以前から、とってもおいしいという噂は聞いていた。
でも、ニューヨーク市内とはいえ
地下鉄で1時間もかかる場所にあるので
「いつか、機会があったら行ってみたいな。」
なんてぼんやりとした考えしかなったのだ。
しかし。
店のおやじさんが
最近、引退の話をしているらしい
という噂が流れて来て
おやじさんが辞めちゃったら、
おやじさんの味は一生食べられないんだよっ!!
と、脅されたので…
一念発起して
昨日の日曜日の朝、地下鉄に乗って片道約1時間。
それを食べるためだけに
ブルックリンに行って来た。
その味とは、
グルジアのチーズパン
ハチャプリ(ხაჭაპური)(英語はkhachapuri)である。
大きなグルジアの旗が飾ってある
その小さな小さなパン屋は、
客から見えるところにパンが並んでいるわけではなく、
メニューも貼ってなくて
どんなパンを売ってるか知らない人には
とても入りにくい店だけれど
私のように、はるばるハチャプリだけ食べに来る人がいるようで
お店に入って、店員のお兄さんと目があうと
すぐに、ハチャプリ食べに来たんでしょ?と言われた。
オーブンからでてきたばかりの温かいハチャプリを
食べやすく切ってくれるよう頼み、
お店を出てすぐにかぶりつく。
嗚呼、できたてほかほかの幸せよ。
ピザのパンのような大きめの平べったいパンの真ん中には
チーズと卵とバターが、これでもかって程入っているのだけれど
これが思ったより、ずっと軽くて
巨大なパンを、オットと半分こして
ぺろっと食べてしまった。
(そのお店のことを取材したYouTube(←クリック)で、
これでもか!とチーズを入れているところが見れる。)
ハチャプリの作り方は、こちら(←クリック)
ちなみに。
日本語でグルジアと言っている国名は
英語では、ジョージア と言う。
南部にあるジョージア州と一緒の名前である。
非常に紛らわしいため
とある機会で、グルジア人と一緒になった時
「ロシアの方のジョージア」
という言い方をしたら
グルジア人に、
ロシアって言うな!!
怒られてしまった。
グルジア人は、ロシアがキライなんである。
苦し紛れに
日本語では「グルジア」って言うんだけどね、
と言ったら今度は、
グルジアなんて、ロシア語の発音じゃないか。
変な名前で呼ぶな!
と、余計怒られてしまった。
現に、グルジアは
「グルジアと呼んでくれるな!」
と、日本政府に苦情を出したらしい。
どうやら日本政府は無視したようで
未だに名前は変わっていないけれど。