これまでのお話はこちら。
そうして、ミセス・チェンのお父さんと
お財布の持ち主は
時々、山を越えてお互いを訪ね
家族ぐるみでの友情を深めていった。
時には、少年が
一人で山を越え、訪ねてくる事もあった。
ミセス・チェンが14、5歳のころだったか
一人でやってきた少年が
ミセス・チェンに言った。
『僕は、父親と一緒にヨーロッパに行って
一旗挙げてくる。
必ず君を迎えにくるから
どうか待っていてください。』
そうやって、ヨーロッパに旅立っていった彼は
彼女に何通もの手紙を送り続け…
彼女は、見知らぬ異国に
思いを馳せながら、
いつか帰ってくる許婚を信じて
青春時代を過ごしたのであった。
時は流れ、1937年。
ヨーロッパで、事業に成功していた青年は
許婚に手紙は書いていたものの
ビジネスがあまりにも面白くて
しばらく中国に帰る気はなかった。
しかし、そんなある日。
街角で売られていた新聞で
衝撃的なニュースを目にすることになるのである。
つづく。
写真とストーリーは関係ありません。
8 件のコメント:
つづく。
とほほ。
匿名さま
でへへ。
(*^o^*)ドキドキ(*゜O゜*)バクバク
続きが気になる~~~!!
待つ楽しみを味わえとな?
とほほ
早く、「つづき」を・・・・たのむ(笑)
お姫様がNYデビューしてたとか!?
これは壮大なロマンス~~♪
ぽてとさま
でへへ。
みさきさま
でへへ。
カプメイさま
王子様がバターになってしまって
お姫様がNYで…そこでカエルが…
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