中華街で、ウォーター・チェスナッツを買ってきた。
この食べ物、日本で食べた記憶がないのだけれど
こちらの中華料理には、よく入っていて、
しゃくしゃくした食感で、あまり味がしないものである。
中華料理に入っているものは、
缶詰であることが多いし
感動するほど、すごくおいしいものでもない。
なので、中華街で
生のものを売っているのを見かけても
ふーん。という感じで
買うことはなかった。
数年前のある日、
カリフォルニアから遊びに来た友人の彼女と
中華街へ行った時のこと。
ある店の前を通りかかったら
そのベトナム人の彼女は
「あ、ウォーター・チェスナッツ売ってる!」
と、大変に喜んで1キロも購入するではないか。
彼女は、その後2週間ほどニューヨークに滞在予定だったし
ホテルには、キッチンもついていないので
そんなにたくさん買って、どうするの?
と聞くと
「ホテルに帰って、食べるのよ!」
という。
「中華の炒め物に入ってる、しゃくしゃくとした味のないもの」
という認識しかない私は、
たぶん、いぶかしげな顔をしていたに違いない。
売り場のおにいさんが、その場で皮をむいて
私に1個、差し出してくれた。
おそるおそる食べてみると
生のウォーター・チェスナッツは、
実は甘くて、みずみずしく、
ナシのようにしゃくしゃくして
まるでフルーツだった。
その彼女は、子供の頃ベトナムで
近所で採って、おやつとして食べていたそうだ。
その後、友人はその彼女と別れてしまったので
私は、彼女に二度と会うことはなかったけれど
中華街で、新鮮なウォーター・チェスナッツを見かけると
数個購入し、ちょっとだけ彼女を思い出しながら
しゃくしゃくな歯ざわりを味わっている。
4 件のコメント:
へええぇぇ~~。
レンコンの歯ざわりに梨の甘さ。(とWiki.にありますね。)
「騙されたと思って」って食べてみないと分からないですね。
甘いだろうと思って食べたら苦かったっていうのの逆で、ナイス!
カプメイさま
中華の炒め物に入っているのは
甘くないので、生の甘い味はまったく想像してなくて
かなりびっくりしました。
レンコンは、煮物のレンコンではなくて
酢レンコンみたいな歯ざわりといえばわかるかしらん。
皮をむいて出して、これなーんだ、と
日本人の方に聞くと
たぶん、十中八九、
「香りがない梨。」
と言うと思います。 笑
梨を期待して食べると、ちょっと素朴すぎる味かもしれない。
ええええ
生で?生で食べていいの・・・?
知らなかった~
前にくまおママとケーキ食べてたら
彼女が、ケーキの上に乗っかってるモノを
お店の人に「これウォーターチェスナッツ?」って聞いたので
「そりゃないだろー」ってココロの中で突っ込んだのですが…
あながちなくもないかも!(笑)
あ、結局ケーキの上のモノはアジアンペアでしたが。
くま子さま
でしょでしょ、生で食べるなんてびっくりでした。
もし、これがケーキの上に乗っていたら、たぶん…
食べながら、
日本の梨のほうが
こっちの梨より、香りがあっておいしいよねぇ。
なーんて、いいながら
梨だと信じて食べる人がいると思う!
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