2013年6月30日日曜日

物々交換。






先日、ご近所のRさんに

我が家のラズベリーを

少しだけおすそ分けした。


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(濃紅、赤、オレンジ、黄色の4種類のラズベリー)



そうしたら

昨日、Rさんから

新鮮な、たまごをいただいた。



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Rさんのお嬢さんが

ニューヨークの山奥で

鶏やらアヒルやらホロホロ鳥やらを飼っているそうで。



ちっこいのが、ホロホロ鳥

茶色と白と(写真ではわかりにくいけれど)青いのが、ニワトリ

底にちょろっと見えている大きいのが、アヒルのたまご。



なんて贅沢で、幸せな物々交換であることよ。






2013年6月29日土曜日

世にもうまうまなチョコレート粥。





前日の日記に、

フィリピンのチョコレートの朝がゆの話を載せた。

チョコレートのおかゆというのに衝撃を覚えたけれど

チョコ中毒の私としては、やっぱりどうしても食べてみたい。

「Mちゃんのママのレシピが知りたい!!」

と、Mちゃんに頼んだら

特別な材料を送ってくれると言う。



近所に、フィリピン系の食料品店あるし、

探してくるからいいよー。

と、言ったのだけれど

Mちゃんは、

その食料品店には絶対にないから

と、言い張って

すぐに材料を郵便で送ってくれた。



ということで

昨日、Mちゃんが子供の時に食べたと言う

フィリピンのチョコレート粥

チャンポラード(champorado)を作ってみた。



送ってもらった材料というのがこれ。

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タブレヤ(Tableya または Tablea)というもので

カカオ豆を挽いて、少々のお砂糖と一緒に固めた物である。

直径は500円玉くらいの大きさ。



しかーし。これは、ただのタブレヤではない。



Mちゃんのおばさまが

フィリピンの知り合いのカカオ豆農場で

最高のカカオ豆を選んでもらってきて

タブレヤ職人の人にタブレヤにしてもらい

アメリカまで年に2回運んでくるのだそうで。



お店に売っている市販のタブレヤよりも香りが高く

ピーナッツ等の混ぜ物が入っていないという

恐れ多い純正タブレヤなんである。



まず用意する物はふつーの餅米。1合で4杯分くらい食べられた。

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それから、上記のタブレヤを砕いたもの。1合につき4つ入れた。

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そして、塩少々。(これはヒマラヤの塩)

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その他に必要な物は

水、コンデンスミルク、

そして、好みにより牛乳、砂糖である。



米がかなり水を吸うので、

水の分量は、3.5倍にしたけれど、

もっともっと多くてもいいかもしれない。

(Mちゃんのママのレシピでは

 「水は好みに合わせて適当に」なのである。)



日本のおかゆの炊き方とは違い

最初に、一つまみの塩を入れた湯を沸かし、

そこに餅米を入れて

弱火で静かにかき混ぜながら20分煮るのが正しい煮方。

私は、横着なので圧力釜で6分煮て、蓋を開けた。



お米が煮上がったら

砕いたタブレヤを入れ、

弱火で、しっかり溶けるまでよく混ぜる。

甘〜いのが好きな人は、そこで砂糖を入れるのだけれど

後で、コンデンスミルクをかけて食べるので

砂糖は入れなくてもよい。




タブレヤがしっかりとけたら、お椀に盛りつけて、

コンデンスミルクをまわしかけて、出来上がり。


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カカオの香りがとっても高くて

お米がもちもちしていて、

コンデンスミルクがよく合って

のたうちまわるほどうまうま!




暑いフィリピンでは、

このチャンポラードは、冷やしても食べるそうで。

キンキンに冷やすと、どちらかというとおはぎっぽくなって

おかゆ状態ではなくなるけれど

そこに牛乳をたっぷりかけて

コンデンスミルクをたらして食べると

素晴らしい夏のデザートに。




タブレヤが手に入らない場所では

タブレヤの代わりに、ココアパウダーを使ってもいいのだが

この味は出せないわよー。というMチャンの言葉に納得した。



ココアパウダーで代用する時には

お米1合に付き、大さじ6杯とか7杯とか

入れ過ぎなんではないか?という程入れるのがミソだそう。

(砂糖のたくさん入っていないものを使用すること。)

ココアパウダーではなくて、チョコレートを使用する時には

ダークチョコレートでなければならないとのこと。



ピーナッツの混ざっている市販のタブレヤは

ナッツ好きの人にはいいかもしれないけれど

私のチョコ中毒度を知っているMちゃんは、

濃い味が出ないので絶対に物足りない!と断言していた。



チャンポラードは、ツヨと呼ばれる

お魚の干物と一緒に食べる(←クリック)のが正式だそうで。

甘いおやつを食べた後に

塩辛いものが食べたくなるという気持ちはよくわかるので

そのうちツヨを探しに行って

ツヨ付きチャンポラードを試してみようと思っている。



フィリピンは、333年もスペインの植民地であったので

もともとあったアジアの文化に、スペインの文化や

同じくスペインの植民地であったメキシコの文化が

複雑に混ざり込んでいる。

植民地時代には色々悲しい歴史もあったようだけれど

チャンポラードは、そんな融合した文化の

小さなおいしいおまけなのであった。




















2013年6月28日金曜日

朝がゆ。





仕事先でランチをしていた時に

たまたま色々なアジア系の人々がたくさんいて

朝ご飯の話になった。



中国には朝がゆというものがある

という話から、

韓国にもあるよ、

日本にもあるよ

タイにもあるよ、

インドネシアも、

ベトナムもあるよ

と、皆口々に言い、

(現在、普段に食べているかどうかは別として)

アジア人は、お米の朝がゆの文化だね〜。

と、皆で納得した。



おかゆと一緒に食べるのは、

ピータンだったり、

お魚だったり、

お肉だったり、

お漬け物だったり、

国によって、色々なバラエティがあって

話が盛り上がった。



その話を、フィリピン系の友人のMちゃんに話したら

「私も、子供の時には毎日お米のおかゆだったよ。」

と言う。

「おかゆの付け合わせは、お魚の干物だった。」

と言うので、おおーやっぱりアジアだねーっ

同じだねーっと、2人で盛り上がった。



そして、Mちゃんが、

子供の時におかゆを食べている写真があると言って

メールで送ってきてくれたのだが…



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おかゆの色が黒いんである。

しかも。

Mちゃんの取り鉢のおかゆは黒くない。



Mちゃんに、

ねぇ、ねぇ、黒いけど…これ何味〜?

と何気なく聞いてみると…



返ってきた答えは



「チョコレート味。牛乳とか練乳とかかけて食べる。」



であった。



念のために、

「付け合わせは、お魚の干物だったよね?」

と聞いたら

「そうそう!おいしいよー。」

というお返事。



甘い物に

塩味の付け合わせというのは、

日本で、ぜんざいやお汁粉の付け合わせに

お漬け物が出てくるようなものなので

よーく考えて見ると

わかるような気がするのだが…



あー、びっくりした。


2013年6月23日日曜日

カナダ西部の野生動物




ということで、またまたカナダの話に戻る。



なかなか写真には撮れなかったけれど

カナダでは本当にたくさんの野生動物を見ることができて

動物大好きな私としては

大大満足な旅となった。



私の乗った長距離列車の車内紙には

丁寧に、列車の窓から見える動物の説明が

載っていて、非常に役に立った。



やはり、実際に見れたのは

「これだけの動物を見ることができますよ」

と書いてあるうちの、半分にも満たなかったのだが…




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なかでも、この動物 ↓ を見れなかったのは、非常に心残りであった。




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ロッキー山脈名物「サスクァッチ」さん



旅の終わりに、母が車内紙を眺めながら

「これは、いなかったわねぇ。残念だったわー。」と言ったら

オットは、「アー、スゴクチッチャイノガ、イマシタヨ。」と答え

母は「あらー、やっぱりいるのねぇ。」と、かなり喜んでいた。

この二人の会話はいつも怪しい…。









2013年6月22日土曜日

またもや長期計画。




4月に植えたアメリカ行者ニンニク(ramp)の花が

今、咲いている。



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北海道で、行者ニンニクを育てている方によると

日本の行者ニンニクは

葉っぱは、冬になるまで茂っているそうだけれど

我が家のアメリカ行者ニンニクは

葉っぱはすっかり枯れて溶けてしまい

まるで彼岸花のように、花だけが地面から

すっくり出ている。



私の育て方が悪かったのだろうかと

ちょっと心配したのだけれど

野生の物の花の写真を見てみたら

葉っぱはなかったので

アメリカ版の行者ニンニクは

どうやらそういうものらしい。



食としての人気が出てきたので

採り過ぎによる激減が心配されているそうだが

絶滅を防ぐためには

収穫は、生えている数の5〜10%以下

しかも、5歳以上の株のみに

抑える必要があるそうで。



我が家の庭で採れた行者ニンニクが

食べられるようになるのは

いったいいつになることやら。



ちなみに、ドイツ行者ニンニクの方は

日本の行者ニンニクのように

花が咲いている時にも

葉っぱは青々としているようである。










2013年6月21日金曜日

夏至のあじさい。




今年も夏至がめぐってきた。



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昨年、夏至のあじさい計画は

ちと、しょぼい感じに終わったので…

今年は張り切って

(というか、思い出したのは昨日だが)

東南にあじさいを吊るすことにした。



でもね、



部屋の東南には、

何かをつるせるような場所が

ないんですよね。



窓のところも

吊るすところはないし。



…と、窓を眺めていたら

吊るせるところが、あるぢゃないか。



ということで…





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部屋の東南にある窓の外に吊るしてみたんだが…

これって、やっぱり

部屋のじゃないとダメなんだろうか?


2013年6月17日月曜日

Stayin' Alive





生まれて初めて

人の心臓マッサージ(CPR)をした。



救命処置なんて

テレビや映画で見たことがあるだけで

習ったこともなかった。



救急コールセンターの人に

とにかく、上半身を脱がして

心臓マッサージをするように

そして胸を押しながら

大きな声で数えるように、と言われ

やり方はまったくわからなかったのだが、

頭の中に、映画の1シーンが浮かんだので

そのイメージで押したんである。



英語では、早く数えすぎないようにするために

数字の間に「one thousand」という言葉をはさんで

One one-thousand, Two one-thousand, Three one-thousand

というように数えるというテクニックがあって

それを、映画で見た記憶があったので

その通りやったのだ。



しかし、その間隔では遅すぎたようで

救急コールセンターの人に

もっと、もっと、早く数えて!と言われたので

言われるままに、早く数えながら胸を押した。



数えながら、わけがわからなくなってきて

30まで行ったら、その上の31がどうしても言えなくて

30を3回言った後

救急隊員の人が到着するまで

1から10をただただ繰り返した。



後日になって、救命士の資格のある人に

心臓マッサージをしたけれど

まだ、やり方がわからないと話したら

正しい方法を教えてくれた。



最近になって、

米国心臓協会が推奨している

正式なCPRの方法が変わったのだそうだ。

その方法は、

とにかく、Bee Gees の Stayin' Alive を歌いながら

それに合わせて押すというものである。






ちなみに、素人の人は

人工呼吸(マウス・トゥー・マウス)のことは考えずに

救急車を呼んだら、救急隊員が来るまで

とにかく、歌いながら歌のリズムで

胸の真ん中辺りを押し続けなさい

ということだった。



皆さんも、この曲を頭に刻み付けて

いざと言うときに、歌ってください。




2013年6月15日土曜日

古風な方。





道中、

オスプレイ以外にも

白頭ワシをたくさん見かけた。




Untitled (2013-05-24 23:00:35)

(かなり見にくいけれど、巣の上に

 向こうを向いている白頭ワシの親鳥の白い頭が見える。)



白頭ワシさんも、お魚が好きなので

水辺に巣を作ることが多いのだそうだ。

今まで勝手に

鳥や小動物だけを食べているのかと思っていたら

お食事の半分以上は魚だそうで。



これも、客室乗務員さんに聞いた話だが

オスプレイとは違って

白頭ワシの巣は、

枯れ木のてっぺんが多く

やっぱり、オスプレイとは違って

お家のデコレーションなんて

全然しないそうである。



オスプレイは

冬場には殆ど必ずトロピカルな場所で

バケーションをするのだが

白頭ワシは

食べるものさえあれば、

バケーションを取らないという方もいて

バケーションに行ったとしても

トロピカルな場所とは限らないらしい。



つまり、古風なんである。



鳥の世界にも色々あるようだ。




















2013年6月14日金曜日

オスプレイ





列車の旅の間

オスプレイをちょこちょこと見かけた。



別に、米軍がカナダで演習をしていたわけではなくて

オスプレイというのは

日本語で言うと

ミサゴとか魚鷹という鳥の名前なのである。



オスプレイは、羽を広げると

150〜180センチもある大型の鳥で

日本語で魚鷹と言われるように

お魚大好きな鳥なので

水辺に住んでいるらしい。



列車の客室乗務員の人の話によると

オスプレイは、

人工的な建造物の上に巣を作るのが大好きで

電柱やら、橋やら、鉄塔の上やら、

時には野球場の照明の上にまで

巣を作っちゃうのだそうだ。



送電塔やら、発電所で巣を作ってしまうと

危ないし、停電の原因になってしまう。



けれども、オスプレイは保護動物なので

巣を除去するわけにはいかない。

そこで電力会社は

巣が作られた電柱の横に

オスプレイ用のニセの電柱をわざわざ作って

オスプレイさんがお留守の間に、

こっそり巣を移動しておく

という涙ぐましい努力をするのそうだ。



実際に、オスプレイさん用らしき

ニセの電柱が、あちらこちらに立ってるのを見かけた。



オスプレイさんは

とてもオシャレなのだそうで

工事用のオレンジのテープやら

カラフルな材料やらを見つけると

それを使って、巣にするのだそうだ。



私が見かけた橋の上の巣も

カラフルな材料が使ってあった。



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(橋の中程の上に巣がかかっている。)




数年前、オスプレイの研究をしている人が

この列車を利用したそうで

客室乗務員のケイトリンちゃんが、

その人から聞いた話を話してくれた。



オスプレイは、一夫一婦制で

毎年、同じ巣を使うのだそうだ。

冬の間は、どこか南の方で過ごし

子育ての季節になると

同じ巣に戻ってくるのだそう。



そのオスプレイの研究者は

オスプレイのつがいに発信器を取り付けて

研究していたのだそうで

発信器のデータによると

そのつがいは、子育てが終わったある日

同じ日に

オットは、マイアミへ。

ツマは、メキシコへ飛び立った。

そして、次の年。

春になったら、それぞれ違う日に

メキシコとマイアミから飛び立ち…



まったく同じ日に、同じ巣へ戻ってきたのだそうだ。



「このお話、皆、嘘だーって言うけれど

 ロマンチックでよいお話だから

 私は、その人を信じるけどなー。」



ケイトリンちゃんは

そういって、ニコニコした。



ちなみに、ちょうどローカルの新聞に

オスプレイの話が載っていたのだが

それによると、オスプレイは踊り食いをするそうである。

親鳥は、魚を生け捕りにしてきて

ぴちぴちはねている魚を

ヒナのいる巣に放り込むのだそうだ。



私もオスプレイに育てられていたら

エビを怖がるなんてことは

なかったかもしれない。








2013年6月13日木曜日

野生の王国





列車は、自然の中を

比較的ゆっくり進んでいったので

たまに出てくる色々な動物を

窓から楽しむことができた。



動物が見えるたびに

車内はおおさわぎとなり

動物が見えたとおぼしき側に

カメラを持った人々が殺到する。




Untitled (2013-05-24 19:41:52)




私も、誰かが大声をあげるたびに

パブロフのわんこのように、

カメラを向けていたけれど

速度が遅いとはいえ、

列車の中から

動物を撮影するのは無謀である。



当然、情けない写真しか撮れなかった。



その情けない写真をご紹介したいと思う。



撮り損ねたエルクらしき動物の図

Untitled (2013-05-26 00:58:01)




ものすごく遠ーーーーーーーーくに見える

オオツノヒツジの群れの図

Untitled (2013-05-24 23:49:08)




ビーバーの巣を撮ったつもりの図

Untitled (2013-05-25 18:00:34)




そして…



「クマが出たぞー!!!」

という声に反応して反射的に撮った動物

Untitled (2013-05-25 23:54:56)

いや、これ絶対クマじゃないし。




2013年6月12日水曜日

水の色





列車は…

いくつもの川に沿って

ロッキー山脈の中を進んでいった。



川は、深くなったり、浅くなったり

広くなったり狭くなったりしながら

湖になったりしながら

ただただ流れ続けている。




フレーザー川は、途中に湖がないため

山を削って出来た砂が堆積せず、

雨が降っていなくても

砂がたくさん混じっていて

いつも濁流なのだそうだ。




Untitled (2013-05-24 19:50:15)




フレーザー川の一番狭い場所は

流れがあまりにも激しく

「地獄の門」と名づけられていた。



Fraser River Hell's Gate





フレーザー川とトンプソン川との合流地点では、

川の色が2色になり…




Untitled (2013-05-24 20:19:27)
(窓ガラス越しに撮ったため、残念ながらガラスの反射が紫色に写っている)



トンプソン川に入ってしまうと

水の色が完全に変わった。



Untitled (2013-05-24 22:52:29)




途中にいくつもある湖で

砂を落としながら進んでいくるので

水が澄んでいるのだそうだ。



そして



山から、何筋もの雪解け水が流れてくるのが

見えるようになると…



Untitled (2013-05-25 19:37:50)





その下のコロンビア川では

川は、雪解け水の不思議な色をしていた。




Untitled (2013-05-25 22:40:42)




そんな美しい川を下っていくボートを見つけた。



列車に乗っている人々は

喜んで、ボートの人々に手を振る。



手を振りつつ、

こんな急な流れを

下るなんて、無謀よねー。

なんて話もしたりする。




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私も、喜んで手を振ったり、

写真を撮ったりしていたのだが…

後で、家に帰ってきてみて

パソコンの大画面で見てみたら…




Untitled (2013-05-25 22:01:38)


ボートから落ちてる人々発見。




2013年6月11日火曜日

鉄子さんのカナダ。




バンクーバーにさよならを告げた後

ロッキー山脈を列車で旅してみた。



P5259180.JPG
(電車から身を乗り出してはいけません→自分)



1885に完成したというこの路線は

今は、主に貨物列車が走っている。



私の乗った旅客列車は

夏の間だけこの貨物の路線を借りて走る列車で

貨物列車を追い越し、追い越されしながら

ゆっくりと、ロッキー山脈を縫って行く。

単線部分が多いので

追い越される時には、停車しないといけないのだ。



アメリカもそうだけれど、

カナダの貨物列車も長い(←クリック)。

時には3キロ以上の長さにもなって

貨車の数も半端ではない。

長いだけに、速度も遅い。



途中、スパイラルトンネルという

らせん状のトンネルの中を

列車がぐるりと登る場所があったのだが

そういう長い貨物列車では

トンネルの出口から出てくると

トンネルに入っていく自分の列車の

お尻の部分が見えるらしい(←クリック)。



ニューヨークの近辺では

古い橋や鉄道は、アイルランド移民の血と汗でできている。

カナダを横断しているこの鉄道は

ブリティッシュコロンビア州の部分

つまり西側の部分は

1880年代に、主に中国人の移民によって

作られたのだそうだ。



歩くのさえ怖いような

恐ろしい崖の川沿いの

ロッキー山脈を行く路線。

1マイルにつき1人の犠牲者が出たのだと

車掌さんが言っていた。





2013年6月10日月曜日

本日の収穫。





本日早朝、ベリー類収穫時に…



IMAG2517




脳発見。




photo.JPG
(Cerebrum:大脳 Cerebellum:小脳 Pituitary gland:下垂体)




「食べる?」

とオットに聞いたら

「苺の脳ナンテ食ベタラ、狂苺病ニナリマス。」

と、言うので私が食べた。

頭がよくなるか、狂苺病になるか。




◆おまけその1

バンクーバーの日記も更新しました。


◆おまけその2

過去の変な収穫。





2013年6月9日日曜日

レストランにて。





とある人気のレストランの壁が…

こんな文字で飾られている。


IMAG2511


随分下手だし

美味っていう字の「味」の字の上がなんか変だし

赤くておどろおどろしいし…

誰やねん、こんなん書いたんは…

と、思いながら

眺めていたんだが…



少し眺めて、思いついた。




IMAG2511


ああ、これは、

にゃんこに違いない。



このお店は、お魚がおいしいから

そっと忍び込んで、お魚を失敬して

うまうまだったので

「美味」と、

壁に落書きをしていったのだろう。



ネコにしては字がうまいから許す。



◆ おまけ
バンクーバーのすごい飲茶の日記も更新しました。








2013年6月8日土曜日

本日の怪獣ケーキ



脱走未遂者、約1名


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転んじゃったのねん。


◆ おまけ

あざらしさんのお話の日記も更新しました。







2013年6月7日金曜日

大中小。



大盛り。

Untitled (2013-05-20 19:21:40)

(バンクーバーのマーケットにて)




中盛り。

IMAG2507

(ニューヨークのマーケットにて)




小盛り。

P6069394


(裏庭にて)











2013年6月6日木曜日

再会。





ほぼ6年ぶりくらいに…

バンクーバーで

感動の再会を果たした方。



Untitled (2013-05-21 21:28:53)

くろなめさん。



前回くろなめさんにお会いしたのは、

遥か彼方のアイルランド。

この方、

実はニューヨークにはいらっしゃらない。



このくろなめさんは、元々

ヨーロッパの方で

はるばるカナダの西海岸まで

移民をしてきたらしい。



やっぱり皆、カナダが好きなのね。



◆おまけ

バンクーバーでお会いした

他の珍しい方々の日記も更新しました。















2013年6月5日水曜日

本日のおおぼけ。





近所のスーパーで

ネギが大安売りだったのを見て

そういえば、

3月に初めて食べた「ネギ焼き」というものが

大変おいしかったな、と思い出した。



IMAG2224

3月に食べた、ネギ焼きの図



今晩は、ネギ焼きにしよう!と思い立ち

材料を買って家に帰り…



ふつーに、ふつーのお好み焼きを作って

わしわしと食べ…

お腹がいっぱいになってから…

そういえば、ネギ焼きにするつもりだった…

と、思い出した。



だめじゃん。



閑話休題。



ここ数年、USオープンテニスに凝っている。



もちろん、正統派の試合も大好きだが…

2010年に、ちらっと見た車椅子テニスに感動し…

2011年に車椅子テニスを見に行こう!

と思ったのに、雨が降ったので見れなくて

2012年は、パラリンピックの年だったので

車椅子テニスがなくて…

今年こそ見に行くぞ!!!

と、意気込んで

しっかり、車椅子テニスの予定にあわせて

USオープンの前売りチケットを買ったのだが…



なんとなく、どーも、おかしい。



何故、車椅子テニスのスケジュールが

USオープンのサイトに出てこないんだろう…

と、チケットを買ってから、不思議になり…

スケジュールをよーく見てみたら…



車椅子テニスは

遠い、遠~~~~~~~~~~~~~~~い

ミズーリ州のセントルイスで行われることになっていた。



だめじゃん。



たびささん、ダブルおおぼけ。



◆ おまけ

過去のおおぼけ




2013年6月4日火曜日

くわっかっかっかっかっか。





バンクーバーでアライグマを見ることは

できなかったけれど、



カナダには、

他にも見たい動物が

まだまだたくさん。



そのうちの1つは、オオアオサギさん。



オオアオサギさんも

アライグマさんと同じように

ニューヨークに住んでいるのだけれど…



お友達情報によると

バンクーバーの公園には

営巣地があるそうで。

しかも、5月は子育てシーズン真っ最中。



ああーん、そんなの見たことない。

オオアオサギさんは結構シャイな方なので

たまーに、見かけるだけでも得した気分になるというのに

その巣だなんて!!

絶対見たい、見たい。



ということで、ある晴れた爽やかな朝。

家族4人で、オオアオサギさん家族に会いに行った。



下の写真は、

アライグマさんがいるはずだった付近で

発見された、オオアオサギさん。




Untitled (2013-05-23 15:44:32)

(遠くに並んでいるのは亀さん達)



この方がいる場所は、

営巣地とはちょっと離れているけれど、よい兆しである。



友人によると、営巣地は、テニスコート前。

ということで、テニスコートを目指して

無駄に遠回りをしながら、てくてく歩いて行く。



目的のテニスコートについたので

その真ん前の木々の間に立って

見上げてみるけれど

なーんにも、いない。

巣らしきものも、まったくない。



とりあえず、テニスコートは4方あるし

どこの「前」なのかわからないから、

ぐるっと、回ってみたら…



反対側から

くわっかっかっかっか 

という大合唱が聞こえてきた。



すごい、すごい。

かなーり背の高い木の上に

少なくとも見えるだけで

何十という巣がかかっている。

巨大コンドミニアムになっているのだ。



残念ながら、木が高すぎて

うまく写真には撮れなかったけれど…

下から見ると、こんな感じ。


Untitled (2013-05-23 16:22:38)



次々と、親鳥が帰ってくるたびに

くわっかっかっかっか という

ヒナの大合唱が大きくなる。

巣から乗り出す頭も見える。



私がニューヨークで見かけるオオアオサギさんは

白サギさんと違って、本当にシャイな鳥で

ひと気のない、沼地や池に

いつも一人でぽつーんとしていて

ちょっとでも近づくと、そそくさと退散してしまうのに

初めてみたカナダの繁殖期の皆さんは、

オシャレなテニスコートの前で

巨大なコンドミニアムを作って住んでいるなんて。



忙しそうに出たり入ったりする親鳥さんやら

くわっかっかっかっかと大合唱するひな鳥さんやら

私の知らない部分のオオアオサギさんたちは

とっても幸せそうで

その幸せのお裾分けをもらった私たちも

いいものを、見たねーっと幸せな気分になった。



ニューヨークに帰ってきて

どうして、この辺りには巣がないのだろうと

ちょっと調べてみたら

普段住んでいるところと、繁殖地は分けているらしく

ニューヨーク州でも、北の方には

営巣地があることがわかった。



ニューヨーク州にある

巣のライブカムのサイトを見つけたので

ご紹介したいと思う(←クリック)

(2013年6月5日現在、元気なヒナが見られます。)





2013年6月3日月曜日

3度目の正直。



惜しい。(その1)

Untitled (2013-05-22 18:45:56)
ツーズノズ トラベル セソター



惜しい。(その2)

Untitled (2013-05-22 18:45:31)
ツーズソズ トラベル セソター



3度目の正直。

Untitled (2013-05-22 18:45:43)

シーズンズ トラベル センター

(英語と中国語にはセンターがないけど、とりあえず良しとする。)



バンクーバーの中華街にて。



◆ おまけ





2013年6月2日日曜日

今年のへなちょこブドウ。





今年こそは、

ブドウのことをちゃんと勉強して

剪定をきちんとして

おいしいブドウを育てるぞ…



と、去年誓ったよーな気が

しないでもないのだが…



あっという間に、秋が来て、

冬が過ぎて春が来て

国内外を行ったり来たりして

うっかり庭を放置している間に…



ブドウがのびのびと育ってしまった。


IMAG2487




まー、別に売るよーなブドウを育ててるわけじゃないし

のびのびと育ってくれて結構なんだが…



元々実の付きも悪いのに…

手の届かない場所に限って…





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↑ こーゆー実のつけかたをしてくださるのは…

よして欲しいと思う。



はい。もちろん、庭を放置した私が悪うございました。





2013年6月1日土曜日

ワトソン博士とアルファホレス。




35℃まであがってしまった昨日よりはましとはいえ、

本日も30℃越えの真夏日。



汗をかきかき、てくてく歩いて

二重らせん構造の発見者である

ワトソン博士の講演を聞きに行った。



失礼ながら、ワトソン博士がまだご生存とは

ぜーんぜん知らなかったのだが

85歳のワトソン博士

ひょうひょうとして

歯に衣着せぬブラックジョークをバンバン飛ばし

面白いのなんの。



今まで、教科書とかテレビ中とか、歴史上の

遠い遠い存在だった人物の生のお話を

同じ空間で聞くことができて

しかも、お腹を抱えて笑うような

楽しい出来事だっとは、

なんて、なんて、贅沢な体験をしたのだろうと思う。



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講演の帰りに、あまりの暑さにへろへろになり、

アイスコーヒーを買いに寄ったお店で

フロリダで食べてから

ずーーーーーーーーーーーーーーっと

食べたくて、食べたくて、恋しかった

愛しのアルファホレスを見つけた。



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フロリダで食べたものとは

少し味が違うけれど

(というより、フロリダでもお店によって全部味が違ったが)

ほろほろと崩れる柔らかいクッキー生地が

至福の味。



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ワトソン博士の講演を聞きに行かなかったら…

こんなに暑くなかったら…

愛しのアルファホレスは、見つからなかったわけで。



ああ、なんて幸せな真夏日だったことよ。



◆ おまけ

バンクーバーのエビ日記も更新しました。