先月。
銀座で、腕時計のバンドを探していて…
こんなもんを見つけた。
さすが日本。
松坂牛の腕時計バンドである。
ついつい、店員さんに
「やっぱり霜降りなんですか?」
と、余計なことを聞いてしまう私である。
そんな、余計な質問にも
丁寧に答えてくれる銀座の店員さん。
松坂牛というのは、脂がのりすぎているので
元々、革製品には向かなかったのだそうだ。
それを、特別な加工の方法で使えるようにしたのがこの製品。
脂がのっているので、素晴らしい光沢が長持ちし
噛めば噛む程味が出るというか
使えば使う程良さがわかるんだそうだ。
しかも、さすが松坂牛。
牛ごとの番号が
腕時計に刻み込まれていて
誰が育てたどの牛なのかが
一つ一つわかるのだ。
うーむ。
ということで、とある製品の番号を
試しに、検索してみた。
バンドになった牛の名前は「さちこ」さん。
お父さんは、「川幸」さんで
お母さんは、「ふゆみ」さん。
妙に人間っぽい名前の牛達である。
ほっほー。
名前や生年月日や農家さんがわかるのか。
それだけじゃなくて
と畜日やら、食べ物、顔までわかるので
妙に現実を帯びていて生々しい。
どなどなどーなーどーなーーーーー♪
と歌いたい気分である。
名前や経歴がわかってしまうと
突然、かわいそうだと思うのは、
ひじょーに虫がよいと思うのだが…
やっぱり、さちこさんの目が
どなどなしていたので…
結局、どこの牛の皮かわからない製品を購入した
大変、現金な私であった。
(いや、松坂牛、高かったのでどうせ買