その昔。
京都の喫茶店で、メニューを読んでいたオットが
「パインジュース ッテ、パイン ノ ジュース デスカ?」
と聞くので
「はい、そうですよ。」
と答えた。
オットは、ほーっとびっくりして
うれしそうに、パインジュースを頼んだ。
パイナップルのジュースなんて
アメリカにもありそうなのに
何がそんなにうれしいのだろうと思っていたら
出てきたジュースを見て
オットはがっかりしている。
何がそんなにがっかりなのか聞いたら
オットは、
日本語ではパイナップルのことをパインと略することを知らず
パインジュースというものは
パイン、つまり英語で「松」のジュースだと思ったのであった。
「ええー、松でジュース作るって
どんなジュース?」
と、聞くと
「ソレヲ、ワタシモ、シリタカッタデス。」
と言っている。
松の葉っぱは食べられそうにないので
松の実のジュースかなと思ったらしい。
日本では松の実は高級品なので
松の実を飲み物にするなんてトンでもないが
アメリカでは、松の実は簡単に手に入るものなので
アーモンドミルクのように
松の実をミキサーにかけた飲み物なのかなと
想像したのだそうだ。
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昨日、ブラジル料理の店に行ったら
メニューに
カシューのジュース
というものがあった。
カシューナッツのカシューのつづりである。
カシューのジュースなんて聞いた事がなかったので
早速頼んで見る事に。
カシューナッツの飲み物と思ったら
パイナップルのジュースが出てきたりして…
なんて話していたら…
本当にパイナップルジュースにそっくりの色のものが出てきた。
飲んでみると
酸味のないパイナップルと
リンゴジュースを混ぜたような甘みで
後味に巨峰のような香りが残る
とてもさわやかな味。
お店の人に聞いたら
カシューナッツは、
カシューというフルーツのタネの部分で
ブラジルではナッツだけではなく
フルーツの部分を
生で食べたり、ジュースにしたり
料理につかったり、お酒にしたり
するそうな。
ちっとも知りませんでした。
2 件のコメント:
あ、あの上の実の部分も食べるんですね。
どうするのかなぁ~ってずっと思ってたのでした。
種のためだけに、上の実は食べられないなんて勿体ない。
分かってスッキリしましたー。
カプメイさま
普段よく食べているものなのに知らない事って
いっぱいありますよねー。
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