これまでのお話
その1
その2
その夜は、マイナス10℃以下の
寒い寒い夜となった。
普段であれば、外気温が寒ければ寒いほど
暖房が効いて、部屋の中は暑いくらいであるのに
真夜中に寒くて目がさめた。
パジャマの上に重ね着をしたり
靴下をはいたりしたが、
寒くて眠ることができない。
スチーム暖房のパイプを触ったら
すっかり冷え切っており
ガラス窓からどんどん寒さが押し寄せてきていた。
部屋の外に出ると、隣の部屋のJも出てきた。
Jの部屋は角部屋で窓が2方向にある。
私の部屋よりも寒いに違いなかった。
外に面していない廊下は、部屋ほど冷え切ってはいない。
暖かいお茶でも飲もうとキッチンに行くと
キッチンは暖房がついていて暖かだった。
どうやら、建物の東南の部分のスチームだけが壊れているらしい。
そのうち、EとAも部屋から出てきて
女子学生4人がキッチンに集まることになった。
セキュリティに電話してみたけれど
夜中なので暖房のことはどうにもならないという。
暖かいお茶を飲みながら
キッチンにおいてあるカウチで
4人、うだうだしていると
Eが突然言いだした。
「きっと、あの人形を冷蔵庫に入れたから
寒くなったんだ。」
私は、呪いの人形なんて信じていなかったし
Jも、Aも同じだった。
でも、Eは、人形を冷蔵庫から出したら
暖房が直ると言い張り、
勢いよく冷蔵庫を開け
野菜室の引き出しを引いた。
しかし。
野菜室はからっぽだったのである。
つづく。
注:写真は日記と関係ありません。
8 件のコメント:
コワイーーーーーーーーー。
((((;゚Д゚)))))))
おそろしや…どうなっちゃうのぉ?!!?!
え’’ーマジでーOー;!!!
これは「人形は何処へ行った?」クイズなんですか? そうですかー
えーとえーと、持ち主の所じゃ当たり前過ぎるしー
えーとえーとじゃあねースチームのパイプのバルブの所! ファイナルアンサー☆
消えた呪いの人形・・・
夏には早い怪談話です。
そういえば、春に近づいているのに今朝、雪が降っていた。
この話が解決するまで、寒の戻りが気になっちゃいます。
miuany さま
そうなの。本当は怖いお話なの。
ぼそ。
えのすけ さま
怖い出来事が起こるんです。
ぼそ。
tom☆ さま
あたーりー♪
うそです。
ぽてとさま
雪ー雪はいけませーん。
早く暖かくなりますよーに。
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