春に、オットが仕事のクライアントから
ディルの種をプレゼントされたので
庭で育てている。
オット様の大事なクライアント様からいただいた
大切なディル様なので、
最初は、大切に大切に育てていたのだが
(写真を撮って、報告せねばならなかった)
猛暑が訪れたころから、めんどくさくなって
水をやるだけで、放っておいたら
息絶え絶えの、ひょろひょろディルになってしまった。

最近、ディルが必要な料理もしていなかったので
全然気を配ってなかったのだが…
今朝、
ひょろひょろディルに、芋虫が5匹もついているのを
発見してしまった。
トラ縞の芋虫(←見たい人だけクリック)である。
これ、何の芋虫だったかなぁと、調べたら
アメリカに住むアゲハチョウの一種の
Black Swallowtail(←見たい人だけクリック)という蝶々の芋虫だった。
こんなにひょろんひょろんで、枯れかけたディルに
よく、卵を5つも産んでいったなぁと思うのだが…
アゲハチョウの芋虫は、大きくなるので
きっと、数日でひょろひょろディルを食べつくしてしまって
その後は、お腹がすいて全滅してしまうに違いない。
パセリを買ってきて(パセリとディルが好物だそうだ)
育てたらどうか、と言われたのだが
実は、私は蝶々が苦手である。
子供の時に、トラウマになるようなちょっとした事件があって
蝶々のことは、どうしても好きにはなれないんである。
勝手に外で育ってくださるのはいいとしても
育てるなんて、まっぴらごめんである。
5匹は到底無理だから、間引きをしたらどうか
とも言われたのだが
たとえ1匹でも、こんなにひょろひょろのディルでは
葉っぱはたぶん足りなくなるに違いない。
繁殖力の強い
アメリカシロヒトリなら、どんどんお箸でつまんで
平気で、ずぼずぼと土の中に押し込んで
栄養になっていただくのだけれど…
マンハッタンには、卵を産む場所が少なくて
散々探し回ったあげく、
へなちょこな庭の、へろへろのディルに
5つ卵を産んだと思われるアゲハさんの
お子さん達ににそれをするのは
なんとなーく、かわいそうな気がするし
非常に偏食の強い方々なので
放っておいたとしても、
隣の唐辛子や、バジルには手をつけないことはわかっている。
ということで、
今朝は、見てみぬフリをしてしまった。
ああ、どうしよう。