少し前の日記で、
フィリピンのチョコレート粥の話を書いた。
友人のMちゃんから、
「チョコレート粥の付け合せはお魚の干物だよ」
という話を聞いてからというもの
フィリピンのお魚の干物とは、どんな干物なのかが
気になってしょうがなかったのだが…
マンハッタンには、
チョコレート粥と干物を朝ごはんに出す店はない。
けれども、干物をブランチに出す、という
フィリピン料理の店を見つけたので行ってきた。
レストランに入ってからすぐに
Mちゃんに
携帯メールでメニューの写真を送り
これにしなさいと選んでもらったのは
フィリピンの典型的な朝ごはんの
Bangsilog というメニュー。
Bangus と呼ばれるお魚の干物に
Sinangág と呼ばれるガーリックライスと
Itlog と呼ばれる玉子の組み合わせで
全部を短くして、Bangsilog と呼ぶのだそうだ。
ガーリックライスなんて書くと
「朝からガーリックなんて信じられない!」
と、思う方もいらっしゃるかもしれないが
日本人だって、朝から
他の国の人からしたら、とんでもなく臭い、
納豆、干物、漬物を食べる習慣があるのだから
人のことは言えない。
頼んで程なくして、ウェイトレスさんが
なにやら液体の入ったボトルを持ってきて
目の前に置いた。
「Mちゃん、これなあに」と
こそこそ携帯で写真を撮って送ると
「お酢。お魚の干物につけてね。」
というお返事。
その後の追伸で
「お魚は、たまに小骨が残っていることがあるから
気をつけて食べてね。」
というメッセージが来る。
しばらくしてやってきたのは…
こんな感じ ↓ のお皿。
ひらきだから、小骨があって当たり前じゃないの?
と、思いつつ裏返したら
骨は全部きれいに取り除いてあって、
フォークでもほろほろと
皮から簡単に外れて食べや易い身であった。
フィリピンには、色々な種類の干物があるそうだけれど
私が食べたこの干物は
燻製にしてあり、それを油で揚げてあって
さらにそれにお酢をつけて食べるので
日本のいわゆる干物とは、かなりかけ離れたお味。
しかし、なかなかおいしくて、しかも食べやすくて
目玉焼きののっかったガーリックライスとの相性も抜群。
干物の中身を、ほとんど全部食べてしまった後…
この皮は食べるべきなのだろうか?
と気になった。
私は、お魚の皮の部分も結構好きである。
でも、この Bangus の皮はたいそう堅くて
フォークでかんかん、と
叩いても形が変わらないくらいなのである。
オットに、皮食べるべきだと思う?と聞いたら
Mちゃんに聞けというので、
「ねぇ、ねぇ、皮はどうするの?」
と、メッセージを送ったら
「おいしくないから、食べません。」
という返事が返ってきた。
同じ、干物とご飯の朝ごはんでも
随分、日本と様子が違うのだけれど
なんだかするっと、おなかに収まって
大満足なごはんであった。
◆ おまけ
過去の朝ごはん日記
8 件のコメント:
皮、ダメなんですか、、、残念。
私も塩鮭のよく焼けた皮なんかだぁ~い好きなんです。
鯵の干物のぜいごだって好きなのにぃ。
硬すぎるんですかね~。
カプメイさま
これは、薫製バージョンだからでしょうか
お財布が作れるんじゃないか?ってほど
固かったです。 笑
ぱりぱりっと美味しい
というわけにはいかないのだそうです。
そう言えば、鮭の皮のお財布とかハンドバッグってありますね。
小さい魚みたいなのに、強い皮なのか~。
カプメイさま
ほぉ。鮭の皮のお財布なんてあるのですかー。
鰻の皮のお財布は、韓国土産だと言って
もらったことがありますが…
サーモンレザーで検索すると、カナダ製のがヒットしたりします。
たしか義母が持ってた気がするんです。
お~いしそう~~
フィリピン行ったとき、ご飯が
どれもこれもおいしかったの思い出しました。
骨が取ってある干物、食べてみた~い
誰が取ってくれたんだろう?
干物を作る人?レストランの人~?
あ、私!サーモンの皮のジャケット見たことあるよ~!
(残念ながらたぶんこちらも食べられないと思います)
カプメイ様
ほぉ。カナダ製ですかー。
鮭のかほりがするのでしょうか?
くま子さま
いいなあ。フィリピン行ってみたいなぁ…。
Mちゃんが、最初から
「たまに」骨が残ってるという言い方してたから
干す人が取るのかな… と思ふ…。
サーモンの皮ジャケットってすごい!!
Sockeyeの皮で、まっかっかとか!!
↑ 勝手に想像ちう
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