモネードは

どうも、ただ色だけピンクで

他のフルーツは混ぜてないものが多かったようである。



エアコンの効いた部屋で

ピンクレモネードを飲んで落ち着き

その歴史家の方から

いろいろと面白い話を伺ったのだが…



その話の中で

ピート・コンクリン(Pete Conklin)

という人物の話が出てきた。

彼は、19世紀の半ば、

(まだ日本が江戸時代だった頃に)

アメリカのサーカスで働いていた人物で

一説によると、

ピンクレモネードを発明した人物と言われている。



その説は、こうである。



ある日、サーカスがもう始まろうとしているのに

レモネードを作るための水が

なかったことがあったのだそうだ。



昔の移動サーカスなので、

その辺に水道はなかったんである。



水がない、どうしよう!と思ってうろうろしていたら

馬乗り曲芸をする女性が

赤いタイツを洗った後の水が

まだタライに残っているのを発見。



そのタライの赤い水を使ってレモネードを作って

「おいしいイチゴレモネード」

と称して売ったら…



爆発的に売れたらしい…。



…。



歴史家の方は、話を終えた後…



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テーブルの上にまだ少し残っていた

ピンクレモネードのピッチャーをみつめて

にっこりと微笑んだ。





◆ ピート・コンクリン流
  元祖ピンクレモネードの作り方


材料:
 レモン
 砂糖(好みで蜂蜜も可)
 赤いタイツまたは靴下
 水

作り方:
 1.赤いタイツをお湯で洗う
 2.タイツを取り除いた湯に砂糖を溶かしておく
 3.砂糖を溶かした湯を冷蔵庫でよく冷やしておく
 4.レモンを絞る
 5.レモン汁と赤い水を混ぜる



◆ たびさ流ピンクレモネードの作り方

材料:
 レモン汁
 サンシュユのフルーツソース
 (作り方はここ←参照)
 炭酸水

作り方:
 全部混ぜる




2015年8月22日土曜日

隠れけろしたん





知り合いの家で

バーベキューパーティがあったので

訪問したら…




玄関の前に…


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カエルの踏み絵が置いてあった。




2015年8月21日金曜日

黄桃クリームパイ。







農園の直売所で売っている

この季節だけのお楽しみの

黄桃クリームパイというものを食べた。



以前、そこの直売所の

桃のパイを買って、うまうまだったのを思い出し…

友人に久しぶりに連れていってもらったのだけれど

前のパイは、桃が焼いてあるバージョンだった。



今回食べたパイは、

クリームパイの上に

生の黄桃がてんこ盛り。



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作り方はマル秘らしいけれど

クリームは、たぶん生クリームとクリームチーズの味。



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クリームと、黄桃の酸味が

絶妙な組み合わせの

幸せの味。



ごちそうさまでした。



げふ。






2015年8月20日木曜日

みにみに収穫。






今年植えたトマトは

なんだか、みにみになトマトだった。



季節が進み、株が疲れてきたら

もともと小さめのサイズが

もっともっとちびちゃくなってきた。



あまりにも小さいので

サラダに入れてもトマトと思われず、

オットに

「これはなんですか?」

と、聞かれた。



英語では、プチトマトのことを

チェリートマトと言うけれど

これは、チェリーよりも小さいので

カラント(すぐり)トマトと呼びたい大きさである。




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今回は例の苦いナスも、みにみに状態で収穫したので

まだ、雄しべ付き。



ナスの花が咲いてからは、水を切らさなかったし

カルシウムも、他の栄養もばっちり。

このくらい小さければおいしいに違いない。



ということで、

私の好きな小ナスの食べ方、

小ナスを茶筅にして

ごま油で炒めて

すりごまとネギを醤油で混ぜたものをかけて

食べてみた。





いただきます…




ぱくり。






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にっがーーーーーーー。





2015年8月19日水曜日

まふぃんとっぷ。






ここ5、6年のことだと思うけれど

最近アメリカで

ジーンズ等を履いた時に

ウェストの上の部分からはみ出してくる

お腹の贅肉のことを

「マフィントップ(Muffin Top)」と

呼ぶようになった。



マフィンを焼くと

上の部分が膨らんで

カップからはみ出してくるが

そのイメージである。



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ちょっと前までは、

同じ贅肉のことを

ラブハンドルズ(Love Handles)と

呼んでいたのに

最近は、どの女性雑誌を見ても

マフィントップと呼んでいる。



先日、雑貨屋さんを冷やかしていたら

ジーンズのお尻の形の

マフィンカップまで売られていた。




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こんなカップでマフィンを焼いたら

おいしく食べられないぢゃないか。



ということで…



ここ数日、食べ放題に食べていて

マフィントップ警報が出ているので

ちょっと走ってきまふ…。










たかが10年、されど10年。





なんだかぼーっとしてたら…



本日、8月19日で…



細々とブログを書き始めてから…



しなーっと10年経っていた。




◆おまけ: 10年前の本日の記事

その1   

その2




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10年の記念に植えてみたラベンダーさん。






2015年8月18日火曜日

ニューヨークのガンジス川





2年ほど前の8月の中旬に

野鳥を見に、ニューヨーク市のはずれまで

遊びに行ったことがある。



朝早くに、野生動物の保護区の駐車場に車を停め

色々な野鳥を眺めてから

日も昇り、暑くなってきたので

帰ろうということになり

駐車場に戻ったら、

車で満杯になっていた。



保護区の中では、

それほど人には会わなかったし

大量に人が押し寄せるようなものは何もないので

なんだろうと思っていたら

駐車場ですれ違う人は

全員インド系のようである。



駐車場は、川のようになっている入り江の前にあり

人々は皆、その入り江の砂浜に行っているようだった。



何故そんなに混みあっているのか

砂浜に何があるのかと思い

駐車場の端っこに行って観察すると…




人々は、水の中に入っていき

ろうそくと、花やフルーツがのっかった

籠のような、皿のようなものを、流していた。

服のまま沐浴をしている人もいる。

水を持ち帰ってきている人々もいる。



ニューヨーク市内には、

インド系の人々もかなりたくさん住んでいる。

若手の多くは、IT企業等につとめ

成功している人も多いけれど

かなりの人数の人々は

アメリカに来ても、サリー等の民族衣装を

日常的にずっとまとっていて、

インド式のライフスタイルをしっかりと守っている。

これも、何かインドの大切な習慣に違いない。



入り江に何かを流している人々を見て

オットと私は、こそこそと2人で話し合った。

「ニューヨークのガンジス川みたいだね。」

「これはオボンですか?」

「灯篭流しみたいだね。」



インドの故郷の川で灯篭流しをするように

彼らは、ニューヨークに移り住んでも

自分達の聖なる川(入り江)を見つけて

灯篭流しをしているのだ。



そこは、厳密には川ではなくて

流しても、河口に流れていくというよりは

岸に打ち寄せられるので

浜には、お供え物やら花やらが

カラフルにちらばっていた。



Untitled (2013-08-18 14:36:47)




後日、インド人の知り合いに

何か特別な日だったのかと聞いたら

その日は、ジャンマシュタミと言って

ヒンドゥー教の神様の一人、

クリシュナのお誕生日を祝う日だったので

特に混んでいたのかもしれない

とのことだった。




2015年8月17日月曜日

本年度の大失敗。









ほぼ毎年、ナスを植えている。



植えるナスは、大抵

日本っぽいナス

イタリア系の小さなナスという

小ぶりのナス植えるのだけれど



今年は、たまたまガーデンセンターに行った時に

どちらもなかったので

リトル・フィンガーズという種類を買ってきた。

ちびちゃい指という名前が、小さそうなので

買ってきたんである。



いつもだったら

新しい種類の植物を植えたら

ネットで色々調べるのに

今年は、なーんにも調べずに

ふっつーに育てて

ちょっと小ぶりの日本のナスくらいの

大きさになった時に収穫した。




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そうしたら、硬くて苦いんである。

ナスは、肥料食いなので

肥料が足りなかったかなーっと

肥料をやったり、色々してみたが

できるナス、できるナス、ぜーんぶ…



苦い。苦い、苦ーーーいんである。 



日系やイタリア系の小ぶりのナスは、

たまに天候やら状況で苦くなることはあったけれど

収穫したものが全部苦いということはなかった。



やっと重い腰を上げて

リトル・フィンガーズを検索してみたら

日本の小ぶりのナスの大きさではなく

みんな、本当に

ちびちゃい指の大きさで収穫していた。

収穫が遅すぎたのかもしれない。



切り戻しをしたので

最近しばらく収穫できなかったけれど

最近、花がわんさか咲いてきたので

次回は、ちびちゃい指の大きさで、

収穫してみようと思う。



っていうか。



やっぱりナスは、

育てやすい日系かイタリア系にしようと

誓ったのであった。









2015年8月16日日曜日

真夏の収穫。




我が家には

赤と真紅とオレンジと白

ラズベリーが植えてある。




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白いラズベリーの収穫は、

もともと

他の色に比べて遅めだったけれど

なんだか今年は、特に遅くて

真夏。

忘れた頃にやっと熟した。



あまあま〜。









2015年8月15日土曜日

溶けないハルミさん。





ハルミ(Halloumi)という名前のチーズが好きである。

もともとは、キプロスのチーズで

山羊や、羊、牛のミルクで作ったチーズで

ニューヨークでは、

大きなチーズ店の他

ギリシャ系のお店で売っている。



熱しても溶けないので

串刺しにして焼いたり

フライパンで焼いたりして食べる。


味は、モツァレラチーズのような

癖のない味で

噛むと、きゅっきゅっとした食感。

(↑ 意味不明)



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塩辛いチーズなので

料理する前に水かミルクで塩抜きをして

その後、フライパンで焦げ目をつけて

シソを巻いて食べると、

それはそれはうまうま。

梅肉とシソの組み合わせもうまうまー。







2015年8月14日金曜日

ニューヨーク名物の黒白クッキー





ニューヨーク市の名物と言われているのに

今まで避けて通ってきたものがある。

避けてきたというより、

興味がなかったというべきか。



それは、

ブラック・アンド・ホワイトクッキーと呼ばれる

巨大なクッキーだ。

(日本語では白黒だけれど、英語では黒白である)



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その歴史は100年以上前にさかのぼるようで

ニューヨーク市内や近郊の

デリやらベーカリー等の個人商店で

大抵ばら売りをしていて

ニューヨーク出身の人なら誰でも知っている。

スーパーで売っていることもあるけれど

大手の製菓会社は出していないし

お土産として売っているわけでもない

地元民のためのとてもローカルなクッキーである。



上の写真では、比較のために10円玉を置いてみたけれど

このくらい巨大なサイズが普通の大きさで

いわゆる普通のクッキーの大きさのものはミニと呼ばれる。



私がこれまで食べなかったのは、

別にこれと言って理由もない。

その存在は、引っ越してきた当初から知っていたのだが

なんとなく、横目で見ながら素通りをしてきたのだった。



先日、見かけたときに、そういえば食べたことないなと思い

オットに、あれ食べたことないんだよね。

と、ケースの中のクッキーを指差して言ったら、

「私もありません。」と言っていたのだが

(オットはニューヨークの出身ではない)

おととい突然、オットが会社帰りに買ってきた。



このお菓子のことが大好きな友人から、

「クッキーと言っても、生地が硬くはない」と聞いてたので

普通のクッキーの味は想像していなかったが…



一口かじってみて、

「この生地は、食べたことあるな。」と思った。



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よくよく思い出してみると、日本の甘食の味である。

甘食なんてもう、たぶん100年くらい食べてなくて

今のニッポンで普通に売ってるのかどうかもわからないけれど

とにかく、あの懐かしい甘食の味だ。



その上にバニラのアイシングと

チョコ味のアイシングがかけてある

素朴なお菓子である。



お店によって、少しずつアイシングや

クッキーの生地が違うようで

それぞれの店に根強いファンがいるようである。



私が食べたものは、生地の甘さは控えめで

悪くなかったのだが、

何しろ巨大なので、すぐに挫折。

オットは、自分で買ってきたくせに

「私は、アイシングのかかってるクッキーの人ではありません。」

と、拒否。



ということで、

今たびさ家にいらっしゃった方は

もれなく、食べかけの黒白クッキーを差し上げます。 



なお、この手のお菓子は

デリ等によっては、棚に置きっ放しで

古くなっているものもあるので

ニューヨーク訪問の折に試してみたい方は、

信頼のおけるお店

おいしいものを買ってください。





2015年8月12日水曜日

サンシュユの実をおいしくいただく方法。





我が家の庭のサンシュユの木。

木が大きくなってきたので

だんだん、実が大量になるようになってきた。



毎日、毎日、それはそれはたくさんの実が

降ってきて、掃除が大変なんである。




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右側に写っているのはフキ。全然大きくなりません。怒


サンシュユの実は、漢方にはするけれど

どうもおいしくないらしいと

日本語のネットには書いてある。



実際に、鳥も食べないし

アリも寄り付かないし

ネズミも食べない

リスは、種の中身しか食べない



滋養強壮だの老化だのに良いらしく

漢方薬のサイトには

種を取って干して、煎じて飲むと良いとか、

サンシュユ酒等の作り方等が、書いてあるけれど

作ったとしても

たぶんそんなものは飲まないのは目に見えている。



ということで、毎年

腐らせるだけだったのだけれど…

今年は、ふと思いついて

サンシュユではなくて、英語の名前、

Cornelian Cherries(コーネリアン・チェリー)

で、検索したら… 目からウロコ。



出てくる、出てくる。レシピがわんさか。

いろいろな国の人々が

色々な方法で

ジャムやらシロップやらを手作りしているし

市販されている製品まででてきた。



どうも、東ヨーロッパや中東で

広く食べられているらしい。



ということで、

いくつものサイトを眺めてみたあげく

色々なレシピのいいとこ取りをして

フルーツソースのようなものを

作ってみることにした。



作ってみたはいいものの

ちゃぶ台をひっくり返すほどマズかった…

なーんてことになると、後悔しそうなので

とりあえず、かなり少ない分量で実験。



実をひたひたの水で煮込んで柔らかくなったら裏ごし。

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目が細いざるで裏ごしをしたので

途中でイヤになり…

目の粗いざるに変更。



こしたものを

鍋に戻して砂糖とレモンを入れて煮つめて…

フルーツソースのできあがり。




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味見をしてみると…

おー。いける。なかなかいけますぞ。

さっぱりしたベリーの味。

(説明になっていない ↑)

クランベリーとサワーチェリーの中間のような味。

(↑ 日本のみなさんにはわかりにくい説明。)



ここで終わってもいいけれど

中東方面の方々お勧めのレシピには

カルダモンとローズウォーターが入ってるので

煮つめたサンシュユを半分にわけて

中東バージョンも作ってみる。



カルダモンとローズウォーターを少々入れてみると、

とたんにエキゾチックな雰囲気になったので

これは、ジャムとして使うよりも

飲み物に良さそうだ… と

炭酸で割って、サンシュユ・ソーダにしたら

おお、これはうまうまーー。

さわやかな夏の飲み物のできあがり。



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実験大成功の巻。

甘めに作って、ジャムとして使ったり

酸っぱめに作って、アイスクリームにかけたり

色々楽しめそうである。




サンシュユのフルーツソースの作り方

材料:
 サンシュユの実(枝からぽろっと落ちるほど熟したもの) 
 水
 レモン汁 
 砂糖(はちみつやアガベシロップも可)
 ローズウォーター(あれば)
 カルダモン・パウダー(あれば)

1.サンシュユの実をよく洗う
2.ひたひたの水に入れて柔らかくなるまで煮る
3.つぶして種を除く、または裏ごしをする
4.鍋に戻し、裏ごししたものの半量の砂糖を加える
  (砂糖の分量は煮詰めることを考慮。)
5.レモン汁を少々いれて煮詰める。
6.煮沸した瓶に入れて保管。

(好みで、5の段階で
 カルダモンパウダーとローズウォーターを
 少々加えてもよい。)




2015年8月11日火曜日

お箸。





ちょっと前に、香港人のSちゃんと

私と、ニューヨーク生まれのBさんと3人で

中華料理を食べに行った。



Sちゃんと私が、 チャーハンをスプーンで食べていたら

Bさんが、

「2人とも、アメリカ化されちゃってるのね。」

と言う。



なんのこっちゃと思ったら

中華料理だというのに

2人とも箸ではなくて、スプーンを使っているので

正式な食べ方ではないと思ったらしい。



「チャーハンは、ばらばらになるから

 日本でも中国でもスプーンで食べるよ。」

と言ったら、びっくりしている。

Bさんは、

中国人も日本人も、

子供の時から箸の使い方を訓練しているので

なんでも箸だけで食べるのだと思っていたそうだ。



スプーンで食べるのがお作法だと知ったら

Bさんはホッとして

これでチャーハンを食べられるわ。

と言っていた。

今まで、お箸で食べるのが難しいものは

避けていたのだそうだ。



最近、アメリカ生まれのFさんと

韓国系のKちゃんと、3人で韓国料理を食べに行った時に

Kちゃんと私がビビンバをスプーンで食べていたら

Fさんが、

「遠慮しないでお箸で食べていいんだよ。」

と、私たちに言った。

「お箸では、ビビンバのご飯は食べられない。」

と、説明したら

「韓国にもスプーンがあるのか。」

なんて言っていた。





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2015年8月10日月曜日

野生の王国マンハッタン。





今朝の新聞

マンハッタンに出没するスカンクの記事が載っていた。



私は個人的にスカンクを

マンハッタン島内で目撃したことはないけれど

5年程前から

マンハッタンの北の端で増えてきているそうだ。

スカンクは、びっくりさせると

有名な、あの臭いを出すので

扱いが本当に厄介である。



コヨーテといい、

天敵がいないので、

野生動物が都会に戻ってきているらしいと

新聞には書いてあるけれど

やっぱり、都会は住みにくそうなのに

あえて戻ってきているのは何故だろう

と、友人に問いかけたら

「食べ物がおいしいからじゃない?」

と言われた。



そういえば、近所の公園のリスは

数年前までは

マクドナルドのポテトとか

スナック菓子とか

ジャンクフードを食べていたというのに

今は、グルメなハンバーガーとか

イタリアのジェラートとか

そんなものを食べている。



なんと、贅沢な。





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グルメなりすさん。



2015年8月9日日曜日

タロイモの葉を食べてみた。





ちょっと前の話だが

フィリピン料理の店で

タロイモの葉っぱを食べてみた。

タガログ語ではタロイモはガビと呼ぶのだが

その葉っぱである。




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ココナツミルクと干物とガーリックが入っていて

大層辛いがなかなかおいしい。

でも、スパイスが効いているので

素材自体の味がどんなものなのかは不明。



アメリカでは、新鮮なものは手に入りにくいので

干したもの缶詰が売られているそうだ。



その昔、高知を訪ねた時に

リュウキュウというハスイモ茎を食べたことがあるので

それを少し想像していたが

あまりにも料理法が違いすぎて

比較にならなかった。



下の写真の、寿司の上にのっている右側の緑色の物体が

リュウキュウと呼ばれるハスイモの茎である。



リュウキュウ



日本のリュウキュウは、

しゃきしゃきとして、ちょっと酢味にしてあった。






2015年8月8日土曜日

線香花火





メトロポリタン・オペラハウスの…





シャンデリアは…






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線香花火のようだ、と思う。



子供の時に、いろいろな花火で遊んだけれど

一番好きなのは

やっぱり線香花火だった。



ニューヨーク市では

個人用の花火は違法なので

売ってもいないし

最後に花火で遊んだのは

100年くらい前のような気がする。




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2015年8月7日金曜日

石ころ。







先月、とても蒸し暑い日に

田舎の美術館に遊びに行った。



美術館で見たものは

元々、私が見たかったものなので

もちろん、とてもよかったけれど…



美術館の前にあった

コンクリートのベンチの上においてあった

石が可愛かった。





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美術館から出てきたときには

跡形もなく、なくなっていたのだけれど。









2015年8月6日木曜日

出前。






昨日、夕飯のお買い物をしていたら

150キロくらい離れたところにいる

クライアントから

携帯にメッセージが届いて



「サーモンの巻き寿司と

 味噌汁もお願い。」

と書いてあった。



寿司の出前の仕事はやっていないけれど

クライアントに頼まれたら

断れないタチである。



ちょうどそのお店に売っていた

寿司の写真を撮って…


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「毎度たびさ寿司です。

 サーモンは売り切れのようですが

 マグロとアボカドの巻き寿司でもいいですか?」



と、いう返事を送っておいた。



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Eメールと電話だけの時代には

間違えて電話しちゃったとか

間違えてメールしちゃったという事件はあったけれど

前置きなしに

「サーモンの巻き寿司1人前!」

と言われるなんていう、唐突な間違いは少なかった。



スマホになってから

小さな画面や

自動スペル修正機能のせいで

とんでもなく笑える間違いが起こる確率が

恐ろしく増えたと思う。



例えば

「遅れまーす」 というメッセージへの返事に

「本屋で時間つぶしてる(killing time)から大丈夫。」

と書くつもりが

「本屋でトムを殺してる(killing Tom)から大丈夫。」

になっていたり。



メラニーへ と書いたつもりが

メラミンへ、 とか メルトダウンへ、

になっていたり。



「ハニー、今から帰るよ!」

ただの知り合いから言われたり。



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ちなみに、件のクライアントからは

「ははははーーーー

 ごめんなさーーーい。

 娘と間違えました。」

という返事がきた。

彼女には

私の名前と一文字違いのお嬢さんがいるらしい。