2014年11月3日月曜日

本日の怪獣ケーキ屋さん(今更の報告)





そういえば、ハロウィーンには

新顔が出ていました(向かって左側)。




IMAG1238.jpg



幽霊?火星人?



2014年10月25日土曜日

みにみに。





私は、キュウリが大好きである。

カッパではないけれど

おやつにキュウリを食べてしまうくらい

キュウリが大好きである。



アメリカに住み始めてからずーーーーっと



イングリッシュ・キューカンバーと呼ばれる…

こういう ↓ キュウリを食べていたのだが。


IMAG1224.jpg



ここ数年、

こういう ↓ キュウリがたくさん出て来たので



IMAG1225.jpg



大変に気に入って、

しょっちゅう

おやつにポリポリ食べていた。



そうしたら今度は



もっと小さな、

こういう ↓ キュウリが出てくるようになった。


IMAG1219.jpg



嗚呼、キュウリが、どんどん小さくなっていく…。


2014年10月20日月曜日

2014年10月19日日曜日

もみの木のハチミツ。




ロンドンの市場でうろうろしている時に

ハチミツを売っている店のお兄さんに

話しかけられた。



色々な種類のハチミツは

ニューヨークでもよく見かけるので

さほど珍しいとも思わず

買う気等全然なかったのだが

話しかけられたので、つい立ち止まったら

「楢」と書いてある蜂蜜の瓶に目が停まった。



楢って、どんぐりの楢?と聞くと

そうだと言う。

「へぇ。どんぐりの木のハチミツなんてあるのねぇ。」

と、言うと

お兄さんは、

「こっちは、もみの木だよ。」

と、違う瓶を指差した。



「もみの木って、もみの木って、

 クリスマスツリーのもみの木?」

と、聞くと、そうだと言う。



もみの木って、花咲くの?

松かさみたいなのができるけど

あれ、花なの?

あそこに、ハチミツがあるわけ?



やたらと突っ込む私である。



お兄さんは、楢ともみの木をちらつかせて

私をおびき寄せたので、

それを売り込むかのと思いきや、

しなっと話題をかえて、

強行にアカシアのハチミツを勧めてくる。



しかし。

アカシアのハチミツは

アメリカでもよくあるハチミツで珍しくないので

もみの木のハチミツお買い上げ。

(楢も買いたかったが、大きな瓶しかなかったので断念。)




IMAG1217.jpg



もしかして、クリスマスツリーみたいな香りがするんだろうか

クセがあるんだろうか、なーんて思ってみたけれど

味はハチミツのお味。



クローバーやセージのハチミツの瓶を開けた時のような

濃厚なハチミツの香りはなく

案外あっさりとして食べやすい味であった。



2014年10月18日土曜日

キノコの季節。






とにかく市場が大好きな私。

ロンドンでも、市場をのぞいてみたら…



ちょうど、キノコの季節だった。




IMAG1148.jpg



アメリカで見て知っているキノコも…



IMAG1149.jpg



初めて見るキノコも…

おいしいそうなキノコがわんさか。

日本では見た事のなかった、

茶色のエノキダケなんてものもある。



残念ながら、ホテル住まいでは

キノコのお味見はできないなーっと思っていたら…



IMAG1173.jpg



その場でキノコをじゅーじゅーと焼いてくれる屋台発見。



IMAG1175.jpg



イギリスのキノコ、さいこーっ!!!





2014年10月17日金曜日

ぱりぱりポーク。





久々に訪ねたロンドンは

すっかりグルメの街になっていた。



古の太古の昔に訪ねた時には

インド料理やベトナム料理が

美味しかったという記憶はあるのだが

その他は、肉とじゃがいもと

くたくたに煮たグリーンピースや

芽キャベツの記憶しかない。



けれども今回は、

色々とても美味しいものを口に出来て

大変に幸せであった。



その中でも、とても気に入ったのが

ぱりぱりポークである。

中華料理屋の豚の角煮のようなものと、

青空市で買った豚のローストのサンドイッチに

たまたま豚の皮がついてきたのだが

それが、両方とも

ぱりっぱりに焼いて(揚げて?)あって

それはそれはうまうまだったんである。



ぱりぱりポークはあっという間に食べてしまって

写真がないので…


IMAG1195.jpg


ぺりぺりチキンの写真で、あしからず。

(本当の発音はぴりぴり。)









2014年10月16日木曜日

先週ロンドンで見つけた…




IMAG1126_1_1.jpg


くま付の辛子のビン。



前回の日本行きもそうだったが

まるで市内バスに乗るような勢いで

突然、飛行機に乗ってでかけて

ばたばたと過ごし

突然帰ってきたので

下調べをしていくとか

人に連絡するとか…

そういうことが、まったくできず。



そんな中で垣間見たロンドンは

大昔に訪ねた記憶の中のロンドンとは

随分変わっており…



なかなかおもしろかった。






2014年10月6日月曜日

ある秋晴れの日に。






とある、すばらしい秋晴れの日。


IMAG1107.jpg




てくてく歩いて

少し遠くのマーケットに行った。

このマーケットは

新鮮なお肉やお野菜やお魚なんかも売っているけれど…



IMAG1111.jpg




中には、カスタムオーダー専門らしき

凝ったケーキ屋さんが入っていて

今までに作ったケーキの写真が貼ってあったり

サンプルのケーキがショーウィンドウに飾ってある。



過去のケーキの写真は、まあ普通なんだが…。




IMAG1108.jpg




ショーウィンドウの中のサンプルケーキは

とても奇妙である。




IMAG1109.jpg




でも、これ ↑ なんかは、よくあるモチーフなので許すとして…



その隣に置いてある…



これ ↓ は、いかがなものだろうか?

IMAG1110.jpg






2014年10月5日日曜日

もみちゃんの奇跡。





今回の出張は、

長期だったにも関わらず

休みが殆どなかったに等しく

毎日、10時間以上働いていたので…



ちゅまらんということで

同僚が「もみちゃん」を買ってきた話は

以前、書いた



もみちゃんは、

皆に愛され、話しかけられ、いじめられ

職場のアイドルとして

チームの皆のストレスを吸収しながら

すくすくとは育ってはいなかったが

なんとか生きながらえていた。



何度も言うが

あんまりにも、仕事が忙しくて

それ以外のことは全然していなかったので

毎朝の塚ふぁん観察を除く

本当に、

もみちゃんに話しかけるくらいしか

娯楽がなかったんである。



まるで、廃人のようであるが

本当のことなんである。



そうして、

毎日、

毎日、

毎日、

毎日、

毎日、

毎日、

毎日、

もみちゃんに話しかけていたら…



その気持ちが

植物にも伝わったのか…

何だかよくわからないが…



もみちゃんが…



いや…



正確に言うと…



もみちゃんの裾野にいらっしゃった方のうちの

若干一名が…











動いた…。




ここ ←をクリックすると動くもみちゃん動画に飛びます。)

IMAG0973.jpg






2014年10月2日木曜日

つかの間の休日。





今回の日本出張では

かなり長期だったにも関わらず

たった1日しか休みが取れなかった。



そんな1日の休日。



浅草に行った。



久々の浅草では…



浅草寺の裏の浅草神社のそのまた裏の…




IMAG0996.jpg




お稲荷さんに行ったり…



色々とおいしいものを食べたりして

楽しんだのだが



大変にびっくらしたものを目撃した。



それは、



途中で寄ったお店においてあった…




IMAG1003.jpg


水で戻すと、お相撲さんとかお金の形になるという

昆布。



ではなくて。



それは…



産まれて初めて目撃した…




IMAG1000.jpg



群馬県産の巨大こんにゃく生芋。



写真で見ると、それほど迫力ないのだが

生で見ると

いやーっでかいっ! ど迫力。

こんなにでっかいこんにゃく芋があるとはっ!!!




ということで




日本での、つかの間の休日は

こんにゃく芋をじろじろ眺めることで

過ぎていったのであった。



おしまい。


2014年10月1日水曜日

ニポンの文化。 ころころ編。






今回、日本で楽しんだものたち。




ころころの…

IMAG1014.jpg

紀文堂のうずらカステーラ。



ベビーカステラみたいなものだけれど

スーパーで買ってくる

いつ作ったんだかわからないような袋入りと違って

作りたてで、まだほんのり暖かいのが

食べられるというのが、最高に贅沢な気分。




それから



ころころの…

IMAG1067.jpg

たこ焼き。



残業帰りに、お夜食に買ったけれど

全然足りなかったので

2パック買えばよかった…。

いや3パックも軽くいけたかも…。



そしてそして



ころころの…

IMAG1045.jpg

桃。



ナイフがなかったので

ホテルにあった湯沸かしポットのお湯で

がんばって湯剥き。



最後に…



ある意味ころころの…

IMAG1062.jpg

相撲チョコレート。



枡席でしかもらえないというチョコを

特別にわけていただいたら

行司さんどころか

呼び出しまで入っているのがレアであった。








2014年9月30日火曜日

どなどな。




先月。



銀座で、腕時計のバンドを探していて…



こんなもんを見つけた。




IMAG1006.jpg




さすが日本。



松坂牛の腕時計バンドである。



ついつい、店員さんに

「やっぱり霜降りなんですか?」

と、余計なことを聞いてしまう私である。



そんな、余計な質問にも

丁寧に答えてくれる銀座の店員さん。



松坂牛というのは、脂がのりすぎているので

元々、革製品には向かなかったのだそうだ。

それを、特別な加工の方法で使えるようにしたのがこの製品。

脂がのっているので、素晴らしい光沢が長持ちし

噛めば噛む程味が出るというか

使えば使う程良さがわかるんだそうだ。



しかも、さすが松坂牛。

牛ごとの番号が

腕時計に刻み込まれていて

誰が育てたどの牛なのかが

一つ一つわかるのだ。



うーむ。



ということで、とある製品の番号を

試しに、検索してみた。



バンドになった牛の名前は「さちこ」さん。

お父さんは、「川幸」さんで

お母さんは、「ふゆみ」さん。

妙に人間っぽい名前の牛達である。



ほっほー。

名前や生年月日や農家さんがわかるのか。

それだけじゃなくて

と畜日やら、食べ物、顔までわかるので

妙に現実を帯びていて生々しい。



どなどなどーなーどーなーーーーー♪

と歌いたい気分である。



名前や経歴がわかってしまうと

突然、かわいそうだと思うのは、

ひじょーに虫がよいと思うのだが…



やっぱり、さちこさんの目が

どなどなしていたので…



結局、どこの牛の皮かわからない製品を購入した

大変、現金な私であった。

(いや、松坂牛、高かったのでどうせ買わなかったんですが。)






2014年9月29日月曜日

皇居のお散歩とイチョウの木。





先月、産まれて初めて

皇居の周りを一周してきた。



時差ボケのせいで

やたら早く目が覚めるので

だったら、お散歩してこよう

ということになり…

朝5時に出かけたんである。



その後、仕事があったので

疲れたら仕事にならぬ

ということで、ジョギングではなく

ただのお散歩である。




IMAG1038.jpg



あちこちで、いちいち銅像を確かめたり

碑を読んだり

イギリス大使館とか、色んなところを覗き込んだり

きょろきょろしながらのお散歩だったので

5キロを一周するのに

2時間半もかかってしまった。



面白かったので

もう一度行こうね

なんて話していたのだが…



デング熱騒ぎが起きた後

出張中に熱を出されては大変だし

アメリカにデング熱を広めても困るということで

お堀や茂みに近づかぬよう命令が出てしまい…

その後は二度と

公園やら皇居周りを歩くことはなかった。



そんなお散歩中に

「震災イチョウ」というものに出くわした。

関東大震災の焼け野原に生き残ったイチョウを

皇居のお堀の前に移植した、というイチョウである。



樹齢は推定150年、関東大震災から90年。

なかなか見事なイチョウだった。



そういえば、日比谷公園にも

移植したというイチョウがある。

そのイチョウは「クビカケ イチョウ」と呼ばれていて

縁起でもない名前のイチョウぢゃな。

と気味悪がっていたのだが…



今回、やっぱり

早朝に日比谷公園をふらふらしていて

たまたま説明書きに行き当たった。

そうしたら…   ↓


IMAG0982.jpg



ということであった。

でもやっぱり

紛らわしい名前ぢゃな。






2014年9月28日日曜日

みょうがばたけ。




前回の冬は、本当に厳しくて

枯れてしまったものが

とてもたくさんあったので

ミョウガが冬越えできたかどうか

とても心配であった。



ミョウガは、普通日本では

もっと暖かい地域で栽培しているものだからである。



しかし、そんな心配はよそに

大変に豊作であった去年より

今年はもっと大豊作であった。



しかし

一番ミョウガの採れる時期に

うっかり日本で缶詰になっていたので

帰国したら…



ミョウガ畑は…



見事に…




IMAG1113.jpg




ミョウガのお花畑になっていた。



それでも、残りのミョウガをかき集めて…




IMAG1115.jpg


ただいま、酢漬け作成ちう。






2014年9月25日木曜日

ニポンの文化。 その3





日本出張中に、服がほころびてしまったので

ホテルの人に頼んで、

簡易お裁縫キットを持ってきてもらったら…



最近の簡易お裁縫キットってすごいんですね。




IMAG0981.jpg




いやーん。

針に、糸が通ってるーーーーーーー!!!!



ものすごい、おもてなしだー。



結局、赤と白と黒の糸じゃダメだったので

コンビニで別にお裁縫キットを買ってきて

自分で、糸を通したので

役には立たなかったのだが、

とりあえず、とても感動した。









2014年9月24日水曜日

ニポンの文化。 その2





今回、日本滞在中

缶詰になっていた

某オフィスビルの1階に

おしゃれなカフェがあった。



一度、そこで

同僚達と一緒にランチをしたのだが…



そこのカフェ…

ただの普通のカフェで…

いや、本当に、

本当に、普通のカフェだと思ったんだが…




食事の下に敷く…

日本語で言うと、ランチョンマットというのか…

それが…



IMAG0978.jpg



↑ こんな、マットだった。



あんまりウラシマなので

知らずにうっかり間違えて、

キャバクラに入ってしまったのか?と思って

皆で、ウェイトレスをじっくりと観察してみたのだが

特に、ミニスカートを履いているとか

ものすごく、かわいい子ぞろいとか

そういうわけでもなく…

本当に普通のウェイトレスの方々で…



お客さんの方も観察してみたが…

仕事の打ち合わせをしている男性の方とか

ランチをしている普通のOLの方々とか

そんな方々ばかりで…



このマットのおかげで

確かに、いろんな女子を

じっくり観察はしてしまったのだが

楽しかったかどうかは、よくわからなかった。




2014年9月23日火曜日

ニポンの文化。 その1





日本に住まなくなって久しいので

すっかりウラシマたびさな私である。



ウラシマな状態で帰ってくると

色々なことが新鮮で

なかなか面白い。



今回、たまたま泊まったホテルと

通っていたビルの間に

宝塚劇場なるものがあって…



うわさには聞いていた

「塚ファンの出待ち、入待ち」なるものを

産まれて初めて目撃してしまった。



私は毎朝、

7時半やら8時過ぎにホテルを出ていたのだが

本当に毎日、塚ファンの方々が

朝もはよから、びしっと並んで…

しゃがんでいらっしゃるのには、びっくりした。



おそろいのジャケットやら、

スカーフをつけていらっしゃる方も多く

その上、皆さん大変にお行儀がよくて

ちゃんと歩行者が通れるように道をあけている。



リーダーの方が出てきて手をあげると

皆さんそろって、ざざっと立ち上がるのも

非常におもしろかったので…



ビデオ電話で、ニューヨークに向けて

実況中継してしまった…。

(塚ファンの皆様ごめんなさい。)



IMAG0980.jpg




「スターがくるから、皆立つんだよ。」

と、説明していたら

アメリカ人のみなさんに

「何故みんな最初に、しゃがんでいるのか?」

と聞かれたが

そんなこと知らんがな。




2014年9月22日月曜日

ということで





突然はじまった日本出張も…

突然終わり…

ただいま、ぬーよーくで

時差ぼけと苦戦ちう。




IMAG1077_1.jpg

新聞の山の記念撮影(国会議事堂をバックに)




2014年9月13日土曜日

おもてなし その2





大変興味深いサービスのホテルに

泊まっていることは、

数日前に書いた。



ここのホテルの体を洗うボディタオルは

なかなか具合がよいので、気に入っていて

毎日干して、第一日目から

同じものをずっと使っている。



シャワーキャップも、典型的なホテルの

へなへなのビニールのシャワーキャップだけれど

もったいないので、干しておくと

そのまま、ずっと干してあるので

ずっと同じものを使っている。



んが。





IMAG1065.jpg



スリッパだけは、毎晩帰ってくると

新しいものと取り換えられている。



同じホテルの他の部屋に泊まっている仕事仲間に聞いたら

その人は、1か月以上

一度も取り換えられていないとのことなので…



これはもしかして…



私の足だけ、特別に臭いぞ!

とでもいう、メッセージなのだろうか?







2014年9月12日金曜日

もみちゃん。





とうとう、仕事仲間が

アメリカに帰ることになった。

もみじのもみちゃんを買ってきた

仕事仲間である。



彼女は、もみちゃんを

アメリカに連れて帰りたかったのだが

諸々の事情で難しいということで…



私の従姉のところに

養子にもらわれていくことになった。



もみちゃん、かめ子さんと

元気で楽しく暮らすんだよ。




140911_1454~01.jpg



私は、居残り組に組み入られ…

もみちゃんがいなくなって寂しいので…



オフィスで…


IMAG1029.jpg



かいわれを撒いてみた。



IMAG1047.jpg

お行儀の悪いかいわれの図。











2014年9月9日火曜日

おもてなし




東京滞在も、予定よりすっかり長くなり…

どのぐらい、ホテル住まいが続いているかというと…

このくらい↓


IMAG1050.jpg



このホテル、

今まで各地で泊まってきたホテルにはない

不思議なサービスがある。



上記の新聞がどんどんたまるサービス以外にも…



使った紅茶のティーバッグを

カップに入れたまま出かけて

帰ってくると…




IMAG1059.jpg



紙ナプキンでそれを隠してくれるサービス

なんてのがある。



同じホテルに滞在している仕事仲間も

モンカフェを使っておいておいたら

紙ナプキンで隠してくれていたと言っていた。



やっぱりこれは

もったいないの精神に基づく

「お・も・て・な・し」なのだろうか?






2014年8月25日月曜日

諸々。





出張でゴジラの国に来ている。


IMAG0960_1


大変眺めの良いオフィスにいるのだが

オフィスの中は殺風景であるし

朝から晩まで休みなく、週末も返上で

いつまでたっても仕事が終わらなく

遊びに行くこともできないので

ちゅまらん。

ということで、仕事仲間が…


IMAG0961


盆栽を買ってきた。



そうしたら、クライアントがやってきて

「葉っぱが赤くなるころには帰れるかな?」

とか、

「クリスマスになったら、ツリーの代わりにして皆でお祝いしようね。」

とか言いだす始末。



短期の出張のはずなのに

鉢植えなんて買うから

根付いちゃいそうぢゃないか。



2014年7月9日水曜日

国税局の思ひ出  最終回



これまでのお話

その1

その2

その3

その4



「裁判で証言してもらう事になるかもしれない。」



FBIの捜査官はそう言ったが

相手はマフィアである。

FBIの証人保護プログラムのお世話になるのはイヤです。」

私はすぐにそう答えた。



FBIの捜査官も国税局の捜査官も

証人保護プログラムのめんどくささはよくわかっている。

しかも、私はアメリカ人ではない。

私はアメリカにも日本にも家族がいて

行き来する生活を送っている。

何かのテレビ番組のように

「名前を変えて一生、アメリカのどこかで、隠れたまま過ごす。」

なんてことが簡単にできるわけではないのだ。



結論から言うと

私は裁判には出なかった。



その後程なくして

「LP氏が、脱税で逮捕され

 追徴金を数億円払った」

という記事がニューヨークタイムズ紙に載ったのを読んだ。



その記事によると

私がアパートを出た直後に

その建物で一酸化炭素事件というものがあったのだそうだ。



メンテナンスの怠慢により、一酸化炭素が漏れ

アパートの建物全体に充満し

救急車で運ばれた人が出て

住民全員が避難したという事件である。



この事件で、LP氏は

ローカルの雑誌で

ニューヨークの悪人大家トップ10に選ばれたそうだが

結局、いつものように法律をうまくかわして

大したお咎めなしで終わっていたらしい。



ただ思うに、この事件で

実際の住民の名前などが明るみに出たため

脱税による逮捕の捜査の糸口が見えたのかもしれない。



死者は出なかったとはいえ

一酸化炭素事件の犠牲者の中には

私が当時仲良くしていた人々も含まれていた。



もともとキューバ難民が多かったその地域は

人懐こい人々がたくさん住んでいて

学校の行き帰りに、よく立ち話をしたり

キューバの料理を教えてもらったり

イヌの散歩に一緒に行ったり。



引っ越してからは疎遠になってしまっていたけれど

そんな彼等が、危うく死ぬところだった、

そして、私がもう少し長くそこに住んでいたら

私も、危うく死ぬところだったと思うと

本当にぞっとした。



大家がその後、どうなったのかは知らない。



私が住んでいた当時は

庶民ばかりの住む下町だったけれど

その後、その通りは不動産の高騰ですっかり高級住宅地になり

その建物は、綺麗に改装されて

高級マンションとして売りに出された。




IMAG0781.jpg




この事件のことは、しばらくはあまり人には話さなかったのだが

友人Mちゃんにだけは

国税局の捜査官と会ったら、オットの顔を知っていた話をしていた。

Mちゃんは、

絶対にD氏がちょくちょく盗聴をしているに違いないと言い、

私に電話をかけてくるたびに

「Dさーん、お元気ですかー、今日も聞いてますかー?」

と、言うようになった。














2014年7月2日水曜日

国税局の思ひ出 その4




これまでのお話

その1

その2

その3





私が学生時代に住んでいたそのアパートは

たぶん1920年代に建てられた建物で

天井が高くて暖炉があり、

日当りも風通しもよい、居心地のよいアパートだった。



アパートの居心地は良かったけれど、

建物の手入れの状態はあまりよくなく

しょっちゅう、色々な問題が起こり

大家とのトラブルは日常茶飯事だった。



私は、不動産屋をやっている友人がいたので

色々と入れ知恵してもらっていたこともあり

問題がある度に、かなり強気に大家と交渉し

決して、泣き寝入りはしなかった。



大家は、別の場所に住んでいて

家賃は小切手を郵送していたし

日常的に会うのは管理人さんであったので

大家さんそのものに普段会う機会というのは全くなかったのだが

その強気の交渉の時に、私は大家のオフィスを訪ね

顔を見ていた。



私が保管していた、アパート関係の書類には

そんな交渉の記録もすべて入っていた。



FBIのF氏は、私の持っていった書類に目を通し

私に、1枚の写真を見せた。

その写真には、私が見たことのある大家の顔が写っていた。



これが、LP氏。

キューバのマフィアだ。

F氏は言った。



知らぬが仏とはよく言ったもので

私は、マフィアとは知らずに

果敢にも、大家にガンガンに文句を言っていたのだった。



ご多分にもれず、LP氏は

法の網目をかいくぐるのがうまいらしく

どうしても、大きな犯罪の尻尾をつかめない。

そこで、マフィア逮捕の常套手段である

脱税容疑で逮捕しようしているのであった。



私に白羽の矢が当たったのは

私が、運転免許やら、学生証等を

そこの住所で作っており、

その記録があるにも関わらず

監査時に押収したアパートの賃貸リストには

私の名前が見当たらなかったかららしい。



ニューヨークには、

端的に言えば、

「かなり昔から住んでいる人々の家賃を勝手に上げてはいけない」

という特別な法律がある。

この法律のために

新しい住民が30万円の家賃を払っている隣の部屋で

昔からの住民は8万円の家賃を払っているというような

そういう現象がおこる。



その大家は、昔から住んでいた人々が

そのまま住み続けているように見せかけて

新しい住民から取った家賃の差額を

自分のポケットに納めていたらしい。



その、脱税対象になった住民は何人もいたのだが

大家に実際に会ったことのある人物、

そして、その記録を全部残していた人物は

私以外にはいなかった。



「裁判で証言してもらう事になるかもしれない。」



と、FBIの捜査官は言った。



マフィアの裁判なんかで証言したら

逆恨みに何をされるかわかったもんじゃない。

そんなのは、まっぴらごめんである。




つづく


IMAG0779.jpg

ただいま、庭のラズベリー、食べ放題中。


2014年7月1日火曜日

国税局の思ひ出 その3





これまでのお話

その1

その2




D氏は、私が契約書やら支払済小切手やらを

保管しているかどうかを聞いた。

そのアパートに住んでいたのはずいぶん前のことだったけれど

そのアパートに関する書類は

全部、同じフォルダーに突っ込んだまま

ファイルキャビネットに入れてあるはずだった。



私がうなずくと、

FBIの捜査官も交えて話を聞きたいので

次の週に連邦ビルの中にある

国税局に出頭して欲しい。

と言った。



国税局の事務所で会うということは

つまり、D氏は本物の

国税局の捜査官だということである。



それにしても

FBIとは大げさなこってある。



次の週、約束の時間の20分前に

連邦ビルに出頭した。



1階で、セキュリティーチェックを受け

指定された階まであがり

エレベーターが開くと

ずいぶん早く着いてしまったというのに

D氏が、目の前に立っていた。



セキュリティチェックを受けた時に

行く部署を申告したわけではないので

D氏は、セキュリティカメラかなにかで

私が来るのを見張っていたに違いない。



スターバックスには何人もの人物が出入りしていたのに

オットの顔が一発でわかったのも

私の顔を知っていたのも

全部、何らかの方法で調べていたに違いない。



自分の犯した犯罪ではないとしても

自分の一挙手一投足が見張られているというのは

何とも気味の悪いことだった。



D氏は、FBIの捜査官だというF氏を紹介し

小さな取調室のようなところに私を連れて行った。

F氏もこれまた絵に描いたようなFBIの捜査官だった。



取調室は、机と椅子がおいてあるだけだった。

人物といい、取調室といい

なんだか、本当にテレビで見るものにそっくりだったので、私は

「人の格好も、場所も、テレビか映画みたいですねー。」

と、ものすごく余計な事をブツブツいいながら、

中に入って、勧められた椅子に座った。



もちろん私は、少しは緊張はしていたけれど

相手が、本物の国税局の人であることや

自分に関する捜査ではないことで安心して

いつもの自分に戻っていたのである。



私は思い切りニコニコしながら

「エレベーターの前で待っていらっしゃったりするし

 オットが来る事も知っていらっしゃったし

 私の電話、盗聴してました?」

と、かなーり余計な事を聞いてみた。



D氏は、にこやかに笑って

「義務を果たしているだけですよ。」

と、言い、それ以上のことは言わなかった。



D氏は、取調室の近所にいた女性に

コーヒーを持って来てくれないかと頼んだが

その女性はとても忙しかったのでツレなくされ

しょうがないので、自分でいそいそとコーヒーを入れて

「僕は、ここでは権力ないんだよねー。」なんて言いながら

私と、FBIのF氏に持って来た。

そんな様子も、どっかのテレビ番組の

しょぼくれた刑事さんのようだった。



D氏は、コーヒーをおきながら

その前の日に話題になっていたニュースについて話し始め、

私と、F氏と、D氏は、しばらく雑談をしてから

やっと本題に入った。



「あのアパートの大家を逮捕する予定なんだけれどね。」



つづく



IMAG0783.jpg

今年のアジサイの図。














2014年6月27日金曜日

国税局の思ひ出 その2






これまでのお話は、こちら



トレンチコートの男性達は

オットと握手をすると

私に手を差し出した。

「来てくださってありがとう、スミス夫人。(仮名)」



握手をしつつ、私の全身には鳥肌が立ち、

心臓がばくばくしていた。



私は、オットがくる事を

D氏には告げていなかったのだ。



けれども、D氏は、

オットが来ていることに驚かなかったどころか

オットの顔も、私の顔も知っていたのである。



D氏というのは一体誰なのか。



D氏とそのパートナーだという人物は

国税局の捜査官であるというバッヂを取り出して

私達に見せた。



テレビの中では、捜査官がバッヂを見せると

水戸黄門の印籠のような効果を発揮して

それを見た人物は、反応をするのだけれど

それが本物のバッヂかどうかなんて、

ちらっと見ただけではわからないし

大体じっくり見たって、素人にはわかるはずがない。



100歩譲って、彼らが本物の捜査官だったとして、

家ではなく、外で会ってもいいと言ったところをみると

切羽詰った強制捜査ではないのだろう。

私は脱税はしていなかったし、潔白のはずである。

それでも、あまりの不安に

心臓が、喉にひっかかっているような気分だった。



D氏はゆっくり話し出した。

「○○年から○○年にかけて、アッパーウェストサイドの

 ◆丁目の◆番地のアパートに住んでいましたね。」

D氏は、私に家賃をどのように支払っていたか、

大家に会った事があるか等々の

いくつもの質問をした。



そのアパートは、学生時代に

友人と2人で借りて住んでいたアパートだった。

私は、家賃は小切手で払っていたこと、

大家とは、1度会ったことある事など

時々、オットの顔を見ながら、ゆっくり説明した。



つづく。



IMAG0255.jpg

全然関係ないクラゲ電灯。


2014年6月26日木曜日

国税局の思ひ出。






少し前に国税局を語る詐欺から電話があったことを書いた。

詐欺防止(?)等のサイトを見ると

国税局から電話がかかってくることはないので

国税局から直接電話があったら、詐欺だと思え

のようなことが書いてある。



しかし、私は以前

国税局から直接電話を受け取ったことがある。



それは、10年程前のことだった。



銀座の交差点を歩いていたら

携帯電話に、アメリカのオットから電話があり

国税局から私宛に電話があったので

今、日本にいると伝えたら

帰国し次第連絡をするよう言われたという。



不安でいっぱいになりながらアメリカに帰国すると

すぐに向こうから電話があった。



国税局の捜査官のD氏が、

今から家に来るという。



その日はオットは仕事で家におらず

国税局とはいえ

知らない人物を家にあげるのは嫌だったので

近所のスターバックスで会いましょうと答えた。

D氏が快諾したので、電話を切ったが

それでもやっぱり不安である。



オットに電話をして、スターバックスまで来れるか聞いたら

仕事が忙しいので、家の近所のスターバックスは無理だが

会社の入っているビルの1階のスターバックスだったら

時間が取れるというので、

私は折り返しD氏に電話をし、

場所を変えたいと申し出た。

理由も何も告げなかったが

D氏は、簡単にそこでいいですよというので

1時間後に、そのスターバックスで会う事にした。



1時間後、オットの会社の前でオットと落合い

一緒にスターバックスまで行った。

私は、鞄から何かを取り出そうとしていたので

少し、オットから遅れて歩いていて

ドアを開けて、最初にスターバックスに入って行ったのは

オットだった。



オットがスターバックスに入って行くと…



ドアの正面に座っていた

テレビドラマみたいなトレンチコートを着た

2人の男性が立ち上がり、

手をオットに差し伸ばして言った。



「こんにちは、ジョン・スミス(オットの仮名)さん。」



つづく。



父の生家のお茶の間でコーヒーを飲む人々。
これは、日本のスターバックス


2014年6月25日水曜日

もーにんぐ。






名古屋でモーニングをしようということになった。



名古屋の喫茶店では、コーヒーを頼むと

コーヒーの値段で、

朝はモーニング(普通はトーストとたまごくらい)

昼間はピーナッツ等ちょっとしたお茶請け(?)がついてくる。



私は名古屋に住んでいたけれど

当時は喫茶店に行くような年齢ではなかったので

このモーニング文化というのをあまり知らない。



ということで、

本当は豪華なモーニングのお店に行ってみたかったのだけれど

諸事情があって、駅の近所にしかいけなかったので

ふつーのモーニングの店に行った。



最初はモーニングセットを頼もうと思ったのだが

時差ぼけのせいで、朝からやたらと空腹だったのと

トーストについてくるという

マーガリンやら、妙に赤いイチゴジャムが

あまり魅力的に思えなかったので

モーニングはやめて、

サンドイッチとコーヒーを頼んだ。



IMAG0714.jpg




サンドイッチを頼んだのに

コーヒーにお茶請けがついていたのは

それほど驚きはしなかったのだが



サンドイッチを頼んだのに

ウェイトレスさんに

「モーニングおつけしますか〜?」

と、聞かれたのには驚いた。



もしかしたら、

サンドイッチとトーストとタマゴを食べる人というのが

いるのかもしれないと、きょろきょろしてしまったが

タダのモーニングがあるというのに

朝から、わざわざお金を払って

サンドイッチを頼んでいるような変人は

私ぐらいしかいなかった。





2014年6月20日金曜日

成田空港にて







お子様ランチに対して…

おとな様ランチというものが存在するということは…


IMAG0749.jpg






つまり…





IMAG0750.jpg



成人喫煙者用があるということは…

子供喫煙者用も、どこかにあると…

いうことでしょうか。