2012年4月30日月曜日

世にもうまうまな、ちーずぱん。





以前から、とってもおいしいという噂は聞いていた。



でも、ニューヨーク市内とはいえ

地下鉄で1時間もかかる場所にあるので

「いつか、機会があったら行ってみたいな。」

なんてぼんやりとした考えしかなったのだ。



しかし。



店のおやじさんが

最近、引退の話をしているらしい

という噂が流れて来て

おやじさんが辞めちゃったら、

おやじさんの味は一生食べられないんだよっ!!

と、脅されたので…



一念発起して

昨日の日曜日の朝、地下鉄に乗って片道約1時間。

それを食べるためだけに

ブルックリンに行って来た。



その味とは、

グルジアのチーズパン

ハチャプリ(ხაჭაპური)(英語はkhachapuri)である。




大きなグルジアの旗が飾ってある

その小さな小さなパン屋は、

客から見えるところにパンが並んでいるわけではなく、

メニューも貼ってなくて

どんなパンを売ってるか知らない人には

とても入りにくい店だけれど

私のように、はるばるハチャプリだけ食べに来る人がいるようで

お店に入って、店員のお兄さんと目があうと

すぐに、ハチャプリ食べに来たんでしょ?と言われた。



オーブンからでてきたばかりの温かいハチャプリを

食べやすく切ってくれるよう頼み、

お店を出てすぐにかぶりつく。


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嗚呼、できたてほかほかの幸せよ。



ピザのパンのような大きめの平べったいパンの真ん中には

チーズと卵とバターが、これでもかって程入っているのだけれど

これが思ったより、ずっと軽くて

巨大なパンを、オットと半分こして

ぺろっと食べてしまった。




(そのお店のことを取材したYouTube(←クリック)で、

これでもか!とチーズを入れているところが見れる。)

ハチャプリの作り方は、こちら(←クリック)



ちなみに。



日本語でグルジアと言っている国名は

英語では、ジョージア と言う。

南部にあるジョージア州と一緒の名前である。



非常に紛らわしいため

とある機会で、グルジア人と一緒になった時

「ロシアの方のジョージア」

という言い方をしたら

グルジア人に、

ロシアって言うな!!

怒られてしまった。

グルジア人は、ロシアがキライなんである。



苦し紛れに

日本語では「グルジア」って言うんだけどね、

と言ったら今度は、

グルジアなんて、ロシア語の発音じゃないか。

変な名前で呼ぶな!

と、余計怒られてしまった。



現に、グルジアは

「グルジアと呼んでくれるな!」

と、日本政府に苦情を出したらしい。

どうやら日本政府は無視したようで

未だに名前は変わっていないけれど。





2012年4月29日日曜日

カバやら、カヴァやら。





ポーランド人街のスターバックス。


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ポーランド人街まできて

わざわざスターバックスになんか入らないけれど



その昔、映画館だった建物に入っている

スターバックスが

昔の入り口部分をそのまま使っているのがおもしろかった。



さすがポーランド人街。

映画の題名を書く場所に

なにやらポーランド語が並んでいる。



しげしげ眺めて、

このKAWEってのが、もしかしてコーヒーなの?と聞いたら

大当たり。

KAWEは、KAWAの複数形だそうで

ポーランド語で、コーヒーのことは、カヴァというそうで。



サラミが「カバの巣」で、コーヒーが「カヴァ」で。

なんだか、頭の中が

勝手にカバだらけになっていた私であった。







2012年4月28日土曜日

カバの巣。





ポーランド生まれのJちゃんが、

川向こうのポーランド人街に

お肉を買いに行くよ!というので

のこのことついていった。



Jちゃんの行きつけのお店は

ソーセージもハムも、

工場ではなく、そこのお店で作っていて

とってもおいしいのだ。



どれがお勧め?と聞くと

「カバノスがおいしいから、カバノス買えば?」

Jちゃんが言う。



「カバの巣?日本語でカバノスは

カバという動物の巣のことだよ。」

と、くだらないことを

横でごにょごにょつぶやいている私を

完全に無視して

Jちゃんは、勝手に

ポーランド語で何やら大量に注文している。



カバノス(Kabanos)

というソーセージは、かなり細いサラミのようなもので

お店の天井から釣り下がっていた。



なんだかんだと大量に買い込んでお店を出た後、

Jちゃんは、突然

自分用に買ったカバノスの包み紙を開いて

ぽきん と短く折って自分の口に放り込むと

私に、差し出した。



Jちゃんの真似をして、

ぽきん とカバノスを短く折り、口に放りこむと

私が気に入っているスペインのFuetというサラミより

柔らかくて食べやすくて

癖になるおいしさ。

Jちゃんが私に選んだ分もかなりの量で

ちょっと、買いすぎじゃないかと思ったけれど

たぶん、この味なら

しょっちゅうぽきぽき折って、たくさん食べてしまいそうである

(塩分の摂りすぎ注意。)



もうちょっと硬めが好きならば

しばらく部屋に吊るしておいても悪くならないし

今の硬さが好きなら、冷蔵庫入れておいてもいいそうで。

(真夏は、冷蔵庫保存)



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ちなみに、カバノス。

複数形は、カバの死 カバノシ(Kabanosy)になるそうである。




2012年4月27日金曜日

真夜中の怪獣ケーキ





草木も眠る、丑三つ時。

仕事の修羅場でテンパっていると、

パソコンのマウスがふつっと、死んでしまった。



コレダカラ、電池ガ必要ナ

ワイヤレスマウス ハ、キライダ。



何てぼやいている暇はない。



今週は、なんだかんだと電池が必要で

予備の電池がなかったんである。



しょーがないので、

丑三つ時なのに、

雨なのに、

寒いのに、

近所の工具店まで

電池を買いにジョギングである。



テクノロジーが進化する前は

マウスなんてものは、死ななかった。

キーボードは叩き潰してきたけれど

マウスには電池なんて入ってなかったので

夜中に電池買いに走ったことなんてなかったのに

なんてぇこったい。



工具店では、レジのコンピュータの調子が悪くて

クレジットカードの読み込みに手間取り、

おにーちゃんと、

テクノロジーなんてキライだー!!

どこが進化なんだー!!

と、大いに盛り上がってしまった。



んでもって。



帰りに、怪獣ケーキ屋のウィンドウを覗いたら…



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あの、変な青い目から

ふつーの目に戻った、かいじう達が並んでいた。






2012年4月26日木曜日

カップヌードル





 中華街で見かける

香港製の日清のカップヌードルは…




日本のカップヌードルに比べて…




(少なくともパッケージの写真は)

とてつもなく具沢山で…




何だかとっても派手である。




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◆ アメリカの日清のカップヌードルは、こんな感じ。

昨年出た新製品は、さらに具が少ない。)




ちなみにお味の方は、

並べて比べたわけでないので、ただの印象だが、

日本製のカップヌードルが

一番、塩分が濃いような… 気がする。



2012年4月25日水曜日

子のつく名前。





私の本名には「子」はついていない。



ちょっとばかり日本のことを齧っている

アメリカ人やヨーロッパ人は、

「日本の女性の名前には「子」が付いているもんだ。」

と信じている人が、結構いて

私が「名前はたびさ(仮名)です。」と言うと

「本当の名前は「たびさ子」なんでしょ。」

と言い返されることが

少なくとも、年に1、2回ある。



昨年など、

ずーっと、私の本名で送られてきていた

化粧品のダイレクトメールが

突然、「たびさ子」宛てにくるようになった。



誰だか知らないけれど

勝手に、「これは日本人だから、子がつくに違いない!」

と名前を変えてしまった、おせっかいな人がいたらしい。



そういう人には、「子」がつかない女性の名前もたくさんあるんだ。

と説明するのだけれど、

知ったかぶりな方は、子がつかない本人を目の前にしても

なかなか納得しなかったりするので

かならずこういうことにしている。






「KO」がつくから、女ってわけじゃなくてね、

うちのおとーさんの名前は、最後に「KO」がつくけれど、

立派な男の名前なんですよ。






ちなみに、父の名前は「○彦」という名前である。





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好みの香が脆い、自然の種子(Fresh Fruit らしい)


2012年4月24日火曜日

中国語の(にわか)勉強。





本日は、おいしい、おいしい、おいしーい

西安風の麺を食べに行って…



注文した麺が出てくるまでの数分…



中国語のお勉強。



チップは…

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「小費」

これはわかるような気がする。



箸のことは…

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筷子

これは、ちょっと難しい。



スプーンは…

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「勺子」

なんとなく杓子に似ている。




フォークは…

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叉子

なんとなーく、想像がつく。



でも、個人的に一番気に入った言葉は

ストロー。


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「吸管」って、そのままやん。




2012年4月23日月曜日

空弁。





オットが飛行機で出張するときには

おにぎりのリクエストが入る。

(サンドイッチではなく、おにぎりである。)



国内便は最近、機内食がついていないことが多いし

空港で買うことを当てにして行くと

時間がなかったり

変な時間でお店が開いてなかったり

自分の好きなものがないターミナルだったりして

食いっぱぐれることがあるからである。



会社で食べるお弁当と違い

機内でぼそぼそ食べるお弁当は

極力食べやすいものだけ欲しいらしく

お箸を持っていくのも嫌だといい、



いつもは、おにぎりとフルーツだけでいいと言うのだけれど

串にさしてあるものならOKという許可が出たので

今回は、七面鳥のつくねもつけてみた。


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機上で、玄米の梅おかかおにぎり(海苔はぱりぱり)と

七面鳥のつくねを、ぼそぼそと食べている男を見かけたら

それは、私のオットですので、どうか放っておいてください。



2012年4月22日日曜日

2012年4月21日土曜日

しゃくしゃくしたモノ。




中華街で、ウォーター・チェスナッツを買ってきた。



この食べ物、日本で食べた記憶がないのだけれど

こちらの中華料理には、よく入っていて、

しゃくしゃくした食感で、あまり味がしないものである。



中華料理に入っているものは、

缶詰であることが多いし

感動するほど、すごくおいしいものでもない。



なので、中華街で

生のものを売っているのを見かけても

ふーん。という感じで

買うことはなかった。



数年前のある日、

カリフォルニアから遊びに来た友人の彼女と

中華街へ行った時のこと。



ある店の前を通りかかったら

そのベトナム人の彼女は

「あ、ウォーター・チェスナッツ売ってる!」

と、大変に喜んで1キロも購入するではないか。



彼女は、その後2週間ほどニューヨークに滞在予定だったし

ホテルには、キッチンもついていないので

そんなにたくさん買って、どうするの?

と聞くと

「ホテルに帰って、食べるのよ!」

という。



「中華の炒め物に入ってる、しゃくしゃくとした味のないもの」

という認識しかない私は、

たぶん、いぶかしげな顔をしていたに違いない。

売り場のおにいさんが、その場で皮をむいて

私に1個、差し出してくれた。



おそるおそる食べてみると

生のウォーター・チェスナッツは、

実は甘くて、みずみずしく、

ナシのようにしゃくしゃくして

まるでフルーツだった。



その彼女は、子供の頃ベトナムで

近所で採って、おやつとして食べていたそうだ。



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その後、友人はその彼女と別れてしまったので

私は、彼女に二度と会うことはなかったけれど

中華街で、新鮮なウォーター・チェスナッツを見かけると

数個購入し、ちょっとだけ彼女を思い出しながら

しゃくしゃくな歯ざわりを味わっている。



2012年4月19日木曜日

驚爆地球。





中華街で、激しいお菓子を見つけた。


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天地玄黄、宇宙洪荒、香辣青豆、不吃瘋狂。

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なんだか、わけがわからないけれど

とにかく食べると恐ろしいことが起こりそうである。




2012年4月17日火曜日

初たけのこ。




昨日、中華街でタケノコを見つけたので

買ってきた。


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白状してしまうと、

人生これまで生きてきて

タケノコの下茹でをしたことが

今まで一度もなかった。



子供の頃には、母や祖母が下茹でをしていたし

基本的にタケノコのない国に引っ越してしまったので

生のタケノコとは無縁だったのだ。



ということで、

タケノコを1本買って

オットに「今夜はタケノコご飯だよ!」

とメールを送り…



わくわくしながら家に帰って

ネットで調べたら、

下茹でには、時間がかかることがわかり

「お夕飯にタケノコご飯」の夢はあっさりと消え去って

ちょっと、がっくり。



下茹でが終わったあと

皮をむいたら

タケノコがかなーり小さくなって

もう1本買わなかったことを後悔して

再度、がっくり。



がっくりしつつも、初物は、初物。



とりあえず、今夜は

うまうまタケノコご飯(の予定)である。



2012年4月16日月曜日

三輪車の選び方。




幼児が三輪車を選ぶときに…



たとえば、その子供が

ハローキティがいい!

とか

アンパンマンがいい!

と言ったり…



親が、

昔からのシンプルなのがかわいいんじゃない?

とか

ミッキーが、かわいいんじゃない?

とか

まあ

いろいろ、選ぶ基準というのはあると思うんだが…
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中には

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三輪車は、にわとりじゃなくっちゃイヤだ!

という子供とか

にわとりがかわいいから、にわとりにしたら?

という方もいらっしゃるのですね。


2012年4月14日土曜日

ぱっちわーく、その後。




パッチワークのクラスでやった

キルトの練習で、撃沈したことは

2日前の日記に書いた。



んで。



肝心のパッチワークの練習の方は、

どうなっているかというと…



現在、こんな感じ。

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クラスメート達は、

こういう習作を、さらにたくさん作って

キルトブランケットを制作する予定と言っているけれど…

我が家の寝室には、

こういうパッチワークのキルトは似合わなさそうだし…

これを使って何を作るべきなのか、思案中。

(押し入れ行きの可能性あり。)






2012年4月13日金曜日

盆栽計画。




2008年7月11日、午前9時17分頃

こーゆーものを、埋めたら

こーなって

こーなって

こーなって

その後、

こーなったりして

3年と9ヶ月が経過した。



今年も2つの鉢は枯れずに

家の中で、無事に冬を越し、

最近、外に出したのだが…



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びよよよーんっと、妙に背が伸びてしまった。



ニューヨークの冬を越冬できない方なので

毎年冬は、家に入れなければならない関係上

小さく収まっていて欲しいので

大きく育って欲しくないんであるが

非常にすくすくと、上へ上へとお育ちになっているんである。



ということで、

強行策に出ることにした。



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かなり、大胆にちょん切ってみたんである。



ただ、こんなことをして

両方枯れてしまうと困るので…



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もう1つの鉢は、

根きりと植え替えだけにして

様子を見てみることにした。



実がなると思われる推定時間まで

あと6年と数ヶ月。




2012年4月12日木曜日

キルト作り。






勢いで習いだした

パッチワークのクラス

終わりに近づき

前回は、ミシンを使ったキルトの作り方を習った。



色々な手法がある中で

フリーモーションという方法があるのだが

それは、自分の手で自由に布を動かし

好きなパターンを縫っていくという方法である。



このフリーモーションという手法

YouTubeで見ると

こんな感じ(←クリック)やら

こんな感じ(←クリック)で

とーっても簡単そうで、

しかも楽しそうである。



んで。



実際にやってみたんであるが。



布を動かそうとするたびに

がくっがくっ となって

YouTubeで見るような、

美しくなめらかな動きなんて、

程遠いんである。



50分悪戦苦闘して

できあがったのは、

3歳児の作品ですか!?

というむちゃくちゃな代物。


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キルト作り、撃沈。





2012年4月11日水曜日

スープの具。

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韓国料理のお店で

お昼に、さばの塩焼き定食を食べた。



その定食に

熱々のスープ(テンジャンチゲ)がついてきたのだが…

そのスープに…



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キュウリが入っていた。

(残りの具は、たぶん

豆腐、たまねぎ、じゃがいも、ししとう?)



ズッキーニ(というか韓国の瓜?)が入っているのは

食べたことがあったけれど…

よく煮えたキュウリは、初めての体験だった。

(おいしゅうございました。)







2012年4月10日火曜日

めがね。





近眼である。



普段は、

外ではコンタクトレンズ

家の中やら事務仕事は、

すーぱー軽い、らくちんめがね

たまに、外めがね

という生活である。



数ヶ月前

生まれて初めて、めがねをなくした。



なくしたのは、外めがねだったので

大して不便でもなく

しかも、昨年末に

タイヘン気に入って買ったばかりだったので

新しいものを買う気にもなれず。



まーいーや。

と思って新しいめがねを買わないでいたら

らくちんめがねが、突然壊れてしまった。



このらくちんめがね、実は10年選手。



他のめがねは、3、4年でダメになるにもかかわらず、

らくちんめがねは、非常に丈夫で傷もつかず

落としても、踏んでも、びよよんと元の形に戻る優れもので

ここ10年、全然めがねの度数が変わらなかったこともあり

ずーーーーーーーーーーーっと、惰性で使っていたら

ある日突然、ばらばらの解体状態になってしまったんである。



しょーがないので、

近所のいつものメガネ屋に行って

外めがねをなくしたと話したら

同じものをすぐに取り寄せてくれた。



同時に、生活に必須の2代目のらくちんめがねも買って

突然、恐ろしい出費になったが

めがねは必需品なのでしょうがない。



んで。先週。



「レンズを入れためがねができあがったよー。」

と電話がかかってきたので

取りに行ったら…



おやじさんが、

「ところで、外めがねはなくしたって聞いたけど

前使ってた、らくちんめがねのほうは飽きちゃった?」

と聞く。



「ばらばらになっちゃったよ。」

と言うと、

「あー、それすぐ直せるから持ってきなさい。」

とのこと。



その2日後、

ばらばらになってしまった、10年前のらくちんめがねは

またもや、ぴっかぴかになって戻ってきた。



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そんなことなら、外めがねだけ買えばよかった。

おやじさん、買う前に聞いてくれよ。




2012年4月9日月曜日

ロシア風呂体験談。





韓国系の銭湯は大好きで

たまにいくのだけれど

ロシア系のお風呂というのは

長年ニューヨークに住んでいても

今まで行ったことがなかった。



とても興味があったけれど

勝手がわからないので

びびりな私は、なんとなく躊躇していたんである。



先週、ひょんなことから

ヨガの先生のMさんとお風呂談義になり

Mさんが

「私、よくロシア風呂に行くよー。」

というので、

「ぎゃーーー、連れていってくれーーー。」

と、ダダをこねたお願いして、連れて行ってもらうことにした。



何を持っていけばいい?

と聞くと

「水着と、ビーチサンダルと、シャンプー。」

という。



場所は、イーストビレッジに120年前からあるという

ロシア/トルコ風呂(←クリック)。

周りの普通のアパート群と変わらぬ建物で

「お風呂」という文字を読まなかったら

そこにお風呂があるとは気づかないような所である。



時間ちょうどにやってきたMさんは

ドアを開ける前に

「言っとくけれど、万人向きじゃないからね。」

と念を押す。



日本の方々には想像が難しいと思うが

イーストビレッジという場所は

もともと「濃ゆい」場所である。

なので「万人向きじゃない」と念を押されたんである。



フロントで貴重品を預けると

バスローブを着た体格のよいお兄ちゃんが

バスローブとタオルを渡してくれて

マッサージする?

と聞いてくる。



マッサージは要らないよ、と断って

更衣室で水着に着替え

薄暗い階段を下りて、

さらに薄暗いお風呂エリアに行くと…

そこは水着を着た「濃ゆい」人々であふれていた。



つまり。



長い白いひげを蓄えた老人とか

元パンクロッカーっぽいおっさんとか

全身刺青のおっちゃんとか

ちょっと強持ての太鼓腹のおっさんとか

美しくて若いビキニの女性とか

妙にかっこいいおにーちゃんとか

世話好きのおばーちゃんとか

ありとあらゆる「濃ゆめ」な人々が

水着を着て、その辺に座って談笑したり、

うろうろ歩いたりしていたんである。



最初に、Mさんに持ち物をきちんと聞いてなかったら

そんなおっさんのいるような所で

危うく一人、裸のままうろうろしてしまうところだった。

(女性の日、男性の日というのもあるけれど

基本的に混浴らしい。)



中には、5、6種類の色々な温度の

サウナとスチームバスがあって

深めのプールみたいなものは

湯船かと思ったら

ほてった体を冷やすための水風呂であった。



ロシア風呂には、葉っぱ付の枝みたいなものがおいてあって

それで体を叩く、というマッサージの方法みたいなものがある。

__________( ↑ クリックすると動画が見れます。)



葉っぱ付の枝がバケツに入って置いてあったので

Mさんと一緒に

「誰かやんないかなー、誰かやったら観察できるのにねー。」

とひそひそ話していたのだが(Mさんも未体験)

残念ながら、最後まで誰もそのマッサージをしなかったので

実際に見る機会はなかった。

(その枝のことをヴェニーク、

そのマッサージのことをプラッツァと言うらしい)



1時間以上、あちこちのサウナを出たり入ったりして疲れたので

屋上で、外の風にあたって休憩をすることにしたら

Mさんが、ニコニコしながら更衣室から何かを持ってきて

「おやつ食べる?」と聞く。



何かな?と思ったら…



いなり寿司だった。



Mさんは、全然日本人ではないし(白人)

別に日本に行ったこともないけれど

普段から、おにぎりを食べたり

我が家からお餅を喜んで持って帰る人であるし

いなり寿司は比較的簡単に手に入るので

いなり寿司を持ってきても、変ではない。



けれども、ロシア風呂の屋上で

水着でごろごろしながら

毛むくじゃらとか、長いひげとか、刺青だらけのおっさんやら

隣の敷地の木の上を駆け回るリスやらを横目に

いなり寿司を食べている

という自分が何だか非常に奇妙な

とても濃ゆいニューヨークのロシア風呂の初体験だった。




お風呂グッズの図。
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2012年4月8日日曜日

マンゴーと怪獣ケーキの微妙な共通点。




4月の半ばになった今も

まだまだ、マンゴーの季節は続いているので

安いマンゴーを見るたびに

わーいわーいと買ってきて

わしわしと食べている。



今回は、コストコで購入。

コストコのマンゴーは

マンゴー専用のケース入り。


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このケース、マンゴー専用だけれど…

よーく見てみると(よーく見てみなくても)

怪獣ケーキにもぴったりな形だと思う…



誰かに

「怪獣6個、船便で送ってください!」

と頼まれた時のために

取っておくべきだろうか。




2012年4月7日土曜日

五本指。





日本の五本指ソックスが

大好きなのだが…



数回履くと…







すぐ、この状態に。

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もう、あきらめて

ファッションとして受け入れるべきだろうか。




2012年4月6日金曜日

役にたたないポーランド語講座。








最近、



ポーランド語の単語を



少しずつ耳にするようになり



まったく、会話も何もできないのだが



数単語だけ、言えるようになったので



皆さんにご紹介したいと思う。







NO = ニェ



タルタルソース = タタルスキ



かわいいマフィン = ムフィンキ



ムーミンちゃん = ムミンキ



エスキモーのちっこい鼻 = ノスキ エスキモスキ*







さあ、大いに活用してください。







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* ちなみに、アメリカでは(特に子供や家族等に)



鼻と鼻をあわせて、「エスキモーキス!



という、風習?があるけれど



ポーランドでも同じことをするようで



そのときに



「ノスキ、エスキモスキ!」



というらしい。









2012年4月5日木曜日

神奇棒。




香港に里帰りしていたGちゃんが

お土産を持って帰ってきた。



ものすごく、ものすごく便利で

素晴らしいアイデアの商品で

日本でも人気があるのだ。

と言って、

彼女が取り出したお土産は…



これ。



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中国名は、その名も怪しげな『神奇棒』。



わけがわからなくて、

ぽかーん。

という顔をしていたら

使い方を説明してくれた。



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袋の口をしめるためのこの『神奇棒』

確かに、ぴたーーっと、

袋が密封されて

輪ゴムでとめるよりも

クリップで留めるよりも

大変に具合がいい。



アメリカにも売っているそうだが

(私は今まで見たことがなかった)

アメリカのものは、ちょっと大きめなのだそうだ。

香港では、かなり流行っているそう。



皆さん、ご存知でしたか?







2012年4月4日水曜日

本日の怪獣ケーキ(春色編)






春がやってきたので…





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新色発売。




新色発売なので…




あまりのうれしさに…





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目もたれちゃったりして。






2012年4月3日火曜日

図書館。





ここのところ、

市立図書館の本がめっきり少なくなってしまった。



陸地だけでは、世田谷区くらいの大きさしかない

ちっぽけなマンハッタンなのだが

市立図書館は、なんと40軒以上あって

歩いていける範囲内だけでも、何軒もあるし



図書館同士で本をやり取りしており、

自分が読みたい本は、

あらかじめ図書館のサイトで探して予約しておけば

最寄の図書館に配達してくれるため

本が少なくなった=借りる本がないというわけではない。



ただ、



ふらっと、図書館に立ち寄って

何かないかなー、なんて探そうと思っても…



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書棚に本が少なすぎて

なんだか、さびしいんである…。



その代わり、貸しDVDの書棚やら

来館者用の机の数などは、

最近充実してきていて

DVDを借りに来た人やら、

パソコンを持ってきて

図書館のサービスである

無料WiFiに接続している人々で

それなりに、にぎわっているのだが。





2012年4月2日月曜日

ひさびさな、たこちゃん。






最近、ずっと

たこちゃんに関する日記を書いていなかったので…



アメリカにおける、たこちゃんの静かな流行

終わってしまったのではないかと

心配していらっしゃる皆様へ。

(え、誰も心配していないって?)





たこちゃん…




しっかり

あちこちのお店で…

健在です。

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たこちゃんだけじゃなくて…





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イカさんもよろしく。




2012年4月1日日曜日

冷蔵保存。





今年は、ずいぶん花が咲くのが早くて

春分の日には、

もう花が咲き乱れていた

↑この日記を書いた日には

私は、半そでで歩き回っていて…



マンハッタンから車で2時間くらいの北の場所では

1ヶ月も早く、クマが冬眠から覚めちゃった

なんていうニュースも出ていてたくらいである。



その後、ダウンジャケットのお天気に戻り

比較的寒い日が続いたので…



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咲き始めて、10日もたったというのに

マメナシの花が、まだ咲いたままである。



マメナシの花は、サクラに似ていて

最初に花がわっと一斉に咲き

散ってから葉っぱが出てくるか、

ハザクラ(ハナシというべきか)になりつつ散るのだが

春分の日には、すでにハナシ状態だったのに

未だにハナシ状態で咲きっぱなし。



今年は、なんと春が長いことよのう。