2015年5月11日月曜日

4匹の猿とAKB48。





日曜日は、

セントラルパークでジャパン・デイというものがあった。

ニューヨークで日本の文化を紹介する!

という目的のイベントだったらしい。



私は、普段そういう催し物に行かないのだが

友人達が

「一緒に行って日本を説明して欲しい。」

というので、のこのこついて行った。



食べ物の屋台は、

おにぎりと餃子とお好み焼きとわらび餅と焼きそばの5つ。

(あとは、スナック菓子とペットボトルのお茶)

しかし、無料ということで、恐ろしい行列ができている。



ニュヨークでは、そのくらいの日本食なら

その辺で安く売ってる。

タダだからって、1時間も待ってられるか!

ってことで、私たちはさっさと諦めた。



イベントも、ヨーヨー釣りとか折り紙

キティちゃんと、どーもくんと、リニアモーターカーくらい。

顔に歌舞伎の化粧をしてもらったり、浴衣の試着ってのもあったかな)

子供がいたら別だっただろう。

でも、大人な私たちは興味がなかったので

日本人代表として何も説明するものはなく…



結局、ジャパン・デイとは全然関係なく

セントラルパークで

久しぶりに4人のんびりする日になった。



夏のような陽気のセントラルパークは

ありとあらゆる花殻やら花粉やらが舞っている。



女子4人、ぺちゃくちゃしゃべりながら

お互い、目の前の友達の髪やら洋服に落ちた

花殻やらなんやらに、

しょっちゅう手を伸ばしては、取り除き、

セントラルパークでの優雅な日向ぼっこというよりは、

せわしない4匹の猿の毛繕い状態。




ステージでも

なにやら催し物をやっていたようなのだが

興味がなく、最初は行く気がなかった。



しかし、トリがAKB48。



友人たちが

何故、日本の総理大臣やら日本のお役所やら

国をあげて海外にAKB48 を推しているのか

何がそんなに魅力なのか

文化人類学的、社会学的見地から観察してみたいと

言いだしたので…



ちょっとだけ観察してきた。

生まれて初めての、生AKBである。



ステージの近くには、

スティックライトを振ったり

合いの手を入れている日本人がたくさん。

その周りも、黒山の人だかりで

皆、口々に「あれなに?誰?」と言いながら

とりあえず写真を撮っている。



結局2曲聴いた後、

もういいや… ということになり…


IMG_43411.jpg




また、お互いに毛繕いをしながら

花いっぱいのセントラルパークを後にしたのであった。






10 件のコメント:

暇田くま子 さんのコメント...

はぁ… お友達のみなさんに、AKBの魅力が伝わらなくて残念です。
はい。私にもわかりません。

あ、わかった!団体行動?の大事さ・・・?
同じ服、同じようなお化粧で同じ顔にする。日本的!?
・・・
・・・
お猿のみなさん、申し訳ありません。
(謝りたい気分)

Tabitha さんのコメント...

くま子さま

残念ながら、魅力は伝わってきませんでしたが…
いちおう、どういうものか観察できたので
お猿のみなさん、満足されたようです…。

応援の皆さんの合いの手とか、
そういうものも、大変に興味深い異文化でした!







ぽてと さんのコメント...

済みません。私もあの子たちの顔がみんな同じに見えちゃう。
似ているけど、少しずつ違う服装の違いと同じくらい分りにくい。
外国の方にはきっと見分けがつきにくいと思います。
歌も振り付けも、どの曲を聴いても同じ感じがします。

楽器をやる若い子が、1960~1980年代の曲を聴いたらみんな同じに聴こえると言った事がありました。
あの素敵さが分らないのかと驚いていたけど、私がAKB48の素敵さが分らないのと同じかなと、妙に納得です。

Tabitha さんのコメント...

ぽてとさま

秋元康その他プロデュースの
この手の女の子のグループって
メンバー使い捨てというか、
どんどんローテーション組んで違う人が出てきて
わからないのが当たり前だと思うのです…

友人たちは、個々の出演者の
芸能人的なオーラのなさにびっくりしてました。
小学校とかのお遊戯会みたいな感じなものを
日本政府がプロモーションしてるのは何故だろう?って。

でも日本ではきっと
その芸能人的なオーラがないことが
ウリなんですよね?

苏谢 (Suzy) さんのコメント...

Tabitha さん、こんにちは♪

このイベント、日本人にとっては面白くないですよね(きっぱり)。
おにぎりの列に並ぼうと主張した息子に、
「おにぎりは家に帰って作ってあげるから」と説得してから、
折り紙も習字も家でできるし、
焼きそばもお好み焼きも家で作れるよな~、と思ってしまいました。
つまり、自分は紹介される側ではなく
紹介する側なんだ、と、妙に納得。

アメリカ育ちの子どもたちには、
ヨーヨー釣りや福引き・くじ引きは楽しかったようで、
もう一回並ぼうとしていました(勘弁して)。

今回、AKBは8分の1だったようですが、
誰かが入れ替わっていても
きっと全然気がつかない私です。
"Idols you can meet every day" が
ウリ(コンセプト?)ですから、これでいいのだ。
同じ秋元康プロデュースでも
まだ「おニャン子クラブ」のほうが
個性的だったような…。
自分が歳とっただけかな!?

Tabitha さんのコメント...

ゆきさま。

本当に日本人にとってはおもしろくありませんでした。。。ふはは。

でも、マンハッタンで毎年行われる
インド人とかポーランド人とか
フランス人とか、プエルトリコ人とか
ありとあらゆる民族国家のお祭りは
本人たちがお祭りをすごく楽しんでいて
周りもそれに便乗する感じで
その方が、文化を伝えられるなって思うんですが…。

私の友人たちは日本人ではありませんでしたが
彼女たちですらおにぎりとか、餃子とか焼きそばなんて
その辺で売ってるから
ならばなーい。と言っておりました。。。
子供だったら、ヨーヨー釣り、楽しいと思いますが。

お金とっても構わないので、もっとバラエティに富んだ
日本のお祭りみたいな屋台を出せばいいのになと
思いましたです。

カプメイ さんのコメント...

AKBも、ジャニーズも、エグザイルも・・・人数が多くて人海戦術?
誰でもいいから好みの子を見つけられたら、その人はファンになってくれる。
ほら、隣に座っていそうな子。
親近感が命なんですよね。
制服世代が作った没個性のアイドル。

私にも当然区別がつきません。
つまらないです。
ピンクレディーの歌と踊りは良かった。(笑)

Tabitha さんのコメント...

カプメイ様

人海戦術。なるほど。
Exile は、まったくわかりませーん。
AKB、ニューヨークに来ていたメンバーが
観光している写真を見てみたら
本当に、その辺の中学生の修学旅行みたいでしたー。

ネットのニュースでは5000人熱狂とか書いてありましたが 笑
ステージの周りの熱狂的な日本人ファンは別として
その周りに集まっていた人間は、
「なんで騒いでるの?あれ誰?あれなに?え、有名なの?とりあえず、写真撮っておこう。」
って感じでした。

ニューヨークに広めるためっていうよりは
日本でのニュース作りに来たのかな?

tom☆ さんのコメント...

あーなんか残念な感じですね★
日本に居てTV好き(見なくてもテレビ付けて居る夫が居るとか)ですと、AKBだのなんだの露出が多いので 顔なじみ感があります。
だからどうなのか?ってのは別かもしれませんが、メインの顔は判別出来ます♪ 好きなと言うか(私にとってのAKBはこの人)ってのは居るんですーファンって程ではないんですが・・・知ってる子が頑張ってるなーくらいな安心感(?)が有るかな。

ああーだからやっぱ「日本のニュース作り」なのかもねー★
日本人って(と言うよりも日本のマスコミは)「海外では日本ってこんな評価」を気にし過ぎなのかと思います☆

Tabitha さんのコメント...

tom☆ さま

そうですよね。テレビ等でよく見ていれば
顔なじみ感ができますよねー。
それがないので、全然わかりませーん。

ところで、このイベントは無料イベントだったので関係ありませんが…

「日本のニュース作り」といえば…

日本人のアーティストがこちらでコンサートをするときに
よく無料のさくら券をくばって、
席を埋めていることがありまーす。笑
もちろん、実力で来ている人たちは関係ありませんが。