我が家の庭のサンシュユの木。
木が大きくなってきたので
だんだん、実が大量になるようになってきた。
毎日、毎日、それはそれはたくさんの実が
降ってきて、掃除が大変なんである。
サンシュユの実は、漢方にはするけれど
どうもおいしくないらしいと
日本語のネットには書いてある。
実際に、鳥も食べないし
アリも寄り付かないし
ネズミも食べないし
リスは、種の中身しか食べない。
滋養強壮だの老化だのに良いらしく
漢方薬のサイトには
種を取って干して、煎じて飲むと良いとか、
サンシュユ酒等の作り方等が、書いてあるけれど
作ったとしても
たぶんそんなものは飲まないのは目に見えている。
ということで、毎年
腐らせるだけだったのだけれど…
今年は、ふと思いついて
サンシュユではなくて、英語の名前、
Cornelian Cherries(コーネリアン・チェリー)
で、検索したら… 目からウロコ。
出てくる、出てくる。レシピがわんさか。
いろいろな国の人々が
色々な方法で
ジャムやらシロップやらを手作りしているし
市販されている製品まででてきた。
どうも、東ヨーロッパや中東で
広く食べられているらしい。
ということで、
いくつものサイトを眺めてみたあげく
色々なレシピのいいとこ取りをして
フルーツソースのようなものを
作ってみることにした。
作ってみたはいいものの
ちゃぶ台をひっくり返すほどマズかった…
なーんてことになると、後悔しそうなので
とりあえず、かなり少ない分量で実験。
実をひたひたの水で煮込んで柔らかくなったら裏ごし。
目が細いざるで裏ごしをしたので
途中でイヤになり…
目の粗いざるに変更。
こしたものを
鍋に戻して砂糖とレモンを入れて煮つめて…
フルーツソースのできあがり。
味見をしてみると…
おー。いける。なかなかいけますぞ。
さっぱりしたベリーの味。
(説明になっていない ↑)
クランベリーとサワーチェリーの中間のような味。
(↑ 日本のみなさんにはわかりにくい説明。)
ここで終わってもいいけれど
中東方面の方々お勧めのレシピには
カルダモンとローズウォーターが入ってるので
煮つめたサンシュユを半分にわけて
中東バージョンも作ってみる。
カルダモンとローズウォーターを少々入れてみると、
とたんにエキゾチックな雰囲気になったので
これは、ジャムとして使うよりも
飲み物に良さそうだ… と
炭酸で割って、サンシュユ・ソーダにしたら
おお、これはうまうまーー。
さわやかな夏の飲み物のできあがり。
実験大成功の巻。
甘めに作って、ジャムとして使ったり
酸っぱめに作って、アイスクリームにかけたり
色々楽しめそうである。
サンシュユのフルーツソースの作り方
材料:
サンシュユの実(枝からぽろっと落ちるほど熟したもの)
水
レモン汁
砂糖(はちみつやアガベシロップも可)
ローズウォーター(あれば)
カルダモン・パウダー(あれば)
1.サンシュユの実をよく洗う
2.ひたひたの水に入れて柔らかくなるまで煮る
3.つぶして種を除く、または裏ごしをする
4.鍋に戻し、裏ごししたものの半量の砂糖を加える
(砂糖の分量は煮詰めることを考慮。)
5.レモン汁を少々いれて煮詰める。
6.煮沸した瓶に入れて保管。
(好みで、5の段階で
カルダモンパウダーとローズウォーターを
少々加えてもよい。)
7 件のコメント:
わぁ 拾ってつい口に入れたくなるような
おいしそうな実なのに~
日本ではあんまり食べないのですか、もったいない。
日本ではあんまり食べないってところで
ちゃぶ台をぎゅっとおさえましたが
大成功 やった~(笑)
ウォッカを入れてもいいですか?(またか!)
くま子 さま
渋いから食べられたもんじゃない
という日本の説明を真に受けてたんだけれど
ぜーんぜん渋くなかったでーす。
必ず熟れた実を使いましょうって書いてあるサイトが多かったので
もしかしたら渋柿みたいに、硬いときには渋いのかもしれません。
くま子ちゃん、ちょっと硬い実をかじって確認してください。
ウォッカに合う合う!!
絶対に合いますっ!! 断言。
クランベリージュースよりも合うかも!
(ビールに入れないでください 笑)
庭のサンシュ~のぉ木ぃ~♪
と、冷えつき節の歌で覚えていたけど、サンシュユなんですね~。
私は、民謡なので庭の山椒の木がなまったのかと(笑)今まで思っていましたよ~。
サンシュユ、70歳にして初めて知りました。
ネットやっていてヨカッタ、知らないまま死ぬトコでした(爆)
綺麗でいかにも美味しそう。
こちらでは見かけないです。
日本人は、タネの漢方しか知らないんだ。
勿体ないですね。
たびささんの好奇心とその成功に乾杯~♪
あっちゃ~
冷えつき節じゃなく「稗つき節」の誤変換です~(;´Д`A ```
ぽてとさま
ひえつき節、聞いたことなかったので
(正座して 笑)最後まで聞きましたーっ!!
長かったーーー。ついでに、正調刈干切唄というのも聞いてきましたっ!!
私もポテトさんに教えていただからなければ
ひえつき節、知らずに死ぬとこでしたっ!! 笑
サンシュユの実は、いかにも美味しそうだけれど
鳥も食べません。
渋いかどうかは未確認ですが
すっぱいのは確かです。
日本では、もともと漢方として中国から輸入されたので
これは、お薬!という先入観があったのかもしれませんね。
サンシュユの存在をはじめてしりました。
ソーダ割とっても美味しそう!お肉のソースでも美味しそう!
日本だとなかなか手に入らなそうですが、一度試してみたいです。
えのすけさま
私も、日本にいた時にはサンシュユ知りませんでした。
でも、両親は知っていて
どこどこに生えてる、なんて言っていました。
レンギョウのように春一番に花が咲くのです。
クランベリーソースみたいに
七面鳥にかけてもおいしいかなと
思っております。
今年はもうたくさん地面に落ちてしまったので
来年、本格的に甘いのとあまり甘くないソースを作ろうかなと。
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