2015年7月27日月曜日

アイルランドのわんこたち。






昨日、犬の話を書いたので

アイルランドの犬たちのことを思い出した。



2007年にアイルランドを訪ねた時

アイルランドで出会ったわんこたちは

みんな、働くわんこだった。



今まで日本やアメリカで出会ってきたわんこは

警察犬や盲導犬等を除いて

ほとんど家族の一員というか、ペットだけれど

アイルランドで私が個人的に出会ったわんこは、

全犬、一匹残らず働いていた。



ただ漠然と番犬というのではなくて

れっきとした役割、職業があったんである。



アイルランドで泊まっていたお宅のロキシーの仕事は

近所で放牧されている牛や

そして穴熊やウサギ等の野生動物が

に入ってこないようにすることだった。




PA050048.JPG
アートさん家のロキシーちゃん



羊や牛や野生動物が庭に入ってくると、

色々なものを食べてしまうので

犬は絶対に必要だという話だった。



田舎で泊まった民宿の人も何匹も犬を飼っていて

それは、本業の方の羊の放牧に必要だという話だった。



その民宿に泊まっていた時に

友人とお散歩にでかけたら

荷台いっぱいにたくさんのビーグル犬を乗せたトラックが

通りかかった。



アイルランドの田舎を

2人の怪しい女性が歩いているのを不審に思ったのか

トラックのおじさんは車を停めて

どこから来たのかと話しかけてきた。



ビーグルたちについて聞くと

狩りをするためのビーグルだ

という話だった。



おじさんは、私たちを質問攻めにして

どこの馬の骨かを確認すると満足して

去って行ったけれど

100メートルほど先の丘の上にトラックを停めて

荷台の枠をぱたんと下ろした。



すると、荷台の上のビーグルが

次々と飛び降りてきて

次々と片足をあげて道端におしっこをした。

おじさんはそのまま、ビーグルを乗せずに

トラックを発進させ

ビーグルは、一斉にトラックの後ろについて

おじさんの家の方に去って行った。




2 件のコメント:

カプメイ さんのコメント...

アメリカや日本の働かないワンコも、実は人間を癒す仕事で頑張っているんですって。(なぜか伝聞調)
心のケアはもちろん、歩かない家人を嫌でも散歩に連れ出すとか、
ものぐさな人間に世話という仕事を与える。
留守中はエアコンの効いた部屋で寛いでいることでしょう(って誰かの家の犬の話)(笑)

ビーグル犬と言うと、スヌーピーがそうでしたね。
あの方は屋根の上で哲学するのが仕事だったのか?
日本にいるビーグルは、たいてい肥満で可哀そうです。
猟犬を日本の飼い犬にしちゃイカンって思ったりします。

Tabitha さんのコメント...

カプメイ さま

ニューヨークのわんこも
太ってる子、結構います…。

1日2回くらい、その辺をのろのろして
たまにドッグパークに行くくらいじゃ
運動、全然足りないのですよねー。

知り合いは、わんこを
水泳教室に入れています…。

歩かない家人を嫌でも散歩に連れ出すのは
大事な役目ですね。 笑