先月。
銀座で、腕時計のバンドを探していて…
こんなもんを見つけた。
さすが日本。
松坂牛の腕時計バンドである。
ついつい、店員さんに
「やっぱり霜降りなんですか?」
と、余計なことを聞いてしまう私である。
そんな、余計な質問にも
丁寧に答えてくれる銀座の店員さん。
松坂牛というのは、脂がのりすぎているので
元々、革製品には向かなかったのだそうだ。
それを、特別な加工の方法で使えるようにしたのがこの製品。
脂がのっているので、素晴らしい光沢が長持ちし
噛めば噛む程味が出るというか
使えば使う程良さがわかるんだそうだ。
しかも、さすが松坂牛。
牛ごとの番号が
腕時計に刻み込まれていて
誰が育てたどの牛なのかが
一つ一つわかるのだ。
うーむ。
ということで、とある製品の番号を
試しに、検索してみた。
バンドになった牛の名前は「さちこ」さん。
お父さんは、「川幸」さんで
お母さんは、「ふゆみ」さん。
妙に人間っぽい名前の牛達である。
ほっほー。
名前や生年月日や農家さんがわかるのか。
それだけじゃなくて
と畜日やら、食べ物、顔までわかるので
妙に現実を帯びていて生々しい。
どなどなどーなーどーなーーーーー♪
と歌いたい気分である。
名前や経歴がわかってしまうと
突然、かわいそうだと思うのは、
ひじょーに虫がよいと思うのだが…
やっぱり、さちこさんの目が
どなどなしていたので…
結局、どこの牛の皮かわからない製品を購入した
大変、現金な私であった。
(いや、松坂牛、高かったのでどうせ買
8 件のコメント:
じぇじぇじぇ!(もう古?!)
時計バンドにそんな情報いります? 要らないでしょう!
もしそんなの貰ったとしたら・・); そく質屋じゃ★
案外いろいろしてるじゃないですかー♪
首賭けイチョウとかー塚ファン観察とかー、東京に住んでいてもまったく知りませんでした!
あーーーも少し仕事が長引いていたらー有明でお会いしたかったなー(テヘ)
またのお越しをお待ちしています☆
てっっ!(これはまだ大丈夫)
さちこさんだったのか・・・
川幸さんとふゆみさんのお嬢さんの・・・(涙)
うん。名前がわかったら急にかわいそう。
買わない。
そうだ、おまえが今欲しがっているブーツだって
どこぞやのさちこさんの革ではないか。
24はさちこさんの番号…
と自分に言い聞かせてみよう。
(今とってもブーツが欲しい子)
あああ・・お肉は食べられ、皮までも使われたお嬢さんの写真を見るのは、酷です。
スライスされパック入りになっているお肉を買って食べている時は、感じない切なさですね。
生きているお魚をさばく時は、辛いけどできます。
でも、戦後まもない私が子供の頃、知っていましたが、お正月のご馳走用に、飼っていた鶏(卵を産まなくなった年寄り鶏)を殺してさばいて、料理した母のようなことができない。
私たちは、生き物の命をいただいて生きているんだけど。
1番辛いところは、誰かがやってくれているんですよね。
ちなみに、母は私の家に住むようになってからも、決して鶏肉を口にしませんでした。
tom☆ さま
知りたくないですよねー。
それに、松坂牛だと嬉しいのかどうか
よくわかんなかったですー。
塚ファン観察は
毎日してましたー。 笑
みなさん、本当に毎日
すごいなーっと思いました。
くま子さま
てっ! を見てみたかったのに
てっ!を見ると遅刻するのでー
見れませなんだー。 くくぅぅ。
そうそう、みんなどこぞの「さちこさん」
なんですけど…。
名前がわからないのはいいんだってのは
虫がいいとは思うのですけれど…。
でも…。
ぽてとさま
お母様は、鶏をさばかれたのですねー。
学生時代に知り合ったヨーロッパ系とか
アジア系の友人達のお母さん方には
自分で鶏をしめている人が多かったです。
でも、その友人達に、自分でやるの?
って聞いたら
あれは、母親の役目だ!と
全員言ってたのが印象的でした…。
その後大人になった彼らは
自国に戻って、やるようになったんだろうか。
本当に一番大変なところは誰かがやってくれてるんですよね。
飼ってる家畜をいただく習慣のある土地では、本当にありがたく、余すことなく、全部使い切りますよね。
母も鶏はダメなはずでしたが、自分で手を下していないので、美味しけりゃ大丈夫。。。と言って食べています。
ラムも可哀そうなんですよね。
敢えて切り身と元の姿をつなげないようにしております。
カプメイ様
そうですよねー。
家畜じゃなくても、自分で育てた野菜は
結構大事に使い切りますです。
本来は皆、そうやって物を大切にすべきなのでしょうが…。
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