2013年12月20日金曜日

フォーチュンクッキー





昨日の夕食は

近所の中華料理屋さんに行った。

食べた後には

例によってフォーチュンクッキーがもらえるのだが

昨日の運勢は…



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「誰かがカラオケパーティに招待してくれるでしょう。」

という、いつものように

的の外れた運勢だった。



どちらかというと私はカラオケが苦手であり

親しい友達にもカラオケに行こう!

と言う人がいないので

これは、大はずれだねーっといいつつ

とりあえず、意味もなく写真だけ撮って家に帰った。



今朝。



近所のSちゃんが、今日の午後から旅に出てしまい

1月の中旬までは帰ってこないというので

出発前に朝ご飯を一緒に食べようということになり

ダッチアップルパンケーキを焼いて持っていった。



朝ご飯には、SちゃんのボーイフレンドのK君も来ていて

3人で、パンケーキを頬張りながら

いつものようにたわいのない話をしていたのだが…

別れ際になって、急にK君が言った。

「ねえ、Bのことを覚えている?」

Bは、K君のよい友人で10月に亡くなった人である。

私は、それほど親しいわけではなかったのだが

話にはよく聞いていたし、顔は知っていた。



「1月にBのお別れ会を開くんだけど

 たびさにも来て欲しいんだけどな。」

と、K君が言う。



「辛気くさいお別れ会じゃなくてね

 Bの人生を祝うような

 楽しい会にするつもりだから

 人数は多い方がいいんだ。」



別に断る理由もなかったので

「いいわよー。どこでやるの?」

と聞いた。



場所は、Bが好きだったという

近所のカラオケ屋だった。



2013年12月3日火曜日

共通語。





韓国語を習い始めて数週間たった。

恐ろしいスパルタのクラスなので

すでに出てきた言葉は数百個を超え

ひーひー言いながら、クラスに出ている。



韓国語と日本語は近いので

なーんとなく似ている発音の言葉がたくさんある。

クラスメートには、北京語ができる人と

台湾語ができる人がいるのだが

彼らも「この発音は似ている」というものがあるらしい。



もちろん、同じ漢字を使っているのに

全然違う意味だったり、

同じ発音に聞こえるのに、違う言葉だったり

微妙にずれていたり、色々ある。

私とその2人は、同じだったり違ったりするたびに

これは、北京語では、台湾語では、日本語では

と情報交換をして楽しんでいて

先生も、これは日本語で同じでしょうとか、

これは中国語と同じでしょうとか教えてくれる。



先週、一人の生徒がある単語を発音しようとして

間違った発音をした。

すると先生が、笑い出して

変な意味の言葉になってしまってますよ。という。

そして、私たち3人の方を向いて

この言葉を知っているでしょう。

これは、中国語と韓国語と日本語すべてで

同じ発音ですよ、と言った。




2009_09_toiletB



中国語でも、韓国語でも、日本語でも

お母さんが子供におしっこをさせる時には

しーしー と言うらしい。












2013年12月2日月曜日

感謝祭前夜のできごと。





4年ほど前まで

Aさん夫婦、Cちゃん夫婦、そして私達夫婦と

よく夫婦3組で集まって

食べ歩きをしていた。



けれども4年前にCちゃん夫婦はロンドンに引越し

Aさん夫婦も1年半前にミシガン州に引っ越してしまい

たまに、どちらもニューヨークへ帰ってくるものの

3組で集まる事はなくなってしまった。



1ヶ月前、Cちゃん夫婦がニューヨークへ

完全に戻ってきた。

Aさん夫婦はまだミシガンに住んでいるけれど

感謝祭で、ニューヨークを訪れるので

この機会を逃すわけにはいかないと

久々に3組で会う計画をたてた。

感謝祭の前日に、Aさん夫婦が

空港からレストランへ直行するという計画である。



感謝祭の2日前。



天気予報は、すごい嵐であった。

「明日、飛行機が飛ぶかどうかわからないよ。」

と言うAさんのメールにヤキモキする

Cちゃん夫婦と私達。

当日になっても

「飛行機が遅れています。」

というメールばかりが届き

どきどきする私達。

来れなかったら4人で食べるしかないね

と話していたのだが…



夕飯の予約に間に合うギリギリの時間に

やっと飛行機が飛びたったメールをもらい…

ニューヨークの空港に着きましたメールをもらって

小躍りをした直後のことである。



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Cちゃん夫婦からメールがあり

息子が怪我をしたので救急病院に行きますメールが届いた。



病院へ行くような怪我だったら

のほほんとベビーシッターに預けて

レストランへ来るなんてことはできないだろう。

ということで、Cちゃん夫婦の脱落が確定。



けれどもAさん夫婦はやってくるので

私達はレストランへ向かう。

んが。

予定の時間になっても、Aさん夫婦は現れなかった。



携帯で「今どこにいるの?」

とメールをしたら

入れ違いに全く同じ文面の「今どこにいるの?」

というメールが届いた。



どうやら、似たような名前の

全然違うレストランに行ってしまったらしい。



ということで約束の時間の30分後、

Aさん夫婦がレストランに到着し…

どたばたの末に4人で夕食をとったのであった。



携帯のない時代だったら

まったくどうなっていたことやら。










2013年11月16日土曜日

今頃になって発見した事実。





学生時代、

クラスメートに韓国人がたくさんいた。

その韓国人の1人に

私は「ケグリ」というあだ名をつけられていた。



なんでも、ケグリというのは

韓国語でカエルのことなのだそうだが

韓国にカエルのアニメがあって

それに私が似ているということだった。



私は、小学生の時にもクラスメートに

薬局の前においてあるカエルに似ていると言われ

ケロちゃんとか呼ばれていたので

ケグリと呼ばれた時にもあまり気にしていなかった。



そのクラスメートは、私に

「私はカエルである」という韓国語を教え

それを、言ってみろ。とうるさかったので

その文は、未だに覚えていた。



先週の韓国語の授業で

「私は○○です。」という文を習ったのだが

私が覚えていたその「私はカエルである」

という文とは、随分違っていたので

先生に、質問してみたら…

それは、「私はカエルです。」というよりも…



10年前に日本で買ったお気に入りのぱんつ干し♪




「わたくしは、カエルでございます。」

という、丁寧な言い方であった。



会話のクラスの隣に座っている女性が

そのクラスメートったら、意地悪ねーっと言ったら

反対側に隣に座っている男性が

でも、少なくとも丁寧な言い方でヨカッタね。

と言った。



そういう問題だろうか。


2013年11月14日木曜日

最近のうっかりな出来事。




なんだか、あっという間に11月ももう半ば。



最近仕事が忙しすぎて

同じ事の繰り返しに飽きてきたので

以前と同じ過ちを犯して

うっかりと… ものの弾みで



韓国語会話のクラスに登録してしまった。



韓国人経営のお店がたくさんあるので

もうかれこれ20年くらい

少なくとも毎週3、4回

下手すると毎日

ネィティブの韓国語を耳にする環境にいるというのに

「聞くだけでぺらぺらになる!」

みたいなことには、まーったくなく、

話しかけられても、ちんぷんかんぷんだし、

ハングルの文字を見るたびに

恐怖でストレスを感じるので

ちょっと習ってみようと思ったんである。



何も知らないまったくの初心者のクラスに

登録したはずだったのだが

出て見たら、クラスの半分が

親が韓国人なので6歳くらいまでは

ぺらぺら韓国語を話していたという韓国系アメリカ人で

残りの半分くらいが、韓国人を配偶者に持つ人、

そして、何故かうっかり登録してしまった私という構成。



よく、日本では「語学は3歳までが勝負!」とか

「3歳までに発音さえ身に付ければ一生もの!」とか

言われるけれど、

そんなことはぜーんぜんないようである。



親がしょっちゅう使う言葉、つまり

「早くしなさい。」とか「わかった?」とか「もしもし?」とか

日常食べている食べ物の名前くらいは、もちろん言えるのだが

先生に「発音が違いますよ!」とか

「単語の区切りは、そこじゃありません。」とか

突っ込まれているところを見ると

発音がしっかり身に付いているわけでも

文法がわかっているわけでもなさそうで。



つまり、私のように20年間、聞き流し続けようが

彼らのように6歳までぺらぺら話していようが

使っていなければ

語学というもののは

まーーーったく上達しないのだな。

と言う証明のようなクラスなのであった。



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韓国語で、ちゃんぽんは、ちゃんぽん













2013年10月17日木曜日

ケープ・グースベリー






先日、デザートのお店に行ったら…

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ケープ・グースベリーが出てきた。

日本で「食用ほおずき」と呼ばれているものと

同じだろうか。



似たような種類の食べ物で、野菜の部類に入る

トマティーヨ(←クリック)と呼ばれるものは

メキシコ料理を作る時によく使うので

おなじみだったのだけれど、

果物のケープ・グースベリーは

甘さが控えめで、

なんとなく中途半端な味がするような気がして

自分で率先して買ったことはなかった。



このデザートのお店では

ケープ・グースベリーに

少しだけお砂糖がまぶしてあって

さっぱりした味が引き立ち

とてもおいしかった。




2013年10月16日水曜日

朝からイワシ。






7月に、フィリピンレストランに

朝ごはんを食べに行った話を書いた。



相変わらず、灯台下暗しで

比較的近所にあるケーキ屋さんが

(怪獣ケーキ屋さんではありません。)

実は、フィリピン系のケーキ屋さんで

そこでも、フィリピンの朝ごはんが食べられる

ということを発見したので

早速食べに行ってきた。



パン・デ・サル(塩パン)という名前の

フィリピンの朝食用のパンで作った

サンドイッチの朝ごはんである。

(塩パンという名前だけれど、

 このお店のものはそれほど塩辛くなかった。)




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中身は、コーンビーフ、チキン、スパム、

それからイワシの中から選ぶのだが

イワシ好きな私は、もちろんイワシ。

生のイワシを調理したものではなくて、

オイルサーディンを味付けしたものだったけれど

これが、なかなかうまうま。



オイルサーディンだから、

家で簡単に真似できちゃうではないか。



Masarap na almusal!

(タガログ語で、おいしい朝ごはん。)










2013年10月14日月曜日

お財布の縁。(最終回)





これまでのお話

その1

その2

その3

その4




カリフォルニアには、知り合いは誰もいなかった。



若い2人は、悩んだ末

船の中で仲良くなったアメリカ人夫婦を頼って

ワシントンDCへ行く事にした。

何か困った事があったらいらっしゃいと

住所をもらっていたのである。



青年はなけなしの金をはたいて

アメリカ大陸を横断する汽車の切符を買った。



ワシントンDCでは、

突然訪ねたにもかかわらず

アメリカ人夫婦が

非常に快く迎えてくれた。



それだけではなく、

自分達の知り合いに職がないか

聞いて回ってくれ

ワシントンDCのとある大使館で

彼は執事として

彼女は、大使婦人のお針子として

住み込みの職を得たのである。



やがて戦争が終わった。



その頃、風の便りに

青年の父親がニューヨークにいる

といううわさが伝わってきた。



2人は、大使が自国へ帰るのを期に

ニューヨークへ移って

青年の父親と再会したのである。



父親がヨーロッパから持ってきた資金を使い

彼らは、小さな貿易会社を

怪獣ケーキの店の近所に構えた。




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当時は怪獣ケーキはなかったと思うが、実は老舗なお店である。



ミセス・チェンは3人の子供に恵まれ

その後、穏やかで幸せな人生を

送ったのだった。



お財布が、どんぶらこっこすっこっこと

川を流れてこなかったら

ミセス・チェンは、ご主人と結婚することはなく…

私も、ミセス・チェンと

怪獣ケーキ屋さんの前で

立ち話をすることもなかっただろう。



縁は異なもの。である。






2013年10月13日日曜日

お財布の縁 (その4)




これまでのお話

その1

その2

その3




日が暮れて移民局の戸が閉まっても

彼女の姿はなかった。



守衛に聞いても、明日また来いと言うばかりである。

青年は、移民局の前で1夜を明かし

開局と共に、係員に聞いてみたのが、

ただただ、門前払いされるだけであった。



頼み込んでも何をしても、

移民局の対応は、ただただ素っ気なく

彼女が中にいるのかどうかさえわからなかった。



命を賭けて、混沌とした中国から連れ出した彼女と

自由の国であるはずのアメリカで

離れ離れになってしまい、

青年は気も狂わんばかりだった。



彼は、手当たり次第に助けを求め

最終的に、弁護士の力を借りて

1ヶ月後にやっと

移民局の拘置所に入れられていた彼女を

助け出すことができたのである。



彼女が何故移民局で足止めされたのか

今となっては、誰にもわからない。



のどかな故郷で、

何不自由なく育った彼女にとって

許婚が外国にいる間の

戦争勃発の不安、

その後、中国を脱出する際に目撃した

焼けただれた町や、戦闘、

道端に転がる犠牲者の姿

そして、気の遠くなるほどの船旅の後

言葉のわからない見知らぬ国での突然の拘留は

どんなに恐ろしい経験であったことだろう。



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とりあえず、再会を果たした2人であったけれど

青年がヨーロッパから持ち帰った資金は

残りわずかしか残っていなかった。




つづく


2013年10月11日金曜日

お財布の縁 (その3)





これまでのお話は こちら↓

その1

その2




青年が目にした新聞記事というのは、

日本軍による中国への侵攻が

本格化してきているというニュースだった。



自分がヨーロッパで楽しい生活を送っている間に

自分の故郷が外国に侵略されつつある。

大切な許婚を放ったまま

自分がぬくぬくと良い生活を送っているわけにはいかない。



ヨーロッパの状況も、日に日に変わりつつあった。

将来的にヨーロッパが安全かどうかもわからなかった。

青年は父親とアメリカで落ち合うことを約束し

すぐさま荷物をまとめ、中国に向かった。



久々に帰った中国は混沌としていた。

すでに多くの街は日本の占領下にあり

生々しい戦争の傷跡が

至る所にみられた。



彼は、すぐに許婚の住む村に飛んでいき

彼女を連れて、南京に向かった。

国を脱出するためには

パスポートとビザを手に入れなければならない。



必要な書類をそろえると

やっとの思いでアメリカ行きの船に乗り込んだ。

港は、日本軍の占領下にあり

中国人は簡単に外に出る事を許されていなかったが

どうにか外貨とコネを使って潜り込んだのである。



それは、南京が日本軍の手に落ちる

数週間前のことであった。

日本軍の占領後

中国政府もアメリカ大使館も機能を失った。

あと数週間遅かったら

道はすべて閉ざされていただろう。

命も危なかったに違いない。



そして、彼らはアメリカ西海岸へと向かったのだった。



ミセス・チェンは、当時、英語を一言も話さなかった。

移民局では、1人1人別々に審査されることになっていた。

青年は、不安がる彼女に必要な書類を渡し

こう言った。



「この書類さえ持っていたら大丈夫。

 入国手続が終わったら、外の門のところで待っているよ。」



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お話とは関係ないニューヨークの旧移民局の図



入国手続きの終わった青年が外に出ると

ミセス・チェンの姿はそこにはなかった。

日がとっぷりと暮れてしまっても、

彼女は、姿を現さなかったのである。



つづく








2013年10月10日木曜日

お財布の縁 (その2)





これまでのお話はこちら



そうして、ミセス・チェンのお父さんと

お財布の持ち主は

時々、山を越えてお互いを訪ね

家族ぐるみでの友情を深めていった。



時には、少年が

一人で山を越え、訪ねてくる事もあった。



ミセス・チェンが14、5歳のころだったか

一人でやってきた少年が

ミセス・チェンに言った。

『僕は、父親と一緒にヨーロッパに行って

 一旗挙げてくる。

 必ず君を迎えにくるから

 どうか待っていてください。』



そうやって、ヨーロッパに旅立っていった彼は

彼女に何通もの手紙を送り続け…



彼女は、見知らぬ異国に

思いを馳せながら、

いつか帰ってくる許婚を信じて

青春時代を過ごしたのであった。



時は流れ、1937年。



ヨーロッパで、事業に成功していた青年は

許婚に手紙は書いていたものの

ビジネスがあまりにも面白くて

しばらく中国に帰る気はなかった。



しかし、そんなある日。

街角で売られていた新聞で

衝撃的なニュースを目にすることになるのである。



つづく



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写真とストーリーは関係ありません。




2013年10月9日水曜日

お財布の縁。





落し物の日記を書いていて思い出したことがある。



私の住んでいる建物には

以前、ミセス・チェンという素敵な女性が住んでいた。

彼女はいつも、誰にでもにこやかで優しく

彼女を見ると、誰しも心が和やかにならずにはいられない

そんな人物だった。



ミセス・チェンは、この建物の中で

一番愛されていた人と言っても過言ではないと思う。



数年前、ミセス・チェンが97歳で亡くなった時

娘さんらから、ミセス・チェンの生い立ちを聞いた。



彼女が生まれたのは、中国の

トラが出るような、そんな山奥の

小さな村だった。



彼女が産まれてしばらくしたある日のこと。

彼女のお父さんが川のほとりを歩いていたら

岸に袋が打ち上げられているのを見つけたのだそうだ。

中を覗いてみると、一財産とも思える金額のお金が入っていた。

袋には、持ち主のものと思われる人物名と村の名前も入っていた。



その村は、夜明けと共に家を出て

トラの住む山をいくつも越え、

丸一日歩き続けてやっとたどり着けるような

そんな遠くの、川上の村だった。



こんな大金をなくすというのは、本当に大事だ

落とした人はさぞ困っているだろうと、お父さんは思い

次の日、お母さんにお弁当を作ってもらうと

いくつもの山を越え、丸一日歩き続けて

川上の村にまで、袋を届けにいった。



落とし主は、もちろん驚き、たいそう喜び

こんなに正直な人はいないと、

お父さんを、ご馳走でもてなした。

落とし主の家には、産まれたばかりの男の子がいたので

お父さんは、自分にも女の子が産まれたばかりだと話した。



それを聞いた落とし主は、

これは何かの縁に違いない。

こんなに正直な父親を持つ娘は

さぞ素晴らしい女性に育つことだろうと言い

2人は、自分たちの子供を許婚にすると約束することで

永遠の友情を誓い合ったのだそうだ。



時は流れ、


男の子は、活発な少年に

女の子は、かわいらしい娘さんに育った。



つづく




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中国ならぬ、カナダのお山。



2013年10月7日月曜日

落し物。




先々週。



出張の直前にネイルサロンでペディキュアをしてもらった時に

スタンプカードが財布に入っていないのに気づいた。



その時に、ちょっとだけ財布が薄いような気がしたのだが

とても急いでいたので

新しいカードにスタンプを押してもらった。

出張中はもちろんのこと

出張から帰ってきてもかなりばたばたで

その出来事のことは、すっかり忘れていた。



土曜日。

郵便受けを覗いたら

差出人のない封筒が入っていた。

少しだけ分厚くて、切手が2枚貼られている。



開けてみると

中から、私の名前のついた

ネイルサロンと、美術館と、スポーツ用品店と

ディスカウントストアと、レンタカーの会員カードと…

小さなメモ用紙が出てきた。


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『木曜日に、タクシーの座席の上で

 これを見つけました。』



どうやら、タクシーで支払いをするときに

会員カードをごそっと

財布から落としてしまったらしい。



もし見つけたのがクレジットカードだったら、

私だって、カードの会社に知らせるかもしれない。



でも、私が落としたのは

落としてもそれほど大きな被害はない

ただの会員カードだった。

もし自分が、タクシーの中でこれを見つけたら

ただ、運転手さんに渡しておしまいにしてしまうだろう。



タクシーの落し物は、

どのタクシーに乗って何を落としたかと

自分から報告しないと戻っては来ない。



この匿名の人は

それでは私が困るだろうと思い

私の住所を探し出して

わざわざ郵便で送ってくれたのだ。



どこのどなたかわからないけれど

なくしたカードしっかり受け取りました。

本当にありがとう。




2013年10月5日土曜日

人間の体の神秘。






滅多にそんなことはしないのだが

かなりの人数を前にするような機会があった。

ここのところ連日続いていた仕事の最終日である。

私は、かなりの内弁慶なので

大勢を前にするのは、元々すごく苦手である。



んが。



その最終日の前夜2時ごろ

激しい頭痛と強烈な吐き気で目が覚めた。

熱もかなりあるようで、汚い話であるが

その後朝までトイレで動けなくなってしまった。



ちょっと回復しても、水分を取ろうとすると

吐き気が襲ってきて、どうしようもない。

脱水症状と、寝不足と熱でへろへろである。



会場には朝の7時半までに行かなければならず

この段階でキャンセルをしたり

代わりの人を用意するなんてことは不可能である。



とりあえず、6時頃、

這うようにしてシャワーを浴び、

これまた這うように家を出て

オットにタクシーに引っ張りこんでもらい

到着したらタクシーから引きずりだしてもらい

オットに寄りかかりながら、建物の入り口まで行った。



そこから一人で壁を伝ってエレベーターに乗り

会場に着くと、皆に

「幽霊みたいに真っ白だよーーー!!!」

と、口々に言われたのだが…



それでも、代わりの人物がいるわけではないので

帰ったほうがいいんじゃないかとは

誰も言い出さない。

時間がくるまで、テーブルにつっぷして

ただただ、吐き気に耐えた。



タダでさえ、大勢の前に立つのが苦手なのに

まっすぐにすら立てないような状態で

時間が近づくにつれ、あせりだし

恐ろしいストレスが襲ってきた。



時間になり、もう絶体絶命だーーーーーーーっ

と思いつつ、よれよれと自分の席を立ち上がると…



Untitled (2012-10-25 20:59:20)




何故か、けろっとしてしまい

吐き気も、頭痛も、熱も、体中の痛みも

ぜーんぜんなくなってしまい。



その日、仕事が修了するまで、

「今朝のあの顔色は、もしかして化粧だった?」

とか何とか、人にからかわれつつ…

(ランチにピザが出てきた時を除いて)

ぴっちぴちに元気に過ごしたのであった。



恐るべしアドレナリン効果。



2013年9月27日金曜日

本日の発見。





ある日冷蔵庫をあけたら

ころん、と

スターフルーツが入っていた。



もともと甘みが少ないものだけれど

冷蔵庫に忽然と現れたスターフルーツは

どうもはずれだったらしく

すっぱみが強くて

どーしようかなーっと悩んだ挙句…



Untitled (2013-09-25 14:36:40)



バナナと一緒に食べて見た。



皆さん、スターフルーツは

バナナと一緒に食べると

うまうまですよ。






2013年9月26日木曜日

おうちでごめん。




以前の日記で、エチオピア料理に

「ごめん」という名前の料理があることを書いた。



ごめんが大好きな私であるが

エチオピアのスパイスを買ってくるのがめんどくさくて

家では作ったことがなく

食べたくなると、近所のエチオピア料理の店に

でかけていって食べていた。



ところが先週、近所のスーパーで

ごめんを発見してしまったんである。



Untitled (2013-09-25 16:48:50)



わざわざ食べに行かなくても

自分で料理しなくても

おうちでごめんとは、なんと幸せ。



ということで、ランチに食べてみたのだが

マイルドと書いてあったにもかかわらず

ちょっとばかり、この日の気分には

スパイスがきつすぎるなと思ったので…



Untitled (2013-09-25 16:55:05)



「ごめん豆腐」にしてみた。

豆腐とごめん。なかなか合うではないか。

出来合いにしては、なかなかうまうまではないか。



なーんて一人で勝手に満足していたら

夕方になって帰ってきたオットが言った。



「なんだか、家がくさいですよ。」



うーん。おうちでごめんすると

部屋がくさくなるらしい。

ごめんなさい。





2013年9月23日月曜日

ジュース。





その昔。

京都の喫茶店で、メニューを読んでいたオットが

「パインジュース ッテ、パイン ノ ジュース デスカ?」

と聞くので

「はい、そうですよ。」

と答えた。



オットは、ほーっとびっくりして

うれしそうに、パインジュースを頼んだ。



パイナップルのジュースなんて

アメリカにもありそうなのに

何がそんなにうれしいのだろうと思っていたら

出てきたジュースを見て

オットはがっかりしている。



何がそんなにがっかりなのか聞いたら

オットは、

日本語ではパイナップルのことをパインと略することを知らず

パインジュースというものは

パイン、つまり英語で「松」のジュースだと思ったのであった。



「ええー、松でジュース作るって

 どんなジュース?」

と、聞くと

「ソレヲ、ワタシモ、シリタカッタデス。」

と言っている。



松の葉っぱは食べられそうにないので

松の実のジュースかなと思ったらしい。

日本では松の実は高級品なので

松の実を飲み物にするなんてトンでもないが

アメリカでは、松の実は簡単に手に入るものなので

アーモンドミルクのように

松の実をミキサーにかけた飲み物なのかなと

想像したのだそうだ。



**************



昨日、ブラジル料理の店に行ったら

メニューに

カシューのジュース

というものがあった。



カシューナッツのカシューのつづりである。

カシューのジュースなんて聞いた事がなかったので

早速頼んで見る事に。



カシューナッツの飲み物と思ったら

パイナップルのジュースが出てきたりして…

なんて話していたら…



本当にパイナップルジュースにそっくりの色のものが出てきた。



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飲んでみると

酸味のないパイナップルと

リンゴジュースを混ぜたような甘みで

後味に巨峰のような香りが残る

とてもさわやかな味。



お店の人に聞いたら

カシューナッツは、

カシューというフルーツのタネの部分で

ブラジルではナッツだけではなく

フルーツの部分を

生で食べたりジュースにしたり

料理につかったり、お酒にしたり

するそうな。



ちっとも知りませんでした。










2013年9月21日土曜日

冬篭り瓶詰め計画





友人がブログで、とってもおしゃれに

冬篭りのための瓶詰め作りをしているのを見て

私も、どうしても真似して

おしゃれな瓶詰めを作りたくなった。



ということで、

イビツになりながらも

まだまだ細々と採れ続けている

ミョウガを…



Untitled (2013-09-19 15:53:50)



甘酢につけて見た。



Untitled (2013-09-20 17:41:40)



きゃー、簡単。

うまーい。

とっても満足。



しかし。



甘酢作りを始めたとたん電話がかかってきて

急な仕事でばたばたしてしまい…



その辺にあったいい加減な瓶に

詰めることになり…




Untitled (2013-09-19 22:19:44)



家には、後でやろう!と思いつつ

ラベルを半分剥がして放置した瓶しかなくて…

ラベルをきれいに剥がしている暇などまったくなく…



優雅でおしゃれな冬篭り瓶詰め計画が

どっちかというと

節約へなちょこ主婦のビンボー瓶詰め計画に

終わってしまったのであった。



でも、うまいから許す。





2013年9月15日日曜日

万歩計(のようなもの)のしくみ。





私の万歩計(のようなもの)には

歩数の他にも、高度計がついていて

階段を登ったら、それが記録されるということは、

以前の日記に書いた。



高度が上がっていく時に

私が歩いていると、それを記録し

10フィート(約3メートル)毎に、

建物の1階分をのぼったことになる

という仕組みである。



高度が上がっていく時に動いてないと

記録してくれないので

エレベーターを使っても

飛行機を使っても

階段を登ったという記録にはならなかった。



この1年、万歩計を使い続けて

1日で登った階の最高の数は70階。

これは、去年の10月26日のことである。



この日、私はバーモント州にいて

恐ろしく急な坂道を、えっちらおっちらと

登ったり降りたりしていたので

70階分というのは納得がいく数字である。



んが。



その3日後の10月29日も

1日に登った階数が

66階分と出ているのである。



この日は、私は1日中家の中にいて

1歩も外には出ず

階段をたった1段ですら登ってはいない。



Climb




この日に、何が起こっていたかと言うと

ハリケーンサンディが来ていて

気圧が、急に上がったり下がったり

激しく移り変わっていたのである。



つまり、

高度を気圧で計っているので

気圧の移り変わりが激しい時に

へらへらと歩いていると

それがカウントされて

勝手に階段を登っているのだという

勘違いな情報が記録されてしまうのであった。



旅行中に70階分を登った時には

記録をみて、ほれぼれしたのだが

ハリケーンで66階を記録した後は

なんとなく、やる気が失せてしまい

その後、

1日に登った階数のことは

全然気にしないようになってしまった。




◆ おまけ

いまさらながら、去年のハリケーンのお話も更新しました。









2013年9月14日土曜日

一年の計




昨年の9月14日から、

万歩計に毛が生えたものを、使い始めた。



それから1年。

飽きちゃうかな?

なくすかな?

忘れちゃうかな?

なーんて思っていたが

なんと、めずらしいことに

なくしもせず、落としもせず、

洗濯機にうっかり入れることもせず。

シャワーの後にうっかり数分付け忘れることはあっても

それ以外は、使い続けて365日。



一年の計は、このとおり。


Workout



この1年。歩いた距離は2337.85キロ(上記はマイル数で出ています)

平均すると、1日約6.4キロである。



1日中、殆ど座って仕事をしているし、

家と仕事場が、100歩しか離れていないし

一番近いスーパーも、200歩ちょっとであることを考えると

まー、頑張ったほうでしょうか。



んが。



月までの道のりはまだまだ遠いのであった。







2013年9月13日金曜日

本日の怪獣ケーキ





顔なしかいじうは、たまに見るので…

こんなの ↓ を見ても、なんとも思わなかったのだけれど…


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できあがって、並んだのを見たら…

なんだかおかしい。



IMAG2746



なんだかこう…

寡黙な感じがするような?

しかも…

しましまの人だけが寡黙なのではなく…



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みなさん、口を閉ざしてます。



2013年9月11日水曜日

秋ミョウガ




今年は、今までになくミョウガが豊作で

我が家で、ありとあらゆる食べ方を試みた上に

ミョウガ好きの日本人の方々やら

ミョウガなんて食べたことのない

ポーランド人とか

スペイン人とか

香港人とかにまで、押し付けたほどであった。

(押し付けられた人々は皆、かなり気に入って

 もっと欲しいとか、
 
 どうやって育てるのかと聞かれたくらいである)



もう、これで、ミョウガはおしまいだな。

と、思って放置しておいたら

今週になって

今まで採れたことのなかった秋ミョウガが

わんさかできてきた。



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ということで、ミョウガの食べすぎで

しばらくブログのことなんか

忘れていた。

というのが、しばらく日記を書かなかったいいわけである。











2013年8月13日火曜日

本日の気分。





しばらく前から背中の筋肉が痛かったのだが

いよいよ酷くなったので医者に行ったら

こういうのは鍼とリハビリがいいと言って

鍼とリハビリを両方やってくれる人を紹介してくれた。



そこに通い始めて3週間。

痛みはずいぶん良くなったのだが

なかなかスッキリしない。



連日、長時間机の前に座り続けて

どうしても姿勢が悪くなるのが

すっきりと良くならない一番の原因だと言われたが

良い姿勢を保ち続けるのは難しい。



その対策として

テーピングを試してみようと言われた。

スポーツ選手が良くやっている

テーピングである。



背中にテープを貼ってもらったら

ずいぶん調子がいいのだが…



真っ黒なテープ

大きくバッテンに背中に貼られていると…

何となく…




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気分は、人間失格なのであった。


2013年8月11日日曜日

さぷらいずなお散歩。





土曜の朝、いつものように

オットと2人で外で朝ごはんを食べた後のことである。



オットが、家と反対方向に向かって歩き出した。

オットは、私に何か見せたいものがある時には

行き先を告げないことが多い。



何だろう?と思いつつ

てくてく、てくてく、てくてく、ついていったら

なんとなく、オットが迷ったような顔をしている

(事実よく迷う。)



きょろきょろしながら、うろうろして

角を曲がったら

車屋さんがあった。



オットは、ショーウィンドウの中の車を眺め

黒い車を指差して、これはどう?

というので、私は

シルバーのこっちのほうがいいな。と答えた。



オットが店の中に入っていくので

そのまま、とことこついて入った。



我が家の車は、14歳のおばあちゃんなのだが

走行距離はまだ55000キロで

修理工場のお兄さんにも

エンジンの調子は最高によいし

自分が欲しいくらいだ、と言われているくらいなので

買い換える予定はまったくないと思っていたのだが

オットなりに、何か私に見せたいものがあるのかなと

思ったんである。



ビーサンを履いて、

いかにも、ちょっと近所のそこまで

といういでたちをしていたので

最初のうちは、お店の人に完全に無視をされていたのだが



店内の車を見て回りつつ

これは幅的に、うちの車庫に入れるの難しいんじゃない? とか

トランクの広さが問題だとか

かなり具体的な話をしていたら

お姉さんが寄ってきて、やたらニコニコしながら

是非、運転席に座ってみてくださいと言うので

座って見た。



椅子は非常に座り心地がよかったが

車高がやたら低いせいか

前が見にくいので、

うちの車庫から出るときに角にSUVが停まってたら

ちょっと見にくいねぇ。

なんて具体的な話をした。



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いや。

どう考えても、

絶対に買わない

というか買えるわけない車なんだが。



んで。

なんだか、別にこれ!というものが店になかったので

店を出てからオットに

本当に私に見せたかったものは何だったのか聞いたら

その近所で新しくできたビルの建築が面白いと聞いたので

それを見せたかったという。



しかし、そのビルはまだ完成していなかったので見れなかった。



お散歩をするには、気持ちのよい朝だったし

ポルシェは面白かったので、文句はないが。



◆おまけ

我が家の過去のポルシェ(←クリック)







2013年8月10日土曜日

節穴。




昨日の金曜日は、

午前中、ダウンタウンのクライアントのオフィスで

仕事の会議があったので

お昼を一緒に食べようという誘いをきっぱり断り

帰りに、チャイナタウンによって

久々に、ちゃんとしたベトナム料理屋で

フォーを食べた。



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近所のなんちゃってフォー

普通に食べるには満足だけれど

やっぱり、本当のフォーはうまーーい。

スープがちがーう。



レストランに入る前から

食べるものは決めていたけれど

店員さんが注文に来るまで

メニューを眺めていたら

アボカドシェークを見つけてしまい

せっかくなので注文。




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お味は、フィリピンのお店のものと殆ど変わらず、うまうまー。

アボカドの味はするのだけれど強調していない感じ。

やっぱりこの味、好きかもしれない。

ただし、フォーとは、それほど合う組み合わせではないので

食後に頼むべきであった。しっぱい。



今まで、何回かこのお店に来ているけれど

アボカドシェークを見つけたのは初めてである。



フィリピン系のMちゃんに

アボカドのアイスクリームやシェークの存在を聞くまで

そんなものがあるとは知らなかったので

メニューを見ていても、気付かなかったのであろう。



自分の目の節穴加減に、改めて驚いた。





2013年8月9日金曜日

本日の怪獣ケーキ





今回の怪獣ケーキは

ひさびさに、

ふっつー だったので…


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ちょっと違う角度から撮ってみた。



2013年8月8日木曜日

かもめのみなさん。




かもめの…



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みなさんが…



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ぞろぞろ。



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かもめさんは、ドリトスやらチートス等の

チーズ味のスナック菓子が大好きなので

もしかしたら、スナック菓子目当てで

海水浴客のたくさんいる

砂浜にいるのかもしれない。



砂浜を歩いていて、ちょっとコケそうになったら

上の写真の黒い頭をしたカモメに

けーっけっけっけっけっけっけっけ、けーっけーっけーっ

と、思いっきり笑われた。



非常に失礼なヤツである。



この黒い頭の失礼なカモメは

マンハッタンではみかけないので

なんというカモメなのだろうと

家に帰ってきてから検索したら



名前が…



笑いカモメ(Laughing Gull)であった。




2013年8月7日水曜日

そして誰もいなくなった。





それは火曜日の朝のことだった。

少し前の灼熱の日々と打って変わって

爽やかな夏の朝。



朝一番の歯医者の予約さえなかったら

庭でゆっくりと、紅茶でも飲みたいような

そんな朝である。



しかし7時15分には家を出るために

大急ぎで、朝の水まきをしていたときに

ふとテーブルの下を見て

嫌な予感がした。




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暫定措置で、芋虫氏らを移動させたパセリが

散乱している。



芋虫氏が、ぅおおおおっと

パセリを担いで入れ物から放り出す… 

という状況は、ちょっと想像できないので、

たぶん、鳥がつついて出したのだろう。



肝心の芋虫氏らは、ご不在。



もうそろそろ、さなぎになるのではないかと

ポコマムさんは、指摘してくださったけれど、

まだ結構小さかったし

前日に脱皮をしていたから

さなぎになるために移動した

ということもないと思う。



パセリが気に入らなくて

新たな家を求めて旅に出たとしても、

少なくとも半径100メートル以内には

我が家のディルとパセリ以外

彼らの食べ物はないので

生き残る確率はゼロ。



ネットでは、

アゲハの種類の芋虫は臭いので、

鳥が好みませんと

書いてあるページが多いけれど

私は、こまどりが多分食べたんじゃないかと

勝手ににらんでいる。



でもまあ、

芋虫氏らの、大空に羽ばたくという目的は

こまどりの体の一部に輪廻することで

(たぶん)果たすことができたと思うので

(こまどりの方が、ずっとかわいいし。)

これで、めでたしということにしようと思う。









2013年8月6日火曜日

2013年8月5日月曜日

ちょっと仕事を抜け出して…。





「ねぇ、仕事忙しい?」

と、誘いが来たのは、月曜の朝のことだった。



Sちゃんが、KさんやらJさんと遊びにいくのに

一緒に来ないかと言うんである。

決して暇なわけではなかったのだけれど

数時間だけなら抜けられるよ。と答え

ついていくことにした。



連れられて行った先は、近所の船着き場。



船は、いきなりマンハッタンを後にして…

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コニーアイランドを横目で眺め…

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着いた先で船を降りたら…






じゃぶじゃぶ。

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午後の砂浜で、人とカモメと戯れて…

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またボートに乗って帰ってきて

何事もなかったのように、仕事の続きをした。





2013年8月4日日曜日

秘境計画中間報告。





ミョウガの放置栽培8年目。

今年は、豊作。





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ミョウガは順調で

今年はアメリカ行者ニンニクが仲間に入ったものの

ミズナとフキサンニンは、枯れて脱落。

山菜の採れる、マンハッタンの秘境計画の道は険しい。







2013年8月3日土曜日

なんだかちょっと違うけど、いいんです。





近所にいくつもあった

おいしいベトナム料理屋さんが

一軒、また一軒とつぶれて

お散歩範囲内から

ベトナム料理屋が消えてしまった。



バスや地下鉄を使えば、それほど遠くない場所に

おいしいベトナム料理屋さんがたくさんあるので

文句は言えない。



けれども、ベトナム料理のフォーは、

私にとって、ほっとする食べ物(Comfort Food)で

風邪を引いた時やら、元気のない時

めんどくさい時や、ただ単にフォーが恋しくなった時に

歩いてフォーを食べに行けるというのは

本当にすばらしいことだったんである。



でも、なくなってしまったものはしょうがない。

ということで、先日初めて

韓国人が経営している韓国人向けのフォーのお店まで

お散歩がてら歩いていって

初めてフォーをたのんでみた。



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でてきたフォーは、

スープも合格、薄切りの牛肉も牛筋も、麺も、値段も

前に大好きだったお店には適わないけれど

ほっとするには、十分なおいしさだった。



「アンニョンハセヨー」とか

「ヨギヨー、チュムンハルケヨー」なんていう

韓国の言葉ががんがん聞こえてくるのが

どうも、フォーに全然合わないのだけれど

とりあえず、フォーはおいしくいただけたので

よしとする。





2013年8月2日金曜日

暫定措置。






ということで

今朝起きて、水を撒きに出てみたら

芋虫の方々は、更にお太りになっていて

ディルは、丸裸度80%になっていた。



とりあえず、ディルがなくなってしまうと

人間様が食べる分がなくなってしまうという理由で…



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近所のスーパーで買ってきた

パセリ(1束99セント)に移住させて…

でも、あんまり見たくないので…

とりあえず… 庭のテーブルの下に放置。



移動させるときに、お箸でつまんだら

芋虫氏激怒。

威嚇された

んが、写真に撮ろうとカメラをむけたら

つつこうが、はさもうが

しなーっと、無視された。



なまいきな。





2013年8月1日木曜日

本日の悩み事





春に、オットが仕事のクライアントから

ディルの種をプレゼントされたので

庭で育てている。



オット様の大事なクライアント様からいただいた

大切なディル様なので、

最初は、大切に大切に育てていたのだが

(写真を撮って、報告せねばならなかった)

猛暑が訪れたころから、めんどくさくなって

水をやるだけで、放っておいたら

息絶え絶えの、ひょろひょろディルになってしまった。




photo.JPG




最近、ディルが必要な料理もしていなかったので

全然気を配ってなかったのだが…



今朝、

ひょろひょろディルに、芋虫が5匹もついているのを

発見してしまった。



トラ縞の芋虫(←見たい人だけクリック)である。

これ、何の芋虫だったかなぁと、調べたら

アメリカに住むアゲハチョウの一種の

Black Swallowtail(←見たい人だけクリック)という蝶々の芋虫だった。



こんなにひょろんひょろんで、枯れかけたディルに

よく、卵を5つも産んでいったなぁと思うのだが…



アゲハチョウの芋虫は、大きくなるので

きっと、数日でひょろひょろディルを食べつくしてしまって

その後は、お腹がすいて全滅してしまうに違いない。



パセリを買ってきて(パセリとディルが好物だそうだ)

育てたらどうか、と言われたのだが

実は、私は蝶々が苦手である。

子供の時に、トラウマになるようなちょっとした事件があって

蝶々のことは、どうしても好きにはなれないんである。



勝手に外で育ってくださるのはいいとしても

育てるなんて、まっぴらごめんである。



5匹は到底無理だから、間引きをしたらどうか

とも言われたのだが

たとえ1匹でも、こんなにひょろひょろのディルでは

葉っぱはたぶん足りなくなるに違いない。



繁殖力の強いアメリカシロヒトリなら、どんどんお箸でつまんで

平気で、ずぼずぼと土の中に押し込んで

栄養になっていただくのだけれど…



マンハッタンには、卵を産む場所が少なくて

散々探し回ったあげく、

へなちょこな庭の、へろへろのディルに

5つ卵を産んだと思われるアゲハさんの

お子さん達ににそれをするのは

なんとなーく、かわいそうな気がするし

非常に偏食の強い方々なので

放っておいたとしても、

隣の唐辛子や、バジルには手をつけないことはわかっている。



ということで、

今朝は、見てみぬフリをしてしまった。



ああ、どうしよう。