2012年3月3日土曜日

おひなまつりの おこしもの。






ひな祭りに、

おこしもの」というものを作ってみた。



私が育った家では、

桃の節句に「おこしもの」を作る風習はなかったし

今までに1度しか食べたことがないのだけれど

餅ブームが続いているついでに、作ってみた。



毎年おこしものを作る、従姉のぷろとん姐に

メールで送ってもらったレシピは、以下の通りである。


1.上新粉を熱湯でこねる
  (上新粉240グラムに対して、湯200ミリリットルで硬め)
2.型で成形
3.食紅で色づけ
4.蒸す(約15分)
5.焼き網で焦げ目ができるくらい焼き、
  両面にしょうゆをつけて、さらに軽く焼く



実は、我が家には、(厳密な意味での)上新粉も、

おこしもの用の型(←クリック)も、食紅もない。

(それじゃ、全然おこしものじゃないじゃないか。) 

わざわざ買いに行くのもめんどくさかったので

でもまあ、とりあえず、家にあるもので作ってみた。



用意したもの

ボブさん印の米粉(まあ、上新粉のようなものですね。)

photo.JPG


そして、なぜか、生のビーツ

photo.JPG


何故ここでビーツが出てくるかというと

食紅がないので、

ビーツを煮て、その煮汁で染めたんである。



ビーツの色は濃いとはいえ、

表面に塗っても、うまくいかない予感がしたので

後から塗る方法ではなく、

NHKの今日の料理のサイトで見たように

煮汁を米粉に混ぜ込んで、色生地を作り

同様に抹茶を混ぜ込んだ、緑色の生地も作って

型がないので、適当に手で成形。


photo.JPG



これを蒸して…

できあがり。


photo.JPG



蒸す前は、ビーツで染めた米粉の色が恐ろしいぴんくだったので

どうしようかと思ったが

蒸しあがったら、まあまあかわいい朱色になったので満足。




おまけ。




あまった生地で作ったあしか(若干乾き気味)。

photo.JPG



さらに、あまった生地で作った…

金魚。


photo.JPG



注: このブログのおこしものは、本物ではありません。

きちんとした「おこしもの」については、文中のリンクをごらんください。




8 件のコメント:

暇田もち子 さんのコメント...

まあまあ かわいらしいっちゃね~(想像の名古屋弁)

リンク先を両方読んで勉強してきました!
ら、
あるよあるよ~ うちに、中華な中古屋さんで買った
お店の人によれば「ライスケーキの型」との木型が~!!!
あれは中華なおこしもの用なのか!
今すごくつながった感じがしました~

私もあしか型が欲しい~

mom さんのコメント...

いいなあ。
なんだかマムがいつも心がけている日常の文化の継承を
さらりと感じます。
ぷろとんさん、たびささんに敬礼です。
おこしもの・・・しりませんでした。
愛知県の風習なんですね。
画像を検索して、婚礼用のかまぼこを思い浮かべました。
ちょっと昔は婚礼のひきでものは、バームクーヘンや
こじゃれた西洋菓子などではなくて、
かまぼこの折詰だったのですが、そういう引き出物を
だす結婚式にはであったことないですねえ。
http://www.e-kamabokoya.com/user_page.php?page_code=oiwai

カプメイ@重たい引き出物(食器)は欲しくない。 さんのコメント...

表題だけ見て「(雷)おこし」かと思ってしまいました。
どうしてお餅になってしまったんでしょう。(笑

鯛の練り物(蒲鉾系)の引き出物は、富山ではまだあると思います。
すっごい色なんだな、これが。
鯛の型で作った砂糖ってのを貰ったこともあります。
めでたい(鯛)ですね。

Tabitha さんのコメント...

もち子ちゃん

まーーーーーっ!!
カナダなのに、おこしものの型があるなんて素敵!
お餅も、最近は高度な技を披露しているし…

もち子先生のところに、弟子入りしなければ…。

たそがれちえぞー さんのコメント...

おこしもの…?!聞いたことも見たこともなーい。
雛飾りに模型がある、あのひし形の御餅だかおこしみたいなものかと思ったわ。
おまけのあしかさん。
尾びれでボールを操る器用なイルカさんに見える@@

Tabitha さんのコメント...

カプメイさま

おこしもの というのは、
「型からおこす」ので、おこしものというそうで
人によっては、「型で押す」ので、おしもの とも言うみたいです。

私も、鯛の形のお砂糖覚えてます!
子供の頃、両親が結婚式へ行くともらっていたような。

で、さきほど、ちょうど、ぽこまむさんのカマボコの話を
父に聞いた時に、
引き出物の、鯛の形の砂糖の話をしたんですが…
(父は、カマボコをもらったことはないそうで)

父によると、
あのお砂糖は、昔は落雁だったのだそうです。
昔は、鯛やら、他の縁起物の形の落雁を
引き出物に、くばっていたけれど
私が子供の頃には、合理的になって
落雁ではなく、ただのお砂糖が多くなったと。
でも、それも、かなりすたれちゃったみたいですけれど。

参照↓
http://sobanoyokozuki.com/k-3/kigata.html
http://www.westchesterfoodieonline.com/used-cars/44

Tabitha さんのコメント...

ちえぞーさん

すごく局地的なものなので、
知らなくて当然かと…

でも、私、雛飾りに模型のある3色のひし餅、
あれ、全国区だと思うんですが、
1度も食べたことないです。 笑
実家にあったのは、模型だけだし。 笑

おこしものは、型でおこすのでおこしものというそうで
型でおこしたのは、アシカだけなので
私が作ったのは、全然おこしものじゃないんですが。 笑

アシカさん、言われて見れば、イルカさんにも見えます、見えます。 笑

Tabitha さんのコメント...

ぽこまむさま

ぷろとん姐は、文化の継承をしていると思いますが…
たびささんは、文化を破壊しているような? 笑

かまぼこの引き出物、知りませんでした!
カプメイさんが、富山のことをおっしゃっているし
まむさんがご存知ということは、九州もそうなのですね?

父に聞いてみたのですが、
父は、かまぼこの引き出物は昔も今も
もらったことがないそうです。
地域的なものなのでしょうか?
父が知っている引き出物の詳細は、
カプメイさんへのお返事参照してください。