その昔、
マンハッタンからイーストリバーを渡った向こう岸に
ペプシの瓶詰め工場があった。
工場の上には、でっかいペプシの看板があって
マンハッタンからよく見えるその看板は、
とても有名だった。
その看板は1936年からずっとそこにあって
マンハッタンの人々にとっては
そこにあることが当たり前の風景になっていたので
ニューヨーク市の歴史的建造物として
瓶詰め工場が壊されてしまった後も
ペプシの看板だけは、ずっと残っていた。
私も、マンハッタンの東の端の高速道路を走るたびに
目の端で、いつもペプシの看板を確認していた。
数年前に、ペプシの看板がないなぁ、と思っていたら
ちょっと前に、お化粧直しをして
位置を少し北へ移動して再登場した。
昨日、ペプシの看板の近所に引っ越した友人の家に遊びに行ったので
初めて、ペプシの看板を近くで観察してきた。
間近で見るペプシの看板は
マンハッタンから川越しに眺めるのよりも
さらにまっかっかで、ぴっかぴかで
もともとは、こういう色だったのかもしれないけれど
長年、色あせた看板を見慣れた私には
なんだかちょっと違和感があった。
◆ おまけその1
ペプシの看板の近所の入り江にたむろする雁の方々。
◆ おまけその2
ハリウッドの看板の近所にたむろする方々のお話。(←クリック)
4 件のコメント:
あれはナマコです、のマムですぅ。
なにか?
笑
日本ではいえば道頓堀のグリコマークみたいなもんかなあ。調べたらグリコのシンボルタワーは1935年だそう。
新参者ですが吾妻橋にあるアサヒビール本社ビルの
黄金のシンボルマークもいずれみんなに愛される日が
来るのかしら。
ペプシが飲みたくなった。
追伸
韓国通の友人にすんごく叱れれました。
涙
>違和感
なんか解ります。
古くていい雰囲気の神社が修復して、朱塗りも新しくなっちゃった感じ。
作りたて、描きたてはそうだったかもしれないけれど、
綺麗に修復されちゃって、あの雰囲気、味はどこへ行ってしまったの?
ま、そのうちまた古くなるんですけどね。。。
ナマコまむさま。 笑
あの黒いジャージャー麺は
私も初めて見たときにはぎょっとしましたよー。
日本で見たことがなかったので。
道頓堀も、グリコがなくっちゃ道頓堀じゃない!
って感じなので、そんな感じですね!
ただ、グリコの看板は時代と共に変化してきましたけれど…
http://www.ezaki-glico.net/neon/history.html
ペプシの看板は、色こそ新しくなれど
70数年前の形のままなんです。
カプメイさま
そうなんですよね。日本の神社仏閣、
もともとは、極彩色のきんきら金の派手派手
っていう建物、結構たくさんありますよね。
でも、もともの作者が意図しなかったであろう、
数百年後の汚い、しぶい状態のほうが
好きだったりして…。
ペプシの赤。
赤い色は褪せやすいので
すぐに褪せることを期待したりして。
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